相姦日記

おまんこしたくてしかたがなかった。おまんこができるなら誰でもよかったが、親しく
している女の子はいない。痴漢するわけにもいかないし、仕方がないので親友の木村に
相談したら、
「誰にも言うなよ。」
と言ってすごい写真をみせてくれた。母子でやっているところの写真だった。
「デジカメで撮ったんだ。」
と言う。木村がおばさんのおまんこを広げて舐めているのがばっちり写っていた。おば
さんが木村のちんこを舐めているのもあった。
木村の母親は和美といい、お嬢様育ちでおっとりとした美人だ。年は43歳になると聞
いたことがあるが、色白の肉感的な女性で年を感じさせないほど若々しく、僕の母同様、
僕たちの間では“美人母さん”にランクインしていて“ハナシのわかるおばさん”とし
て特に評判がいい。
僕はエッチな話が好きで、インターネットのエッチサイトでいろんな「告白」を読んで
はいたが、あんなものはみんな作りごとだと思っていた。実際どれを読んでもつまらな
い妄想や作りごととしか言えないような悪文で、単なる「お遊び」でしかないと思って
いたのだが、木村が実際に母子相姦していたなんて、今の今まで知らなかった。
「すごい」としか言いようはない。
おばさんのおまんこを大きく写したのもあった。黒ずんだピンク色の襞に囲まれたおま
んこが少し開いていて、そこから白濁した液が流れ出て肛門の方に滴っている。
「俺の精液だ。」
と木村が言った。どこか誇らしげだ。
「あのさ、き、気持ちいいんだろうな?」
僕は木村の顔を見ながら恐る恐る聞いた。のどが詰まってうまくしゃべれない。
「当たり前さ。すっごくいい気持ちだぜ。母ちゃんだって泣いて喜んでるんだから。」
木村とは幼稚園の頃からの親友で、勉強も悪いことをするのもいつも一緒という仲だか
ら、親同士も親しくしていて、家族ぐるみのつきあいだと言ってもいい。互いに見せ合
いながらオナニーをしたこともあるし、猥談やそうした情報交換もしょっちゅうやって
いる。だけど木村が実の母親とおまんこしているとは知らなかった。
「い、いつ頃から、やってるんだ?」
「6年生のときからだから、1年くらいになるな。」
木村は写真を示しながら得意げに言う。おばさんが両手でおまんこを広げている写真や、
おばさんの豊満な乳房に精液を放った瞬間の写真も鮮明に写っている。
「お前、そんなこと言ってなかったじゃないか。」
僕は焦って言った。
「親友のお前に隠すつもりはなかったんだけど、あまり褒められることじゃないから、
ついつい言いそびれちゃったんだよ。いつか言おうとは思ってたんだ。」
木村は申し訳なさそうに言った。
以前木村は“姉ちゃんとおまんこしたことがある”と言っていた。かなり詳しく話して
くれたが、そのときは嘘だと思っていたが、母親ともやっているとなれば、あれも本当
のことだったんだろうなと思う。木村の姉ちゃんは去年嫁にいっているが、嫁に行った
あともやったと言っていたから、姉ちゃんも好き者なんだなと思った。
「ごめん。なじるつもりはないんだ。俺も母ちゃんとおまんこしたいと思ってるから
 聞くんだけどさ、どういうきっかけでやるようになったんだ?」
僕はちんこを痛いくらいに勃起させながら尋ねた。
「ああ、きっかけと言っても大したことじゃないんだ。母ちゃんがオナニーしているの
 を見たんだよ。おまんこにバイブレーターをぶち込んでやってたんだ。義男、義男っ
 て言いながら。母ちゃん、父ちゃんとずっとやってなかったから、おまんこしたかっ
 たんだよ。よその男とは簡単にやれないから、俺とやってる想像しながらオナニーし
 てたんだ。俺、感激しちゃってよ。」
木村はおばさんのしぐさを真似て両手で胸と股をいじりながら言った。
「それで、どうしたんだ?」
僕はズボンの中に手を突っ込み、ちんこをいじりながら言った。ちんこは溢れ出た液で
ぬるぬるだった。
「いきなりおまんこを舐めてやったんだ。バイブレータを引っこ抜いたらおまんこから
 愛液がだらだら出てきてさ、俺、夢中で舐めたんだよ。飲んだと言うのが正解だろう
 な。そのくらいすごい量だった。あんまり興奮しすぎて俺は母ちゃんのおまんこ舐め
 ながらズボンの中で漏らしちゃったんだ。母ちゃん、びっくりしてたけど、すごく喜
 んでさ、俺を裸にしてちんこを喉の奥まで飲み込んでくれた。おまんこにも入れさせ
 てくれたんだ。すっごく気持ちよくってさ、何回やったかわかんないくらいやっちゃ
 ったよ。」
木村はおばさんとの性交の様子を詳しく話してくれた。
「それで、しょっちゅうやってんのか?」
「ああ、ほとんど毎日だな。父ちゃんの帰ってこない日は一緒に寝て朝までやりっぱな
 しさ。いつも4、5回はやるな。やってもやってもやり足りない感じでさ、先週の土
 曜日なんか、学校から帰ってすぐに3回、寝床で4回、朝起きて2回もやっちゃった
 んだ。俺も疲れたけど母ちゃんもさすがに疲れたみたいでさ、日曜日の昼間は1回し
 かやらなかったよ。でも、夜にはまた4、5回やっちゃったけどな。」
僕は木村やおばさんの性欲のすごさに呆れたが、同時にそれだけ激しくできる精力にも
呆れた。僕も母とやればそれくらい出来るだろうかと考えさせられてしまった。
「い、いつも中で出してるのか?」
「最初は必ず中で出してやるんだ。おまんこの中で出すとうんと喜ぶんだよ。」
木村は得意そうに言う。口や肛門でもやっているそうだが、おばさんはおまんこの中に
出してもらわないとやった気がしないのだそうだ。おばさんは精液を飲むのが好きで、
おまんこに出したのも手で受けて飲むと言う。
「おばさんが妊娠したらやばいんじゃないか?」
「それなんだよ。実は、去年一度下ろしてるんだ。」
「中絶ってやつか?あれって大変なんだろう?」
「らしいな。だから俺、コンドームつけてもいいよって言ってるんだけど、母ちゃんは
 嫌がるんだ。俺の精液を直接おまんこに受けるからいいんだって言うんだ。今度妊娠
 したら産むって言ってるんだよ。俺は母ちゃんのこと大好きだし、本当は母ちゃんに
 俺の子どもを産んで欲しいんだけど、ちょっとやばいよな。」
「ちょっとどころじゃないんじゃないか?でもよ、おばさんて勇気あるな。もしそんな
 ことになったら、俺、母ちゃんに頼んでないしょで出産できるようにしてもらうよ。」
「そんなことできんのか?」
僕は以前、母が友達と電話で話しているのを立ち聞きしたことを話した。
「その電話の相手っていうのは柳田んちのおばさんだよ。」
「2組の柳田良子んちの?」
「うん。」
「柳田っていいケツしてるから、おまんこもいいんだろうな?」
「良子のことじゃなくて、おばさんのことだよ。」
「ああ、そうか。そうだよな。で、どうしたんだ?」
「うん、あいつんちのおばさんは母ちゃんの中学時代の同級生なんだそうだけど、今年
 のはじめ、おばさんが妊娠しちゃったらしいんだ。誰とやったのかは知らないけど、
 あいつんちも俺んちと一緒で母子家庭だろ、妊娠したからって産むわけにはいかない
 よな。んな訳で、ぐずぐずしているうちに下ろせる時期が過ぎちゃって、処置のしよ
 うがなくなっちゃったそうなんだ。あのおばさんは大柄だから、妊娠してても周りの
 人は気が付かなかったらしいんだ。母ちゃんはおばさんに頼まれて産婦人科の医者を
 紹介したことがあんだよ。」
「へー。お前んちのおばさんってそんなこともできんのか。」
木村は感心して言った。
「そりゃあ、看護婦やってんだから、そのくらいのコネはあんだろう?」
「柳田んちのおばさんの場合はどうだったか聞いてないけど、ちゃんと生まれても死産
 扱いにしたり中絶扱いにできるってエッチサイトの記事に書いてあったから、産婦人
 科の医者なんてかなりいい加減なんだろうな。」
「中山よ、お前、産婦人科の医者になるんじゃなかったのか?」
木村が呆れたように言う。
「もうやめたよ。俺、検事か弁護士にでもなろうと思ってるんだ。」
以前、僕は木村に“おまんこをいじったり見れるから産婦人科の医者になりたい”と言
ったことがあったが、母から聞いたり、インターネットで見たりしているうちにそんな
気がなくなってしまったのだ。
「お前んちのおばさんが産むんだったら、ちゃんとした医者のところで出産させて俺ん
 ちの養子ってことにして育てればいいんだ。俺大事に育ててやるよ。」
僕はなんかくすぐったいような気分になって言った。
「そんなことにならないようにしたいけど、毎回中で出しているから、母ちゃんがまた
 妊娠するのも時間の問題だよ。だから、今度妊娠したらぜひ産んでもらいたいんだ。
 そんときは頼むぜ。その代わり、お前んちがそうなったら、俺が責任を持って子ども
 を育ててやるからな。」
こうして僕と木村との密約ができあがった。
「ところでよ、お前んちのおばさんもオナニーくらいするだろう?」
木村が唐突に言った。僕は考えもしないことを言われて一瞬どきっとした。母も僕の知
らないところでオナニーしてるんだろうか?
