2014年12月13日07時20分
休みを増やすため診断書を改ざんするなどしたとして、兵庫県警は12日、須磨署地域課の男性巡査長(27)=病気療養中=を軽犯罪法違反(虚偽申告)と有印私文書変造・同行使の疑いで書類送検し、減給3カ月(10分の1)の懲戒処分とした。
監察官室によると、巡査長は7月29日の訓練で腰を痛めて仕事を休んでいたが、休みを増やすため、全治1週間とされた医師の診断書を全治4週間と改ざん。だがその後、上司から診察に付き添うと言われたため、発覚を恐れ、自宅で右太ももをナイフで刺し「強盗に入られて足を刺され、現金8万円を奪われた」とうその申告をした疑いがある。県警は、緊急配備を敷くなどの態勢をとっていた。巡査長の被害説明にあやふやな点があり、虚偽申告が発覚したという。巡査長は「うそがばれると警察を辞めないといけないと思った」と容疑を認めているという。
県警の吉塚潤一郎監察官室長は「誠に遺憾。厳正に処分した」との談話を出した。
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朝日新聞社会部
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