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【大リーグ】

FA日本勢は契約至らず ウインターミーティング

2014年12月13日 紙面から

 【サンディエゴ穐村賢】大リーグ関係者や代理人が一堂に会して移籍交渉をするウインターミーティングが11日(日本時間12日)、サンディエゴの会場で4日間の日程を終了した。青木宣親外野手(32)=ロイヤルズからFA=やイチロー外野手(41)、黒田博樹投手(39)=ともにヤンキースからFA、鳥谷敬内野手(33)=阪神からFA=ら日本人選手への反応は一様に鈍く、契約成立にはしばらく時間がかかるもようだ。

 日本勢にとっては、すこぶる寂しいウインターミーティングとなった。ロイヤルズのワールドシリーズ進出の立役者となった青木でさえ、売り手市場に持ち込めない。担当のネズ・バレロ代理人は、現在の交渉状況について「この会議で青木に関する動きは少なかった。複数の球団と話し合いをしているが、内容については明かせないし、いつごろ決まるかも分からない」と歯切れが悪かった。

 このミーティングではトレード移籍が頻繁に合意したこともあり、同代理人は「こういった動きがFA市場にも影響を与えている」とFA選手が後回しになっている現状を説明。「青木は攻撃面でも守備面でも質の高い選手。どのチームにもインパクトを与えられる存在」と長期化を視野には入れつつも、交渉に自信をみせた。

 外野手のFA市場が遅々として動かない影響を受けているのはイチローも同じで、ジョン・ボグズ代理人は「いくつかの球団を話し合っている。交渉期限は設けず、イチローにふさわしい移籍先を見つけたい」と長期戦を覚悟するような口ぶりだった。

 一方、いまだに現役続行か引退かを明言していない黒田については、ヤンキースがFA・トレード補強で出遅れていることもあり、ここにきてヤ軍と再契約する可能性が膨らんだ。ブライアン・キャッシュマンGMは「彼の意思を尊重するが、来年も一緒にプレーしてほしい」とラブコールを送ったが、来年2月に不惑を迎える右腕の決断はいかに…。

 

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