「やってるとこ見たことないからわからないけど、俺んちの母ちゃんもやってんだろう
 な?」
「やってんに決まってんだろう。俺はやってると思うな。お前んちのおじさんが死んで
 から3年経つけど、俺が知ってるだけでもおじさんは何年も入院生活してたから、お
 ばさんはおまんこなんてほとんどしてないんじゃねえか?お前がおばさんとおまんこ
 すれば、おばさんの寂しさも解消するってもんだ。違うか?」
僕は聞いていて頭が変になってしまった。
「だめだ、トイレに行ってくる。ちょっと出さないと、これ以上聞いてられないよ。」
僕は慌ててトイレに駆け込み、ちんこを引っ張り出した。ちんこの先はぬるぬるで、激
しくこすりたてるとすぐに絶頂に達してびゅっびゅっと多量の精液が迸った。慌ててや
ったのでトイレの壁や床に飛び散ったが、始末もしないで部屋に戻った。
「すっきりしたか?」
トイレから戻った僕に木村が笑いながら言う。
「取り敢えずおさまったけど、すっきりしたとは言えないよ。」
僕も苦笑して言った。
「ところでよ、お前とおばさんのこと、おじさんは気付いてないのか?」
「それは絶対に大丈夫だ。」
と言った。相当自信があるみたいだ。木村んちのおじさんは「仕事だ」と言って週に2
日くらいは外泊するそうだ。
「俺、父ちゃんが彼女といるところを見たことがあるんだ。一度だけじゃないぜ。」
木村は得意げに話し出した。
「前に姉ちゃんとやったことがあるって言ったろ?俺たち沼津駅で待ち合わせしたんだ
 けど、そんとき父ちゃんの車を見かけたんだ。女と一緒だった。おもしろそうだから
 後を付けたんだ。そしたら女と二人でアイネに入ってったんだ。誰だと思う?相手の
 女。お前も知ってる人だぜ。俺も姉ちゃんもびっくりしちゃってよ。」
「もったいぶんないで言えよ。誰なんだ?おじさんの相手ってのは。」
僕はせっつくように尋ねた。
「谷山先生だよ。覚えてんだろう?」
「俺たちの担任だった?」
「ああ、あのオナニー先生さ。」
「本当かよ?」
「正真正銘、嘘偽りなし!」
僕はびっくりするやら呆れるやらで言葉がなかった。谷山先生というのは僕たちの小学
校時代の担任で、オールドミスの保健の先生だ。年は僕の母と同じくらいでとてもきれ
いな人だが、いつもきんきらきんの服装で、髪なんかもソバージュで、とても学校の先
生には見えない変わった人だった。僕たちが6年生になったときに他の学校から転任し
てきた先生で、わずかな付き合いだったが僕と木村には想い出深い先生だ。
2学期の初めの頃、腹痛で保健室に行ったときのことだ。ハスキーな声で、
「どこが痛いの?」
と言ってお腹をさすってくれた。パンツの中まで手を入れてちんこをいじってくれた
ことがあった。僕はすぐに勃起してしまい、お腹の痛いのはどっかに行ってしまった。
やわらかい手で揉んでくれるのですごく気持ちがよくなり、あっという間に先生の手
の中に放出してしまった。
「これで身体の中の毒素が出ちゃったからもう大丈夫よ。」
と言ってにっこり笑った。僕は恥ずかしかったが嬉しくもあり、カーテンを閉めたベ
ッドの中でもう一度自分でオナニーしてしまった。
しばらくするとカーテンの向こう側で呻き声がするのでカーテンをそっとはぐってみ
ると、隣のベッドの上で先生がオナニーしているみたいだ。僕はベッドをそっと降り
て隣のベッドに近づき、カーテンの裾の方から覗いて見た。
先生はタイトスカートを腰の上まで捲り上げ、ストッキングとパンティーを引き下ろ
しておまんこを夢中でこすっている。僕の出した精液の匂いを嗅いだり舐めたりしな
がら十分くらいやっていた。僕は木村にだけそのことを話した。木村は興奮して、
「俺もやってもらおう。」
と言って保健室に行った。木村も僕と同じようにやってもらい、すごく気分をよくし
て帰ってきた。それからも僕たちは何回か先生にしごいてもらったが、先生の身体に
は一度も触らせてもらえなかった。卒業するときに、
「あなたたちが大人になったらやらせてあげるわ。」
と言って僕たちの頬にキスしてくれた。あの谷山先生が木村んちのおじさんの彼女だ
なんて、本当にびっくりだ。
「それ、おばさん知ってるのか?」
「いや、言ってない。姉ちゃんも黙っていようねって言うし、よけいなこと言って波
 風立てる必要もないからな。」
木村は大人びた口調で言ったので、僕は少し感心した。
「ただ、二人ともかなり深く付き合っているみたいで、その後も何回か二人が一緒の
 ところを見てるんだ。」
「お前んちってすごいんだな。尊敬しちゃうって言うか、呆れちゃうって言うか…」
僕は心底すごいと思った。
「俺もそう思う。俺んちって普通じゃないよな。でもよ、これで結構みんな幸せなん
 だぜ。姉ちゃんだって、俺とできるからあんなつまんねえ旦那と生活してられるん
 だし、母ちゃんだって俺とやるのが生きがいみたいになっちゃってるんだから。」
「お前が羨ましいよ。俺も母ちゃんとやりたくてしょうがないんだけど、どうすれば
 いいかわかんないし…」
「よし、それじゃあ一肌脱ぐか。」
「どうするんだ?」
「今度姉ちゃんに頼んでやるよ。お前だったらきっといいって言うと思うぜ。」
「ほんとかい?きっとだぜ。お前んちの姉ちゃんって美人だからな。」
「おい中山、大丈夫か?よだれが垂れてるぜ。」
木村が呆れて言ったが、僕は本当によだれを垂らしていた。
「おい、冗談じゃなくて、本当に頼むよ。この通りだ。」
「わかってるって。それより俺たちのやるところを見せてやろうか。」
木村がおばさんとやるところを見せてくれると言う。
「いいのか?」
「ああ、ちょっと恥ずかしいけど、お前ならいいよ。本当は俺と母ちゃんが母子相姦
 してるところを誰かに見てもらいたかったんだ。但し、母ちゃんにはないしょだぜ」
木村はそう言って僕を押入れの上段に隠れさせ、
「ここから覗けばいい。」
と言ってふすまの上のほうにある穴を指し示した。
「いいか、絶対に物音をたてちゃだめだぞ。」
と言って木村は部屋を出て行った。
僕はふすまの穴に目を当て、部屋の中がよく見える位置に座った。期待でちんこが硬
く勃起してくる。僕はちんこを弄びながらときどき穴に目を付けて部屋の中を覗いた。
しばらくすると木村が部屋に戻ってきて、
「これから母ちゃんが来るから静かにしてろよ。」
と小声で言った。
「わかった。」
と小声で返事をして穴に目を当てて部屋の様子を覗いていると、間もなくおばさんが
お菓子とお茶を持って入ってきた。白いブラウスを着て水色のふわっとしたスカート
を穿いているが、ストッキングは穿いていない。
「あら、中山君は帰ったの?」
と言った。
「いまさっき帰ったよ。それより、母ちゃん、いいだろう。」
そう言いながら木村はおばさんのスカートの下に手を突っ込み、おまんこのあたりを
まさぐっている。
「うふ、ふ。義男も好きね。でも、まだお風呂にも入っていないし…」
おばさんは含み笑いのような声で言いながら、木村のズボンの前を撫でた。
「母ちゃん、お風呂なんかいいよ。お風呂に入んない方が匂いも味もいいもん。」
木村は急いで服を脱ぎ始めた。ズボンのファスナーを下ろす音が聞こえる。
「昨日の晩やったままだから、汚れてるわよ。」
おばさんはそう言いながら窓にカーテンを引いた。部屋の中が薄暗くなった。
「母ちゃん、俺が脱がしてやるよ。」
すっかり裸になった木村のちんこは天を突くほどに反り返り、鼓動にあわせてびくん
びくんと動いている。
木村がおばさんのスカートのファスナーを下ろすと、おばさんはブラウスのボタンを
外し、ブラジャーのフックも外した。パンティー一枚の姿になったおばさんは胸を幾
分そらし気味にして木村の方に向き直った。木村は僕によく見えるように押入れ側に
立っているので、僕の真正面におばさんの形のよい胸が見える。木村は勃起したちん
こを揺らせながらおばさんの前に膝まづき、パンティーに両手を添えてゆっくりと引
き下ろしてゆく。
おばさんは右足を上げてパンティーを足首から外したが、左足を外すときに木村は足
首を押さえて少し持ち上げ、またぐらを覗き込んで言った。
「母ちゃんだって好き者じゃないか、こんなにびしょびしょだよ。」
木村はそう言って脱がしたパンティーを広げ、匂いを嗅ぎながら音を立てて吸った。
「ああ、もうだめ、はやく入れて。うんと犯してくれないとだめよ。はやくう。」
おばさんはベッドに仰向けに寝て膝を折り、股を大きく広げた。はじめて見る女のお
まんこが僕の目の前で大きく息づいている。ぬめぬめと光っているのは愛液だろうか。
木村はおばさんの内腿に手を添えて両脚を持ち上げるようにしながらおまんこに口を
付けた。舌を延ばしているのだと思うが僕からは見えない。犬が水を飲むような音を
させているから、きっとおまんこを舐めているに違いない。僕はふすまの穴に目を当
てながらちんこを激しくしごいた。どんどん気持ちよくなってくる。僕は飛び出して
いっておばさんのおまんこを舐めたいと思った。
「ああ、いいわ。義男、いいわ。いい気持ちよ。ああ、あ、いい。いいわ。」
おばさんが呻くように快感を訴えている。木村は執拗におまんこを舐め続けている。
僕は絶頂に達して手の中に激しく放出してしまった。
「ああ、義男、いいわ。入れて。早く入れて。ああ、いい。」
おばさんは自分の手で胸をもみながら木村に挿入を促している。
「母ちゃんのおまんことてもいい匂いだ。愛液の味もいいよ。」
木村は身体を起こしておばさんの両脚の間に身を入れ、いきり立ったちんこをおまん
こにあてがった。ちんこをおまんこにこすり付けるようにしながらゆっくりと挿入す
るのがよく見える。
おばさんのおまんこが気持ちよさそうに木村のちんこを飲み込んだ。木村はゆっくり
とちんこを出し入れしはじめた。実に気持ちよさそうだ。
おばさんは固く目をつぶり、両手を木村の背中に回して腰を突き上げるように動かし
