広島・原爆ドーム:台湾TV記者「恐ろしさ理解できた」
毎日新聞 2014年12月10日 18時27分
ジャーナリズムを通じて国際理解・交流に取り組む「坂田記念ジャーナリズム振興財団」(川島慶雄理事長)の招待事業で来日している台湾のテレビ局「民視」の相振為(シアン・チェンウェイ)記者(29)が10日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆資料館を見学し慰霊碑を参拝した。
相記者は「廃墟と化した原爆ドームや資料館の展示を見て、広島でいかに恐ろしいことが起きたか理解できた」と話した。母親の胎内で被爆した三登浩成さん(68)とも交流し、「核兵器は悪でしかない。二度と使用されてはならないと痛感した」と述べた。【吉村周平】