【街と田舎】
愛知県知多の阿久比に、一人で一日10万円売上げる女美容師が居る。
正確には、パートのアシスタントも居るらしいが、この御時世一人で一日10万円売上げってのは驚異的だ。
そんな噂を耳にしてから3年、あれからどうなったか?
阿久比在住の同業者に聞いてみたら「あの子、ビル建てましたよ。そのビルで美容室、エステサロン、ネールサロン、ベッドスパなどトータルビューティーでやってます」って。
スゲえなぁ~。
話を聞く限りその美容師さんは、30代の女性らしい。
10年ほど前から流行ったキャバ嬢ヘアーをいち早く自分がやったら、地元の女の子達が押し寄せたらしい。
「名古屋まで行かなくても地元の美容室で出来る」ってのがウケたらしい。
当時カット、カラー、エクステで30000円。一日3人+αで10万円売上げ可能だ。エクステならアシスタントに任せれば可能。自分はカットとカラーだけやれば良い。
一日3人、カットとカラーならラクラクだ。
ここでキーワードが「適度な田舎」ってことだ。
そこそこ人口はあるが、街はイマイチ。
オシャレする美容室は、名古屋まで出かけなければならなかった地元の女の子はウケたのだ。
そんな田舎の美容室のスタッフが流行のファッション、髪型をしていたら「一度あの店に行ってみよう」と思うだろう。「ギャル」っていう分かりやすいジャンルも幸いしたと思う。
いわゆる地元の「カリスマ ギャル美容師」な訳だ。
また田舎は持ち家率が高く、家賃や駐車場代がいらないから、そのお金を美容代に費やすことも可能だ。
僕の店は名古屋でも熱田区の下町、お客さんのキャバ嬢もスエットにクロックスで来店する。僕が「もうちょっとオシャレしてこいよ」っていうと、「いいじゃん地元だし、どうせここは石井さんしか居ないんだから」って。
栄や名駅の美容室にはスエットでは行けないから地元の方が便利という訳だ。
「店を出すなら街中に」との考えの盲点かもしれない。
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