ている。僕のちんこがまた硬くなってきた。射精した精液の付いた手でしごいている
からぬるぬるして気持ちがよくてたまらない。
木村の腰の動きが早まった。おばさんの両脚が木村の腰にからみつき、尻を大きく突
き上げては
「いいわ、いいわ。」
と呻いている。
「ああ、母ちゃん。出る。出すよ。」
木村の動きが急に早まった。射精するのが僕にもわかる。木村がずり上がるようにお
ばさんの股の奥まで腰を強く押し付け、足を硬直させて動きを止めた。
木村と同時に僕も2度目を手の中に射精した。「実演」を見ながらやるオナニーは最
高だ。これなら何回でもできそうだと思った。
しばらくするとおばさんが起き上がり、しゃがんで股に手を当てて息んだ。
木村が射精した精液が膣から流れ出るのを手で受けているらしい。
「こんなに出たわ。」
おばさんはそう言いながら精液を受けた手を口に運び、おいしそうに舐め取った。
その後木村のちんこを口にくわえ、丹念に舐めていると、木村のちんこが硬さを取り
戻してきたのがよく見える。
「すごいわ、もうこんなに硬くなって。今度は口でしてあげるわ。」
おばさんは仰向けに寝た木村のちんこを口に含み、顔を激しく上下している。おばさ
んの尻が木村の顔の上にあるので木村の顔は見えない。おばさんの尻から白濁した液
が流れ出ている。あの写真と同じだ。木村が舌を延ばして舐めている。
さっきの写真にもあったシックスナインというやつだ。僕も母とああしておまんこし
たいと思いながら、夢中でちんこをしごいた。
「ああ、母ちゃん、いい気持ちだよ。いい、ああ、出る。出るよ。」
木村は両手でおばさんの尻を引き寄せるよう力を込めたので、おばさんの尻が開いた。
おばさんの肛門やおまんこがよく見えた。白濁した液が陰毛を伝って木村の顔の上に
滴り落ちる。おばさんのおまんこの匂いが押入れの中まで匂ってくる。
おばさんは木村に覆いかぶさるように股間に顔を埋めたまま、自分の右手で股間を激
しく愛撫し、尻を大きく持ち上げたかと思うとすとんと落とした。おばさんもイッタ
みたいだ。
おばさんと木村は裸の身体を重ねてそれぞれの股間に顔を埋めたまま互いの性器を舐
めていたが、名残惜しそうにしながら身体を離した。
「義男、よかったわよ。母さんはこれでまた若返ることができるわ。」
「そんなことないよ。母ちゃんは今でもすごく若いし、こんなにきれいじゃないか。
 おまんこの絞まりも最高だし、匂いも味も最高だ。」
木村はおばさんの股間に顔を埋めておばさんのおまんこをきれいに舐め清めて言った。
二人が身づくろいしておばさんが部屋を出て行ったのはそれから5分くらいしてから
だった。
「中山、もういいぞ。」
木村が押入れのふすまを開けながら言ったので僕はもぞもぞと動いて押入れから這い
出した。
「す、すごかったな。俺はじめてだよ。2回もやっちゃった。」
僕は精液の溜まった手を丸めながらティッシュを探したが見当たらない。
「ティッシュはどこだい?」
と木村に言うと、
「うちはティッシュは使わないんだ。見たろう。互いに舐めあうからティッシュはい
 らないんだよ。」
「でもよ、俺…」
「自分のものだろう、飲んじゃえばいいじゃないか。」
と木村が言った。
「え、自分の精液を飲むの?」
僕は考えもしなかったことを言われてびっくりした。
「自分の精液を飲むと精力が増すんだぜ、女の愛液だって同じだけど、気味悪がらな
 いで飲んでみな。うまくはないけど、別に身体に毒になるわけじゃないんだから。
 俺なんか母ちゃんのおしっこも飲んでるんだぜ。だから毎日母ちゃんと2回も3回
 もできるんだ。母ちゃんが自分の膣から流れ出た精液を飲んでるの見たろ?俺だっ
 て母ちゃんの膣から流れ出る愛液や自分の精液をいつも飲んでるんだ。」
僕は木村に言われて恐る恐る自分の精液を舐めてみた。栗の花のような匂いが鼻につ
いて飲みにくい。思い切って舐め取り、きれいに飲んでしまった。喉を通るとき少し
変な感じだったが、飲んで見るとそれほどまずくはなかった。
「思ったより変でもないな。」
「それよりどうだった?興奮したろ。」
「すごいよ。こんなに興奮したのは生まれてはじめてだ。すっごく気持ちよさそうだ
 ったな。俺、おばさんのおまんこ舐めたくてしょうがなくなっちゃったよ。」
僕は正直に告白した。
「ああ、すっごくいい気持ちだ。姉ちゃんともさんざんやったけど、母ちゃんとやる
 ほうが何倍もいい気持ちだ。」
「俺もはやく母ちゃんとおまんこしたいよ。」
「すぐできるさ。俺が保証する。お前んちは俺んちよりずっと条件がいいんだぜ。
 お前んちは父ちゃんがいないんだから、朝から晩までやれるじゃないか。」
「それはそうだけど、何かきっかけがあればいいんだけどな。」
「おばさんがオナニーするときを見計らってやればいいんだよ。タイミングは難しい
 けどな。これからは、おばさんの行動によく注意してるんだ。そわそわしたり、い
 らいらしたりするときが要注意だからな。俺んちの母ちゃんも性欲が溜まってくる
 と、よくそうなるんだ。忘れんなよ。」
木村は自分のときみたいにやればいいと言うが、そううまくタイミングが合うとは限
らないし、下手すれば母に恥ずかしい思いをさせるだけになってしまう。
僕が逡巡していると木村が、
「そうだ、おばさんの部屋にPCカメラを仕掛けておけばいいんだよ。そうすれば押し
 かけるタイミングがずれる心配はないしよ、おばさんのオナニーシーンが見られる
 かも知れないじゃないか。」
と言った。
「それ、いただきだ。この前買ったビクターの小型カメラ、お前知ってんだろう?あ
 れ、わりと解像力がいいんだ。あれなら小さいから隠すのはわけないし、リモート
 で首振るし、ズームもきくから、使えるかもよ。これからすぐ仕掛けるよ。」
僕は木村に礼を言って部屋を出たが、玄関でおばさんにバッタリ会ってしまった。
「あら、中山君いたの?」
おばさんが変な顔をしている。帰ったという僕が木村の部屋から出てきたのだから不
審がられるのはあたりまえだ。
「うん、一度帰ったんだけど、また来たんです。それで、また帰るとこです。」
僕はどぎまぎして返事した。
「ゆっくりして行けばいいのに。」
おばさんは木村と激しい性交をしたあとなので顔の色艶もよく、うっとりするほどい
い女ぶりだ。
「いろいろやらなくちゃならないことが多くて。また来ます。」
「こんどはゆっくりいらっしゃいね。お母さんに宜しくね。」
僕は一目散に家に帰り、母の部屋に隠しカメラを仕掛けた。
庭の物置から脚立を持ち出し、母の部屋の天井の真ん中にある火災報知器を取り外し
てその中にカメラをセットした。同じようなドーム型なので気が付かない筈だ。ケー
ブルを天井裏から僕の部屋まで引き込み、パソコンにつないでスイッチを入れた。首
振り操作してみると部屋の中がほぼ全部見通せる。斜め下に向ければベッド全体が写
り、ズームアップすると布団の縫い目まで見える。あとは母が帰って来るのを待つだ
けだ。さっそく木村に電話を入れた。
「うまくセットできたよ。ネットミーティングでモニターできるから、オンラインし
 てくれよ。」
「よしわかった。それじゃネットでな。」
木村のパソコンにも画像を送れるからけっこう楽しめそうだ。
その夜から僕は母の部屋の盗撮をはじめたが、僕が母とやれるような機会はなかなか
巡ってこなかった。母がオナニーしないのだ。せいぜい服を着替えるところが見られ
るくらいで、パンティーを脱ぐ場面などはぜんぜん出てこない。眠っているシーンは
バッチリだが、なかなかうまくいかない。母の部屋の盗撮は1ヶ月ほどでやめた。木
村も楽しみにしていたのだが、肩透かしをくらった感じだ。
僕は木村に頼んで木村の部屋にも隠しカメラを設置させてもらうことにした。
僕のと同じタイプだが解像力がさらにいいのを買ってきた。ズームも僕のより高級な
5倍で、大きさが少し小さくなっているので天井の照明器具の中にも十分取り付けら
れる。ケーブルは天井裏を通して木村のパソコンにつなぎ、リモートコンピュータの
同期コマンドで僕のパソコンからも操作できるようにした。
これで木村のパソコンに電源さえ入っていれば僕のパソコンで木村の部屋がいつでも
見られる。ついでに、母の部屋に取り付けたカメラを外し僕の部屋に取り付けること
にした。ネットミーティングするのに便利だからだ。
木村の部屋にカメラを取り付けた翌日、学校で木村から、
「今夜7時から特演するから見逃すなよ。」
と言われた。
「どんな出し物か楽しみだな。」
僕は7時になるのが待ち遠しく、6時過ぎからパソコンの前に座ってモニターを眺め
ていた。
7時ちょっと前に木村が部屋に入ってきた。カメラに向かってウインクする。手真似
でおばさんが来ると言っているのがわかった。マイクをつないでいないので、音声は
入らないが、内容は十分にわかる。そのうち音声も送れるようにしようと思う。
待つほどもなくおばさんが部屋に入ってきた。薄い水色のネグリジェを着ているが、
透け透けなので黒いパンティーを穿いているのがよく見える。豊満なおっぱいがゆさ
ゆさと揺れ、乳首が尖っているのまで見える。
さすがに5倍ズームだ。ADSLに換えておいてよかった。ISDNのままだったらこんなに
スムーズな動きにはならない。
おばさんが木村の着衣を脱がせはじめた。はじめにシャツを脱がせ、そしてズボンを
下ろした。ブリーフだけの木村の股間はすでに突っ張っている。
おばさんはブリーフの上から木村のちんこの部分に舌を這わせ、口をその位置に据え
たまま両手でゆっくりとブリーフを下げてゆく。
木村のちんこが飛び出した。ぶるんと触れておばさんの顔に当たると、おばさんの頬
に透明な筋が着いた。木村の愛液だ。
僕は急いでズボンやパンツを脱ぎ、ちんこをつかんでゆっくりとしごきながらモニタ
