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 JR山陰線伯耆大山―東山公園駅間の第1浦津踏切(米子市熊党)で、上下線間の線路道(長さ9メートル)が赤く塗られた。白色で「とまるな」の文字も記された。車や歩行者が誤って退避し、列車が緊急停車するトラブルが起きているため、退避できない場所と知らせるのがねらい。踏切のカラー化はJR西日本米子支社管内で初めてという。

 米子支社によると、踏切は遮断機、警報機付きで全長19・5メートル、幅3・5メートル。管内の複線区間の踏切では最も長く、警報機が鳴ったり、遮断機が下りたりした際、車や歩行者が踏切内で退避した事例が2011~14年度9月末で計15件あった。いずれも障害物を検知する装置が作動し、列車は踏切より離れた場所で緊急停車したため事故は起きていないが、ダイヤに影響したという。(杉山匡史)