秘密保護法:「施行は拙速すぎる」福岡の弁護士ら廃止訴え

毎日新聞 2014年12月10日 19時56分(最終更新 12月10日 20時01分)

特定秘密保護法の廃止を訴える県弁護士会北九州部会の弁護士ら=北九州市小倉北区のJR小倉駅で2014年12月10日午前11時59分、田中韻撮影
特定秘密保護法の廃止を訴える県弁護士会北九州部会の弁護士ら=北九州市小倉北区のJR小倉駅で2014年12月10日午前11時59分、田中韻撮影

 特定秘密保護法が施行された10日、福岡県弁護士会北九州部会のメンバーらが、北九州市小倉北区のJR小倉駅前で同法廃止を訴えた。

 抗議活動には、部会の憲法委員会に所属する天久(あめく)泰弁護士ら10人が参加した。「秘密保護法の廃止を」と書かれた横断幕を掲げ、通行人に「国民の知る権利を否定するこの法律は、戦争への道につながります」と書かれたビラ約400枚を配った。

 天久弁護士らはマイクを握り「国民議論が十分になされず、施行は拙速すぎる」と非難。「法律によって国の重要な情報から遠ざけられ、国民は主権者ではなくなり、国に支配されてしまう」と訴えた。【田中韻】

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