ーを見続けた。僕のちんこもびんびんに勃起して、先端からぬるぬるの愛液がにじみ
出ている。
おばさんは愛しそうに木村のちんこを両手でつかみ、転がすように左右の頬にすりつ
けている。しばらくそうやってからおばさんは、ちんこを咥えた。のどの奥の方まで
呑み込もうとしているが、木村のちんこも僕のちんこと同じくらいの大きさなので、
半分くらいしか入らない。
おばさんはちんこを口から離してネグリジェを脱ぎ始めた。何か言っている。
声が聞こえたらもっといいのに残念だ。明日さっそくマイクを付けに行こうと思った。
素っ裸になったおばさんがベッドに片足を上げて股を大きく開いた。
木村がおばさんの股間に入っておまんこを舐め始めた。おばさんは木村の頭に手をあ
てている。おばさんは木村におまんこを舐めさせながらベッドカバーをはぐった。ベ
ッドの上にビニールのシートが敷かれてある。何をやるんだろう。楽しみだ。
木村がベッドに上がって仰向けに寝た。カメラの方に頭を向けている。意識的にそう
したみたいだ。
木村の顔の上におばさんが跨った。両脚を開き加減にして、木村の口におまんこをあ
てがっている。木村は両手でおばさんの太ももを押さえ、口を開いて尿道の下にあて
がった。おしっこを呑もうとしているようだ。
おばさんが何か言いながらおしっこを出しはじめた。木村の顔にしぶきが飛んでいる。
木村はしばらく口を開いたままにしていたが、口からおしっこが溢れ出した頃、尿道
に口を付けて喉を鳴らしながら呑み込んでいる。
ずいぶんたくさん出たみたいだ。飲み終わった木村が、おしっこの付いた顔をこすり
ながら身体を起こした。おばさんが木村の顔を舐めてやっている。
今度はおばさんが仰向けに寝て口を大きく開いた。
木村がちんこをつかんでおばさんの口におしっこをしはじめた。口から溢れないよう
に少しずつ出してるのがわかる。そのうちおばさんは木村のちんこを口に咥え、喉の
奥まで呑み込んでおしっこを飲み始めた。
互いのおしっこを飲みあったふたりはそのままシックスナインで舐めあい、木村はお
ばさんの口に射精した。おばさんは精液をすぐには飲み込まず、木村と口付けしなが
ら飲み込んでいる。下になった木村の口におばさんの口から白濁した液が流れ込み、
それをおばさんが口移しで飲ませてもらっているように見えたから、恐らくそうに違
いない。
そうしながらもおばさんは木村のちんこを揉みたて、木村はおばさんのおまんこを愛
撫する手を休めることはしなかった。
しばらくそうやって体力の回復を待ち、木村のちんこが再び硬く勃起すると、おばさ
んが犬のように四つん這いになった。
顔をシートに付け、尻を高く掲げておまんこや肛門をさらした。肛門性交するみたい
だ。木村は肛門と指にクリームをたっぷりと塗りつけ、指を肛門に差し込んでゆっく
りと揉みほぐしはじめた。おばさんは手を後ろまで伸ばして木村のちんこをつかんで
ゆっくりとしごき続ける。
木村がカメラの方を見て片目をつぶり、いたずらそうに笑い、
「これから肛門性交するからな。」
と声に出さずに言ったのがわかった。
10分くらいそうやって肛門をマッサージしてから、木村はちんこにもクリームを塗り
つけておばさんの肛門に挿入した。
僕はカメラをズームアップして挿入部を拡大した。
おばさんの肛門は裂けそうに広がり、木村のちんこを根元まで呑み込んだ。
木村は右手でおばさんのクリトリスを愛撫しながら、左手でおばさんの乳房をもみし
だき、腰を使ってゆっくりと出し入れしている。
ズームアップした肛門部は気持ちよさそうにめくれては戻り、木村のちんこも青筋を
たてて気持ちよさそうに出入りしている。
僕はちんこを激しくしごき、右手にどくっどくっと射精した。手のひらが熱く感じら
れるほど多く出た。精液独特の匂いが立ち上り、射精しても少しも性欲が衰えない。
僕は手のひらの精液を見つめた。おばさんの愛液のような気がして夢中で舐めてしま
った。モニターには犬のようにつがった木村たちが写っていて、木村が腰の動きを早
めている。
木村は両手をおばさんの尻に掛け、腰を激しく動かしてラストスパートしている。お
ばさんは白目を剥いて口からよだれを垂らしている。おまんこからは両の太ももを伝
って愛液が流れ落ち、シートに溜まる、肛門からにじみ出た腸液が木村のちんこを伝
って木村の陰毛をぬめぬめと光らせている。
木村の動きが止まった。背を伸ばし、腰をおばさんの尻に強く押し付けて射精してい
るのがわかる。木村の顔が気持ちよさそうに弛緩し、カメラの方を振り返ってVサイ
ンした。木村はしばらくそのままの姿勢でいて、ゆっくりとちんこを抜いた。
おばさんがのろのろとした動作で起き上がり、そばに置いてあったタオルで木村のち
んこを拭っている。そのあと自分の肛門もきれいに拭い、木村を抱きしめて激しく口
付けした。
木村はおばさんのおまんこを丹念に舐め、愛液をすっかり吸ってからベッドに敷いた
ビニールシートをはぐり、溜まっていたおしっこや愛液を口を付けて飲み干した。
最後に木村はおばさんを仰向けに寝かせて尻をカメラのほうに向け、おまんこを開い
て中を見せてくれた。指を2本立てて中に入れ、ぐにょぐにょさせてから抜き出して
膣液の付いた指をカメラに近づけ、おもむろにしゃぶった。
僕はちんこを激しくしごき、再び手に射精した。さっきもすごく多量に出たのに、今
度もたっぷりと出た。僕は夢中で自分の精液をすすり、口の中で転がすようにしなが
ら飲み込んだ。自分の精液を飲むのはすごく卑猥な気分で、木村んちのおばさんが精
液を飲みたがる気持ちがわかるような気がした。
「これで今日の特演は終わりだよ。じゃあな。」
木村の声のない言葉でネットミーティング方式の生中継を終えた。
通信時間は1時間48分で、今は8時5分だから、彼らが実際に性交していた時間は
1時間ちょっとだったが、激しい性交で、見ている僕の方が疲れてしまった。
今の映像は全部ディスクに録画してあるから、あとで編集して木村に見せてやろうと
思う。
パソコンを消そうとしたときに電話が掛かってきた。出ようとしたら母が先に取ったよ
うだ。僕は母が帰ってきていたことに気が付かなかった。
「智ちゃん、木村君からよ。」
母がコードレス電話を持ってきてくれた。部屋の中には僕の精液の匂いがこもっている
筈だ。焦った僕はパソコンを消すのも忘れて母から電話機を受け取り、窓を開けて木村
と話しはじめた。
「どうだった?よく見えるようにやったつもりだけど。」
「ああ、すごかったよ。ディスクに保存してあるから、コピーして持って行くよ。最後
 のサービス嬉しかったけど、おばさん気が付かなかったか?」
僕は母に聞こえないように小声で話した。
「そのことも話したいんでよ、もしよかったらあとで来ないか?」
「わかった。ご飯を食べたら行くよ。」
「ああ、それから、これは母ちゃんからなんだけど、来月の第2土日に1泊で山梨に紅
 葉を見に行こうって言ってるんだ。おばさんも一緒に行けるかどうか聞いてくれって
 言ってるから、都合を聞いてくんないか?」
「ああいいよ。増富温泉だったよな。あそこは景色がいいから、母ちゃんきっと喜ぶよ。
 ありがとうな。あとで行くから、じゃあな。」
僕が電話を切って居間に行くと、母がご飯の支度をしていた。
「智ちゃん、いくらパソコンが好きでも長時間やってたら目を悪くするわよ。」
母がご飯をよそりながら言った。
「うん、気をつけるよ。それより母ちゃん、来月の第2土日、休める?」
「そうねえ、木曜日が遅番だから、土曜と日曜は休めるわ。何かあるの?」
母は勤務スケジュールの書き込まれた10月のカレンダーを見ながら言った。
「うん、木村んちのおばさんが紅葉を見に行かないかって。1泊で。増富温泉だよ。」
「そう。久しぶりに温泉につかるのもいいわね。智ちゃんも一緒に行くんならわたしも
 行きたいな。智ちゃんはどうなの?」
母は嬉しそうに言った。
「体育祭は第1日曜だし、中間テストは月末だから、僕の方は大丈夫だよ。それより、
 木村んちのおじさんはどうせ行かないだろうから、母ちゃんが運転することになると
 思うけど、疲れないかい?」
「大丈夫よ。月曜日は遅番だから、ゆっくりできるから。」
「それじゃ決まりだ。これから行って打合せしてくるよ。」
僕は大急ぎでご飯をかっ込み、自転車を引っ張り出して木村の家に向かった。
木村の家は税務署の前の道を入ったところだから、歩いても5分くらいだが、母に駅前
のクレモナでケーキを買っていくように言われたので、自転車で行くことにしたのだ。
僕の家のある谷津から小田原駅の西口までは下り坂だから、自転車だと2、3分しか掛
からない。僕はブレーキ代わりに発電ライトを点けて坂道を下っていった。
ブレーキをほとんど使わずに下ったので、かなりスピードが出て、バス通りに出るとこ
ろで危うくタクシーにぶつかりそうになった。
「馬鹿野郎!どこ見てんだ。」
キーッという急ブレーキの音とともに罵声が飛んできた。
「すみません。急いでたんで…」
窓から顔を出して怒鳴っている運転手に頭を下げて謝っていると、
「あら、あなた、中山君じゃないの?怪我しなかった?」
と、女の声がするので後ろの座席を見ると、6年生のときの担任だった谷山先生が窓か
ら顔を出していた。
「ええ、大丈夫です。どこもぶつかってないから。脅かしちゃってすみません。」
僕は近寄って頭を下げながら言った。
「そう言えばあなたのおうち、この辺だったわね。どれだけ急いでいるのか知らないけ
 ど、夜なんだから、もっとゆっくり走らなくちゃだめよ。」
谷山先生は相変わらずケバイ格好で化粧も濃かったが、前よりもきれいになったみたい
で、ハスキーな声もあの頃と変わっていない。
「はい、気をつけます。木村んちに行くとこだったんです。先生、覚えてるでしょ?
