秘密保護法:「知る権利脅かす」京都の弁護士が抗議ビラ
毎日新聞 2014年12月10日 21時00分(最終更新 12月10日 21時14分)
京都市下京区の繁華街・四条河原町では10日夕方、京都弁護士会(松枝尚哉会長)のメンバー10人が、「私たちの知る権利を脅かす秘密保護法に反対します」と書かれた横断幕を前に、抗議ビラを配った。用意した230枚のビラは約20分でなくなった。小笠原伸児弁護士は「知る権利を侵害する特定秘密保護法は、国民主権の根幹を揺るがすもの。施行された法律を覆すのは難しいが街頭活動や講演会、演劇など、さまざまな方法を通じて今後も廃止を訴えたい」と話した。【礒野健一】
◇大阪弁護士会が会長声明
大阪弁護士会=石田法子(のりこ)会長=は10日、「政府の違法な活動が秘密指定されないかをチェックする独立機関がなく、法律に重大な欠陥がある。施行は拙速で乱暴だ。国民の知る権利を侵害するもので、廃止を強く求める」との会長声明を出した。