「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! イベント開始直後に緑一帯になって、スクロールしていったら全部緑だった……何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった」
12月13日、東京の日比谷などで実施されている実世界陣取りゲーム「Ingress」の大規模オフィシャルイベント「Darsana XM Anomaly」で珍事(?)です。イベントが開幕するや日本列島が緑に染まり、阿鼻叫喚の様相を呈(てい)しているようです。
青と緑の陣営に分かれ、現実の地図と連動したCF(陣地)を作り合うIngressでは、ポータル(拠点)を繋げて(リンク)三角形にすると自陣になり、相手側はCFもリンクもつなげることができなくなります(拠点は奪えます)。
今回イベント開始に合わせて、北海道と沖縄を除くほぼ日本全土をカバーする巨大CFが形成され、プレイヤーはただポータルをつぶし合うだけとなっているようです。この快挙に「大草原不可避」「ガチ勢すごい」「仕掛けた側は痛快だろうな」「巧妙すぎる」と関心する声が挙がっています。中には「やることなくなった」「つまらない」との批判もあるようですが、素直にこの作戦を計画し実行した人、すごい! これもIngressの醍醐味ではないでしょうか。
巨大なCFは北海道の襟裳岬とグアム島、そして中国の青島市を結んでいます。通常、3点のどこか1カ所でも相手に奪われればCFは消滅するのですが、場所が場所だけにおいそれとは駆けつけることもできそうにありません。東京でイベントかと思ったら、北海道やグアムが主戦場になるとは思いませんでした。
イベントでは日比谷、麻布、恵比寿のエリアにある「オーナメント」と呼ばれる特別なポータルを時間ごとに奪い合い、計測時間の際に保持しているポータル数やリンク本数、コントロールフィールドの数の計測次第で勝敗が決められます。そんなわけで午後3時現在では緑(エンライテンド)側が圧倒的有利な展開です。残り時間内に巨大CFが崩されるのか、注目が集まっています。
ちなみにイベント開始前は牧歌的でした。
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Facebookコメント