 3組にいた木村義男。僕と一緒に先生にお世話になった…」
「あら、あの木村君?彼も元気?今度一緒に遊びにいらっしゃいよ。私、8月にこの上
 のマンションに引っ越してきたの。シャトーレっていうの。知ってるでしょう?」
シャトーレは僕の家の東側の崖下にある3階建ての小奇麗なマンションで、この7月に
建ったばかりだ。屋上はマンションの住人の駐車場になっていて、僕の家の前の道から
直接出入り出来るようになっている。
「僕んちの隣ですよ。近いうちに木村を誘って伺います。それじゃあ。運転手さん、ど
 うもすみませんでした。」
僕は先生とタクシーの運転手に挨拶してバス通りを駅の方に向かった。
「そういう訳で遅くなっちゃったんだ。」
僕は木村にいまの一件を話してやった。
「へえ、それは奇遇だな。今度一緒に行こう。でも、ぶつかんねえでよかったな。お前、
 そそっかしいから、気をつけろよ。」
「うん、気をつけるよ。」
「ところでさ、さっきの特演な、あれ、実は母ちゃんも知ってるんだ。」
木村は声を低めて言った。
「どういうこと?」
僕は木村の言った意味がわからなかった。
「俺が母ちゃんに言ったんだよ。」
「何を?」
「お前がおばさんとおまんこしたがっているって。」
「本当にそんなこと言ったのか?」
僕は急に顔に血が上るのを感じた。
「ああ。もっとはっきり言えば、お前を押入れに隠れさせて覗かせたろう。あれ、母ち
 ゃん全部知ってたんだ。最初のときにばれてたんだよ。」
そう言えばおばさんは不審そうにしていた。
「やっぱりそうか。一度帰ってまた来たんだって言ったんだけど、だめだったか。」
「そうなんだ。あのあと母ちゃんに詰問されてよ。俺、最初はバックレてたんだけど、
 押入れのふすまの穴を見つけられちゃってさ、とうとうばれちゃったんだ。」
木村はすまなそうな顔をして謝るので僕は文句を言えなかった。
「それでお前のこと話したんだよ。お前がおばさんのパンティーを使ってオナッている
 ことを話したら、可愛そうだから見せてやろうっていうことになってさ、母ちゃんが
 積極的に“見せ場”をつくってくれたんだよ。」
「そうだったのか。俺、悪いことしちゃったみたいだな。」
僕はやや鼻白んで言った。
「そんなことないよ。俺も母ちゃんも、お前に見られてるって意識したらすっごく燃え
 たんだから。だけど、最初からお前をダシに使ったわけじゃないんだぜ。」
木村は本当にすまなさそうな顔で言った。
「わかってるさ。俺だってあんなすごいの見られたんだから、お前には感謝してるんだ。
 だけど、今日のはどういう意味があるんだ?」
「それが本題なんだけど、今回のことだって、お前が母子相姦できるようにしようって
 いうことから始めたことでさ、俺たち“先輩”としてはお前に失敗して欲しくないか
 ら、いろいろ考えたんだよ。おばさんの部屋に隠しカメラを付けて1ヶ月近く盗撮し
 たけどおばさんはオナニーしなかたろう?」
「ああ、素振りさえ見せなかったよ。母ちゃんにもバレてんのかなあ?」
「そうじゃないと思うぜ。母ちゃんは、おばさんは市民病院の副看護婦長という責任あ
 る仕事してるから、性欲がどっかにいっちゃてるんだって言うんだ。だからおばさん
 に刺激的な場面を見せればお前とやりたくなる筈だっていうのが母ちゃんの考えなん
 だ。俺もそう思うんだ。」
「なるほど、それで隠しカメラか。だけど、どうやって見せるんだ。母ちゃんは俺の部
 屋にあまり入ってこないから、見せるきっかけがないよ。」
「そこで温泉旅行なんだよ。おばさんを洗脳しようっていうわけさ。最初に、俺が母ち
 ゃんのスカートの中に手を突っ込んだり、母ちゃんの乳をいじったりしているところ
 を、おばさんが偶然に目撃するように仕向けるんだ。肩とか腰を揉んでやっている振
 りをすればわざとらしくないだろう?そうでなければ、何かにつけて肌を触れ合った
 り、いちゃいちゃしたりしてさ、とにかくおばさんに、“あの二人はおかしい”と思
 わせればいいんだ。次に、部屋のトイレから、俺と母ちゃんが相次いで出てくるとこ
 ろをおばさんに見られるように仕組む。これもあからさまにやるんじゃなくて、おば
 さんが不審に思う程度にやるんだ。例えば、俺が先に出て、ちょっとしてから母ちゃ
 んが髪に手でもあてながら出てくれば、いくら鈍感なやつだって変だと思うぜ。まし
 てお前んちのおばさんは頭の回転が速いから、その辺はすぐに気が付く筈さ。それで、
 おばさんが俺たちの行動に疑惑を持ってトイレに入ってみると、便器の中に使ったコ
 ンドームが浮いているなんてのはどうだ?」
木村は自慢げに言う。
「うん、そこまで見せられて変に思わないやつはいないな。母ちゃんならすぐピンとく
 るよ。」
「そこで今度は直接濡れ場を見せるんだ。お前とおばさんが二人で遊歩道を散歩してい
 るときに、俺と母ちゃんがおまんこしているところを目撃するんだ。ほら、展望台に
 行く途中の崖っぷちにある東屋な、あそこで俺たちが露天でおまんこしてるところを、
 お前たちが偶然通り合わせて目撃しちゃうってのはどうだ?」
「そうだなあ、あそこは遊歩道より下だから上からは見えないけど、谷へ下りる道から
 は見えそうだな。だけど、本当にあそこでおまんこするのか?」
僕は木村んちの家族と一緒に何度も行っているからあの辺の様子はよく知っている。
露天風呂の脇から裏山の展望台に上がる遊歩道があるのだが、階段状の道が急なのと、
特に見晴らしがいいわけではないから、旅館の客はほとんど行かない。その遊歩道の途
中から谷のほうへ少し下ったところに小さな東屋があるのだが、四方に腰までの高さの
板囲いがあり、真ん中に置かれたテーブルを囲んで木製のベンチが2脚ほどあるだけの
ものだ。そこで木村たちが母子相姦すると言うのだ。
「ああ、一度戸外でやってみたかったんだ。天気がよければ裸になっても寒くはないだ
 ろうし、もし天気がよくなくて寒いようだったら、下半身だけ出してやったっていい
 し、その辺はまかせろよ。お前たちが十分興奮するようにうんと卑猥にやるからよ。
 俺さ、あそこで肛門性交して母ちゃんに尿浣腸してやろうと思うんだ。あれ汚れるけ
 ど、すっごくいいんだぜ。いつもは風呂場でやるんだけどさ。」
木村は卑猥な笑い顔で言った。
「本当にすごそうだな、ぜひ見てみたいよ。」
「ああ、たっぷりと見せてやるよ。ところでよ、このあたりでお前とおばさんが合意に
 達してしまえば問題ないんだけど、もし、まだ洗脳が足りなさそうだったら無理しち
 ゃあだめだぜ。慌てる乞食は貰いが少ないって言うからな。」
僕は木村の話にすっかり興奮してちんこが硬く勃起しっぱなしで、パンツがちんこから
漏れ出た愛液でぐっしょり濡れてしまった。木村も自分の話しに酔ったみたいに顔を赤
くし、勃起したちんこが突っ張るのかしきりにズボンを直している。
「お前とおばさんがやっているのを見れば、母ちゃんだってじっとしてはいられないだ
 ろうから、俺がちょっかい出しても避けやしないと思うけど、まだ続きがあるのか?」
「そういうこと。“これでもか!”って追い討ちを掛けるんだ。あそこの旅館は和室だ
 から、布団を敷くときに八畳間の方に四組並べて敷くと思うんだ。俺とお前は真ん中
 に寝て、両端に母ちゃんとおばさんが分かれて寝るようにするんだ。頃合を見て俺が
 母ちゃんに仕掛けるから、お前は眠っている振りをしてるんだ。だけど、本当に眠っ
 ちゃだめだぜ。」
「当たり前さ、眠れるわけないじゃないか。」
「そんならいいんだけど、肝心のときに眠っちゃったら何にもならねえからな。はじめ
 はペッティングしながらひそひそ声で卑猥な会話をするから、お前はおばさんの様子
 をよく見てるんだ。」
「うん、それからどうするんだ?」
「俺たちはしばらくペッティングを続けるが、そのうちに俺が布団の中に潜って母ちゃ
 んのおまんこを舐め始める。母ちゃんの息遣いが荒くなったところで正常位でおまん
 こするから、お前もそのあたりでおばさんのおまんこをいじったり舐めたりすればい
 いんだ。タイミングさえ間違わなければ、おばさんがお前の誘いに乗ってくることは
 間違いない。“絶対”って言えるよ。ただ、これが肝心なんだけど、俺たちはお前た
 ちに感づかれていない振りをするから、お前たちも俺たちのことを感づいていないと
 いう振りを続けなければいけないんだ。これが女をたらしこむ鉄則だから、よく覚え
 て置けよ。今回の旅行は、あくまでお互いに何も見なかったという振りをするところ
 がポイントなんだ。」
木村は得意そうに締めくくった。
ストーリーはよくわかったが、心理的な部分については、わかったようでよくわからな
かった。でも、何か晴れ晴れとしたものが見えてきた感じだ。
「本当に大丈夫か?俺たちは場数を踏んでるから問題ないけど、お前は演技が下手だか
 らちょっと心配なんだよな。」
「うん、でも、何かうまくやれそうな気がするんだ。一生懸命やってみるよ。」
「おばさんを騙すのは心苦しいけど、こうでもしなけりゃおばさんは発情しないぜ。ま
 あ、作戦と言ってもこんなところだけど、どうだい?まんざらでもないだろう?」
「ザッツ・アイディーア!最高だよ。そのままエッチ小説に使えそうだな。」
僕は明るい声で言った。
「今度の温泉旅行がお前とおばさんの“新婚旅行”になればいいな。」
木村は僕の肩を叩いて言った。
僕たちの話が終わるのを見計らったように、おばさんがケーキとお茶を持ってきた。
点けっぱなしだったNHKテレビの9時のニュースがはじまった頃だった。
「おばさん、ありがとう。俺、嬉しくって…」
僕はおばさんの顔を見たら急に感激して声が詰まってしまった。
「中山君たら、そんな他人行儀なこと言わないで。あなたも義男も兄弟同然なんだか
 ら、二人とも私の可愛い息子だと思ってるのよ。そうでなけりゃ、あんな恥ずかし
 い真似できないわよ。でも、智ちゃんに見られてるんだって思ったらすごく興奮し
 て、最期なんかどうなっちゃたのかわからなかったのよ。」
おばさんはさっきの性交を思い出したのか、腰をもじもじさせながら顔を上気させて
言った。
「母ちゃん、ついでだから、中山におまんこ見せてやってくんないか。こいつも俺も、
 さっきから勃起しっぱなしなんだ。一緒によ。」
木村が思いついたように言った。
「義男がそう言うんなら、いいわよ。でも、ちょっと恥ずかしいな。中山君もいい?」
おばさんははにかみながらも、まんざらでもなさそうに言う。
「うん、お願いします。」
「それじゃあ、約束して。中山君も私の子になるって。そうすれば私とあなたは義理
 の母子になるわけでしょう。母子相姦の予行演習ができるじゃない。」
おばさんは自分の発案にすごく満足したみたいで、鼻の穴を膨らませて言った。
「ありがとう。俺、おばさんの子にさせてもらいます。」
僕がそう言うと、木村が、
「俺のほうが誕生日が早いから、お前は俺の弟分だぜ。」
と言った。おばさんは立ち上がってスカートを脱ぎ捨て、
「智ちゃん、パンティーを脱がして。」
と言った。僕はおばさんの前に跪き、両手をパンティーの腰の部分に当ててゆっくり
と引き下ろした。
「そのパンティー、智ちゃんに貸してあげるわ。」
おばさんは蜜液でぐっしょりと濡れたパンティーを僕に貸してくれると言う。
「本当に?」
僕は目を輝かせたに違いない。
「ええ、そうよ。使ったら返してくれればいいわ。智ちゃんが、お母さんと本当の母
 子相姦が出来るようになるまで、毎日汚れたパンティーを貸してあげるわ。智ちゃ
 んが汚れたパンティーが必要なこと、おばさん、よく知ってるんだから。」
おばさんはそう言ってベッドの上に横たわった。
僕たちも下半身を脱いでちんこを出し、おばさんの傍にいざり寄った。
膝を折り曲げ、股を大きく開いて両手でおまんこを開いたおばさんが、
「智ちゃん、これが私のおまんこよ。舐めてくれる?」と言ってくれた。
僕が木村に目配せすると、木村がうなづいたので、僕はおばさんのおまんこに顔を近
づけた。
カメラを通して見た時には陰毛が薄いように見えたが、おばさんの陰毛はかなり濃く、
そのため部分的に脱毛してうっすらと見えるように手入れしているみたいだ。
はじめて見る実物のおまんこは魅力的な匂いを発散させてぬめぬめと輝き、膣口から
は透明な蜜液が溢れている。
僕は太ももの内側に手を添えて、妖しくうごめくおまんこに口をつけた。
溢れ出る蜜液を吸い、舌を尖らせておまんこの中に差し込むと、おばさんの手が僕の
ちんこを優しく握ってくれる。
「智ちゃん、上手よ。とてもいい気持ち。義男、あなたのもちょうだい。」
おばさんは僕のちんこをしごきながら木村のちんこも巧みにしごきはじめた。
僕はおばさんのおまんこにむしゃぶりついて、夢中で舐めまわした。
「ああ、気持いい。素晴らしいわ。智ちゃん、中に入れて。」
おばさんの声は震えている。
「中山、母ちゃんがああ言ってるから、おまんこに入れてやってくれよ。」
木村の声も震えている。
「い、いいの、か?」
僕の声も震えてしまう。
「いいよ。入れてぐちょぐちょやってくれ。俺も母ちゃんの口に入れるから。」
そういうと木村はおばさんの口にちんこを入れた。僕も身体を起こし、おばさんの股
間に身体を入れ、ちんこをおまんこにあてがってぐいっと押し付けた。
ぬるぬるの蜜液に濡れたおばさんのおまんこは僕のちんこをやすやすと呑み込み、根
元までしっかり咥え込んだ。
おまんこの中は熱く潤み、何かがうごめいているような感じで、ちんこに絡みつくよ
うに収縮を繰り返して気持ちよくってしかたがない。母のおまんこもこんな感じなん
だろうか?はやく母とやりたい。
僕は気持ちがよくて気持ちがよくてどうしようもないほどで、おばさんも、僕が何も
しないのに勝手に上り詰めていってるみたいだ。
僕は我慢の限界にきて、おまんこの中にどくっどくっと放出した。
木村もほとんど同時におばさんの口の中に放出したみたいで、おばさんが喉を鳴らし
て精液を飲み下すのがわかる。
僕はいま射精したばかりなのに再びちんこが硬くなるのを感じ、腰を激しく動かし続
けた。どんどん快感が高まり、わずか数分で再び激しく射精してしまった。
おばさんもよかったみたいで、おまんこがぐいぐいとちんこを絞り上げるようにうご
めいている。
僕はちんこを抜いておまんこに口を付け、溢れ出る精液と蜜液の混じったものを吸出
し、おばさんに口移しで飲ませてやった。
「おばさん、木村、ありがとう。すっごくいい気持ちだった。生まれて初めてなんだ。
 女の人と性交したのは。本当にありがとう。」
「礼には及ばないよ。俺も母ちゃんも、すっごくよかったんだから。ねえ、母ちゃん、
 そうだろう?」
「ええ、本当よ。三人でやるのって、素晴らしいわ。病み付きになりそう。私のおま
 んこで智ちゃんの“筆下ろし”ができたことも大感激よ。私たちの方こそありがと
 うって言いたいわ。」
「そう言ってもらえて嬉しいです。それで、甘えついでにお願いなんだけど、おばさ
 んのおしっこを飲ませて欲しいんだ。」
「本当?私のおしっこまで飲んでくれるの?」
「うん、是非お願いします。木村、いいだろう?」
「母ちゃん、飲ませてあげなよ。こいつ言い出したら聞かない性質だから。」
木村は苦笑して言った。
おばさんは僕の顔を跨いで尿道を僕の口に当て、
「智ちゃんいい?出すわよ。」
おばさんはそう言って少しずつ排尿しはじめた。塩気と渋みが溶け合った、とろっと
した喉越しで、口に流れ込む量が徐々に増えてくる。しまいには口から溢れかえるほ
どに激しく出てきて、僕は息もつかずに夢中で呑み込んでいった。
僕は最期の一滴まで吸い尽くすように舐め取り、おまんこや肛門をきれいに舐め清め
てやった。
「おばさん、とてもおいしかったよ。」
僕はベッドを降りたおばさんに礼を言って起き上がろうとしたが、
「待って、そのままじゃ可愛そうだから、なだめてあげるわ。」
とおばさんが言い、僕のちんこを口に咥えてくれた。僕はおばさんのおしっこを飲み
ながらちんこを再び勃起させていたのだ。
おばさんの舌がねっとりと絡みつき、ちんこを吸い上げ、しゃぶり尽くし、軽く歯を
当ててこそぐように顔を上下してくれる。亀頭の割れ目に舌先をあてがい、尿道をほ
じくるように舐めまわすので気持ちがよくて仕方がない。僕は幾らも経たないうちに
絶頂に達し、おばさんの喉の奥深くに激しく放出した。
おばさんは唇が僕の腹に触れるほどちんこを喉の奥まで呑み込み、射精した精液を一
滴も余さずに飲んでくれたが、ちんこを咥えて離そうとはしない。
尿意を催してそのことを告げると、おばさんは一度ちんこから口を離し、
「飲ませてちょうだい。」
と言って再びちんこを喉深く呑み込んだ。
僕はおばさんの喉に直接おしっこを出したが、おばさんはちんこを口に咥えただけで
はなく、喉の奥まで呑み込んでいるのがよくわかった。
こうして僕は思いがけずに木村のおばさんとおまんこすることができた。
おまんこに挿入しただけで射精してしまうのを“早漏”というそうだが、わずか15
分くらいの間に3回も射精してしまった。
「俺って、早漏なのかな?」
僕はパンツを穿きながら、誰にともなく訊いた。
「何でそんなこと言うんだ?」
すっかり身支度をした木村が逆に訊いて来た。
「だってよ、おばさんのおまんこに入れただけで気持ちよくなっちゃってさ、もう、
どうにも我慢できなくなっちゃったんだ。口に咥えてもらったときもそうだった。」
「智ちゃん、そんなこと、心配することじゃないわ。義男なんか、私のおまんこを見
 ただけで出ちゃったんだから。手で触っただけでも出ちゃうし、おまんこを舐めて
 くれている途中でも出しちゃうもんだから、はじめのうちはまともに性交できなか
 ったのよ。3回目か4回目になってやっとまともに挿入して性交できたの。その点
 智ちゃんの方が見どころあるわよ。」
おばさんはスカートを穿きながら笑って言った。
「母ちゃん、それはちょっと言い過ぎだよ。」
木村が口を尖らせて抗議した。
「母ちゃんだって、はじめてやったとき、泡吹いて気を失っちゃったじゃないか。あ
 のとき母ちゃんがおしっこを漏らしちゃったから、俺が飲んでやって、それから俺
 が“母ちゃんのおしっこ大好き人間”になっちゃったんだから。これって母ちゃん
 の責任だよ。」
木村がおばさんのおまんこをいじりながら言うと、
「そんなことないわよねえ。智ちゃんだって、私のおしっこ、おいしいって言ってく
 れたもの。それじゃあ智ちゃんも変態ってことになっちゃうわ。」
おばさんが僕の顔を覗き込みながら言ったので、僕たちは声を上げて笑ったが、よく
考えれば、僕たちはみんな変態なんじゃないだろうかと思った。
実の母親とおまんこしたいと願う息子と、自分の腹を痛めて産んだ息子のためにおま
んこを剥き出し、蜜液を滴らせて迎え入れる母親、そしてその中に割り込んで一緒に
性交し、おまんこを舐めたり尿を飲んで喜悦する僕が、正常だと言えるだろうか?
いや、それより、性愛行為で正常とか異常ということ自体があるんだろうか?
そんなものは初めからないんじゃないだろうか?あるわけはない。相手が喜ぶことを
可能な限りしてやるのが性愛の原点なんじゃないだろうか。それなら、相手のことを
考えながらやっている限り変態ではないんじゃないだろうか。
僕はつかの間こんなことを考えていた。
袋から取り出した新しいパンティーを穿き、空いた袋にさっき脱いだパンティーをき
ちんとたたんで入れて僕に手渡してくれたおばさんが、
「はい、おみやげ。でもあまり激しくやっちゃだめよ。私とやる分は取っておいてく
 れないと。」
と言って僕のくちびるにキスしてくれた。
「あら、お茶が冷めちゃったわね。ちょっと待っててね。」
おばさんはお茶を入れ替えるために部屋を出て行ったが、しばらくしてお盆と一緒に
コードレス電話を持って戻ってきた。
「義男、和子からなんだけど、ちょっと出てくれない。また揉めてるらしいのよ。」
おばさんは少し顔を曇らせて言い、中山に電話機を渡した。
「もしもし、姉ちゃん?しばらくだね。・・・元気だよ。・・・うん・・・そうか。
 ・・・うん、いいよ。ちょうど中山が来てるんだ。・・・うん、それじゃあね。」
木村も困ったような顔をして電話を切った。
「どうなの?義男。」
おばさんが心配顔で木村に尋ねた。
「うん、これから来るって。ところでよう、中山、おばさんに電話して遅くなるって
 言っとけよ。お前にちょっと相談に乗ってもらいたいんだ。」
「俺で役に立つのか?」
「ああ、姉ちゃんのことなんだけどさ、お前の意見が聞きたいんだ。頼むよ。」
「わかった。じゃあ俺、母ちゃんに電話するよ。」
僕が家に電話を掛けると話中だった。しばらく待ってからもう一回掛けたが、やはり
話中だ。母が電話をしているみたいだ。病院の人と話をしているのかも知れない。
「母ちゃんが電話しているみたいだ。俺、ちょっと家に行ってくるよ。」
僕が木村たちにそう言って立とうとしたときに電話が掛かってきた。
「はい、木村です。ああ、おばさん、こんばんは。うん、いますよ。ちょっと待って
 ください。中山、おばさんからだぜ。」
僕の想像どおり、母に緊急の呼び出しが入ったそうだ。これから病院にいかなくては
ならないから、遅くなるようなら泊めてもらうように、とのことだった。
おばさんに電話を代わってもらったら、温泉旅行のことはともかく、野菜が高くなっ
たとか、仲町のパープルという美容院は上手だなどと、どうでもいいことを長々とし
ゃべり、とんだ井戸端会議になってしまった。
「母ちゃん、おばさんは緊急で病院に行くんだろう?遅くなっちゃうぜ。いい加減に
 切った方がいいんじゃないか?」
木村が呆れて言ったので、おばさんも母と挨拶を交わして電話を切った。
「ごめんごめん、私って、つい長話になっちゃうのよね。」
おばさんは笑いながら俺たちに謝る。
「母ちゃんって、いつもこれだからな。」
木村がこぼすように言った。
「俺んちの母ちゃんも同じだよ。」
みんなで声を上げて笑った。
そのあと、お茶を飲みながら、木村やおばさんから姉ちゃんのうちのことを聞いた。
「姉ちゃんは普段は優しいけど怒ったらこわいから、俺もあんまり姉ちゃんを怒らせ
 たことはないんだ。だけど、今の電話はただ事じゃあないぜ。思いつめてるみたい
 だった。」
「義男ったら、脅かさないでよ。和子が何かするみたいなこと言わないで。心配にな
 っちゃうじゃないの。」
「大丈夫だよ。姉ちゃんが来たら、俺が慰めてあげるから。」
僕がそう言うと、木村は、
「お前知らないからそんなこと言うけど、姉ちゃんが本当に怒ったら手がつけられな
 いんだから。」
と言った。
姉ちゃんの名前は和子といい、今年23歳になる。スタイルがよくてとてもきれいだ
から、結婚するまでは僕たちのアイドル的存在だった。旦那の名前は康三という。
大学生のときに友達と海水浴に行き、脚がつって溺れそうになったことがあった。僕
が5年生のときだから、今から2年くらい前のことだ。
ちょうどその近くで泳いでいた康三が姉ちゃんを助けたのだそうだが、それからとい
うもの、明けても暮れてもデートの誘いで、とうとう根負けした姉ちゃんが康三と結
婚したのが去年の6月で、結婚していると言ってもまだ1年ちょっとにしかならない。
さんざん拝み倒して姉ちゃんと結婚したのに、康三は結婚直後から派手に遊びまわり、
姉ちゃんのことを省みようとはしなかった。
すぐに別れてしまえばよかったのにと言えばそれまでだが、康三は、康三の父が社長
をやってる会社の役員をしており、その会社は木村のおじさんが勤める会社の大のお
得意さんだったのだ。
姉ちゃんはおじさんに頼まれたわけではないが、命の恩人でもある康三に負い目があ
ったみたいで、少々のことは目をつぶろうと思い我慢してきたのだそうだ。
ところが康三の遊びはエスカレートする一方で、クラブのホステスを連れて出掛けた
ゴルフ場で人に怪我させたり、会社の女子社員を妊娠させて慰謝料を会社の金で支払
ったりと、この1年だけで何回もそういった“事件”があった。
そして決定的だったのが今回の事件で、姉ちゃんが大学時代の友人たちと会って家に
戻ったら、康三が女を家に連れ込んでいたというのだ。
二人とも下着姿で、部屋には生臭い匂いが立ち込めていたという。あまりに人を馬鹿
にしているので怒鳴ってやろうかとも思ったが、腹立ち紛れに言えば何を言い出すか
わからないから、すぐに家を飛び出したのだそうだ。近所の喫茶店でコーヒーを飲ん
でいるのだが、みんなに聞いてもらいたいから“これから行く”と喫茶店から電話し
てきたのだ。
「そういうことなら心配してもしょうがないじゃないか。姉ちゃんの言い分をみんな
 で聞いてあげればいいんじゃないのか?」
そんなことを話し合っているうちに姉ちゃんが来たみたいだ。
「あれからすぐ出たんだけど、小田原厚木道路がすっごく混んでたの。智ちゃんが来
 てるんだって?」
そう言いながら姉ちゃんが玄関に入って来たのは11時を回っていた。
「こんばんは。」
僕が木村の部屋から顔を出して挨拶すると、廊下を早足で歩いてきた姉ちゃんが、
「元気そうね。しばらく見ないうちに随分男らしくなったじゃない。」
と言って部屋の中に入ってきた。
「そんなことないさ。それより、姉ちゃんこそますますきれいになったね。輝いてい
 るみたいだ。俺、惚れちゃいそうだな。」
僕が照れながらも軽口をたたくと、
「生意気言ってんじゃないの。」
姉ちゃんは僕の頭を指で軽く小突いて愉快そうに言う。木村が言ったように思いつめ
てる様子はない。
「こいつさ、今日から俺んちの子になったんだぜ。俺の弟。」
木村がいたずらっぽく笑いながら言う。
「うっそー。智ちゃん本当なの?」
姉ちゃんはそう言いながら木村のベッドに腰を下ろした。
「うん、本当だよ。おばさんの子にしてもらったんだ。」
僕もいたずらっぽく笑いながら言った。
「どういうこと?」
姉ちゃんは怪訝な顔つきで僕たちに問いかけたが、僕たちは返事をためらって互いに
顔を見合わせ、にやにやと笑っていた。
「お茶の支度ができたから、こっちにいらっしゃいよ。」
と、おばさんの呼ぶ声がしたので、みんなで居間に移った。
「お母さん、智ちゃんがうちの子になったって聞いたけど、どういうこと?」
「智ちゃんと義男が義兄弟になったのよ。」
おばさんは動揺も見せずにさらりといった。
「この子たち、ずっと前から兄弟みたいなもんじゃない。何か変だな。」
姉ちゃんは釈然としない顔つきで僕たちを眺め回したが、
「そんなことより、あんたのことの方が心配よ。どうなの?」
おばさんが話題を変えたので、
「それなのよ。あの人ったら、ぜんぜん懲りてないの。あたしアタマに来ちゃった。」
姉ちゃんは眉をつり上げて言った。
「じゃあ、もうやめたら?うちに帰っておいでよ。」
木村が訳知り顔で言う。
「俺も姉ちゃんが戻ってきてくれた方が嬉しいな。姉ちゃんに辛い思いをさせるよう
 な男は許せないよ。そんなのと付き合ってたって、この先いいことなんかないよ。」
僕は姉ちゃんのことが好きだったからそう言ったのだが、
「智ちゃん優しいのね。あたし智ちゃんみたいな人と結婚すればよかったわ。」
姉ちゃんはそう言って僕に笑顔を向けた。
「俺、結婚するんなら姉ちゃんみたいな人と結婚したいなあって思ってたんだ。でも、
 姉ちゃんみたいに優しくてきれいな人は一人の男のためにだけ存在してるんじゃな
 いと思うんだ。もう一度独身に戻ってさ、たくさんの男たちに希望を持たせてやっ
 たら?そうすれば俺も候補者に入れてもらえそうだから。」
「中山、お前って詩人だなあ。そんなこと言ったら姉ちゃん本気にしちゃうぜ。」
木村が混ぜっ返したが、おばさんが言った。
「智ちゃんもあんたのことが心配だからそう言うのよ。あんたの考えを聞かせて?」
「そうだよ。俺たちは姉ちゃんの幸せを考えてんだぜ。父ちゃんの会社のお得意さん
 が減ったからって、うちには関係ないことなんだから。」
木村もまじめに心配しているみたいだ。
「みんなの気持ちを聞いてすっきりしたから、あたし決めたわ。あの人と離婚する。」
姉ちゃんはきっぱりと言った。そして、
「今夜からこの家に置いてもらうから、宜しくね。」
と言って、僕が買ってきたシュークリームを頬張った。
「そうと決ればできるだけ早く離婚しちゃったほうがいいな。あした弁護士のところ
 に行って書類を作ってもらおうよ。うんと慰謝料をもらっちゃいなよ。」
僕がそう言うと、
「それがいい。運送屋を手配して荷物なんかも運んじゃってさ。きれいさっぱりと、
 あした中にやっちゃおうぜ。」
と木村が調子を合わせる。
「そうね。康三さんは、あんたがそんなことしないと思ってるから、少しのぼせてる
 のよ。懲らしめるにはその方がいいわよ。」
おばさんも僕たちの意見に賛成のようだ。
「ありがとう。でもあんたたち、あした学校でしょ?」
姉ちゃんは、口の端に付いたクリームをティッシュで拭きながらそう言った。
「いちんちふつか休んだってどうってことないよ。俺も木村も真面目で通ってるんだ
 から。おばさんから学校に電話しておいてもらえば、大丈夫だよ。」
「それじゃあ、あたしの件は“一件落着”ってことね。じゃあ次は智ちゃんの件。お
 母さん、智ちゃんがうちの子になったという理由をまだ聞いてないわよ。」
姉ちゃんはにやにや笑いながら言い寄ったので、おばさんが困った顔をしている。
「姉ちゃん、それはね…」
木村が割って入った。
「中山も母ちゃんとやったから義理の親子になったんだ。俺がやってもいいって言っ
 たんだよ。母ちゃんも了解してくれたんだ。」
「そんなことだろうと思ったんだけど、智ちゃんよかったわね。いい気持ちだった?」
姉ちゃんはにこにこしながら僕の顔を見て言った。
「うん、とてもよかった。」
「中山は女とおまんこしたくてしょうがなかったんで俺に相談しに来たんだよ。それ
 で、俺が得意になって母ちゃんや姉ちゃんとのことをしゃべったんだ。」
木村は頭をかきかき言った。
「義男は口が軽いんだから。智ちゃんだからいいけど、他の人には絶対に言っちゃだ
 めよ。」
「わかってるよ。中山にしか話しちゃいないから、大丈夫だよ。」
「智ちゃん、あんたもお母さんのこと好きなんでしょう?」
「うん。大好きだよ。」
「智ちゃんのお母さんって美人だし、それにとても優しそうだものね。でもね、ただ
 やりたいからやるって言うんじゃ犬や猫と一緒よ。ちゃんと相手の気持ちを確かめ
 て、相手の人格を認め合った上ででないと、お互いに不幸になるわ。あたしがいい
 例よ。愛してもいない人だったのに、あまりにしつっこく言い寄ってくるから本当
 に愛してくれているんだと思っちゃったの。すぐに気が付いたんだけど、ぐずぐず
 して今日まで来ちゃったのよ。」
姉ちゃんは僕にもよくわかるように話してくれた。
「それじゃあ、中山がうちの子なったお祝いをしようよ。」
木村の音頭でコーラで乾杯した。
その晩は雑談をしながら、みんなで居間で雑魚寝した。
僕に寄りかかってこっくりこっくりしはじめた姉ちゃんと僕に、木村が毛布を持って
きてくれた。
「中山よ、姉ちゃんとやってもいいぞ。」
僕に耳打ちした木村はソファーに横になったおばさんにも毛布を掛け、隣にもぐりこ
んでもぞもぞと動き出した。
おばさんのパンティーを脱がそうとしているのが毛布の上からわかる。毛布をはぐっ
て木村が顔を出し、僕に目で合図した。
僕は姉ちゃんの背中に左手を回し、右手で胸をゆっくりと揉み始めた。姉ちゃんは薄
っすらと目を開け、僕の首に両手を回してきた。
僕は姉ちゃんのブラウスのボタンを外し、ブラジャーの下側から手を差し入れた。僕
の手に余るほど豊満な乳房は僕の指を押し返すような弾力を秘めている。僕は姉ちゃ
んと唇を合わせながら、両の乳房を交互にゆっくりと揉み解すように愛撫した。
姉ちゃんが口の中に舌を差し入れてきたので、僕も舌を絡ませながら強く吸い、姉ち
ゃんが送り込んでくる甘い唾液を喉を鳴らして飲んだ。
姉ちゃんが鼻声を出し始めたので僕は手を腰の横に移動させ、タイトスカートのフッ
クを外し、ファスナーをゆっくり下げた。
姉ちゃんが腰を幾分か上げたので、僕はスカートをゆっくりと引き下げ、足元まで下
ろした。
姉ちゃんは僕の股間に手を這わせ、ズボンのファスナーを下げ、硬く勃起したちんこ
を引き出そうとする。
「姉ちゃん、ちょっと無理だよ。ズボンを脱ぐから。」
僕が姉ちゃんの耳に口を寄せて囁くと、
「ついでにあたしのパンティーも脱がせて。」
と言った。
僕がズボンを脱ぎながら木村たちの方に注意を向けると、木村がおばあさんの股間に
入って、一生懸命におまんこを舐めていた。毛布を外し、おばさんの両脚を担ぐよう
にしながら、顔を左右に振りたてて夢中で舐めている。
僕も毛布をはぎ、素早くズボンを脱いで姉ちゃんの脚を大きく開き、股間に顔を埋め
た。おまんこの匂いが僕の顔を包み、いやが上にも僕の性欲を刺激する。
僕は舌を尖らせたり広げたりしながら夢中で舐めた。膣口だけでなく肛門にも舌を尖
らせて差込み、クリトリスを唇の先でついばみ、と、考えられることを片っ端から試
した。姉ちゃんは、
「いい、いいわ。そこ、ああ、いい。いいわ。」
と僕の頭を両股でぐいぐいと締め付ける。
僕は姉ちゃんのおまんこから顔を上げて木村の方を振り向いた。
木村はおばさんのおまんこにちんこを挿入して激しく腰を振りたてている。
おばさんは、
「いいわよ。ああ、いい、義男、いいわ。ああ、あ、いい。」
と大きな声で快感を訴え、木村の背中に両手を回し、足を木村の腰に絡みつかせてよ
がっている。僕も姉ちゃんの股間に身体を入れてちんこを濡れそぼったおまんこに挿
入した。
姉ちゃんのおまんこは僕のちんこの侵入を阻むかのような狭小さで、ぬるぬるに濡れ
ているのになかなか入らない。
僕はちんこの先に姉ちゃんの愛液をたっぷりと塗りつけ、膣口の真ん中にあてがって
腰を強く押し付けた。
しばらくそうしていると、急にぬるっとした感触がちんこに伝わり、熱く潤った肉襞
がちんこを包んだ。僕のちんこが姉ちゃんのおまんこに入ったのだ。
おまんこの中は無数の生き物でも住んでいるように蠢き、僕のちんこを奥へ奥へと吸
い込むので気持ちがよくて仕方がない。
僕は激しく腰を使った。姉ちゃんは僕の腰に両足を絡めながら快感を訴える。
「姉ちゃん、出してもいい?俺、気持ちがよくってどうしようもないよ。」
僕が姉ちゃんの耳元で言うと、姉ちゃんも、
「いいわ、いいわよ。うんと奥まで入れて、いっぱい出して。智ちゃんの子を産んで
 あげるから、いっぱい出して。いいわよ。ああ、いいわ。」
と言って腰を突き上げ、弓なりになって快感を訴える。
僕が腰を強く押し付け、堪えていた引き金を絞ろうとした寸前に姉ちゃんのおまんこ
の奥深いところで何かが起こった。ちんこの先、亀頭の部分がすっぽりと何かに嵌ま
り込んだのだ。
「ああ、どうしたの?ああ、いい。すごいわ。ああ、ああ、ああ、いい、あ、あ。」
姉ちゃんが白目を剥いて失神したのと、僕が激しく射精したのとほとんど同時だった。
どくっどくっとちんこを伝わって多量の精液が流れていく。
亀頭の先が嵌まり込んだ部分に向かって、すごい勢いで噴出したのが先端の感覚でわ
かる。ものすごくいい気持ちだ。頭の中が真っ白になるほどの快感で、腰が痙攣して、
いつまでも射精が続いているような気がする。
激しく射精したのにちんこは一向に衰える様子はなく、次から次に快感が押し寄せて
は射精を促し、僕は姉ちゃんのおまんこに挿入したまま3回も射精してしまった。
その間姉ちゃんは失神を続けていたが、ちんこが萎えてきて抜け落ちる間際になって
ようやく失神から覚めた。
「あたし、どうしちゃったのかしら。こんなによかったのは初めてよ。智ちゃん、あ
 んた、何をしたの?すごかったわ。」
「俺もすっごくいい気持ちだった。何が何だかわからなかったけど、3回か4回続け
 て出ちゃったみたいだ。頭の中がボーっとしてるんだ。姉ちゃんのおまんこが良す
 ぎるんだよ。全部出ちゃったみたいだ。」
僕はそう言いながら姉ちゃんからちんこを抜き、姉ちゃんのおまんこを舐め清めよう
と膣に口を付けたが、射精したはずの精液が流れ出てこない。溢れ出てくるのは姉ち
ゃんの愛液だけだった。姉ちゃんが僕のちんこをきれいに舐めしゃぶってくれたので、
僕は姉ちゃんに聞いた。
「姉ちゃん、俺、確かに射精したよね?」
「ええ、すごくたくさん射精してくれたのわかったわよ。すごくいい気持ちだったも
 の。どうかしたの?」
「それが、おまんこから精液が流れ出てこないんだ。流れ出てきたのは姉ちゃんの愛
 液だけなんだよ。」
「そんなことはないでしょ。4回分の精液はどこにいっちゃったのよ?」
「それがわかんないんだよ。射精しようとしたとき、姉ちゃんのおまんこの中でちん
 この先がすっぽりと何かに嵌まり込んだような気がしたんだけど、それがすっごく
 いい気持ちで、俺のちんこをぐいぐいと吸い込むような気がしたんだ。あんまりい
 い気持ちだったんで4回も射精しちゃったんだけど、よくわからないんだ。」
ぼくたちがそんな会話をしていると、
「どうしたの?ふたりとも。」
おばさんが怪訝な顔をして僕たちに言った。
「うん。よくわからないんだよ。」
「中山は確かに射精したんだろう?」
「うん。でも、姉ちゃんのおまんこから精液が流れ出さないんだよ。それでどうしち
 ゃったんだろうってことになってさ。」
「あたしも智ちゃんが射精したのは覚えてるの。すっごくたくさん出してくれたのよ。
 あたしあんまりいい気持ちだったので、少し失神しちゃったんだから。」
「ふーん。不思議なこともあるもんだね。でも、二人とも気持ちよかったんだからい
 いじゃないか。俺たちもすっごく良かったんだぜ。ねえ、母ちゃん。」
「ええ、すごく良かったけど、でも変ねえ。子宮の中にでも入っちゃったのかしら?」
おばさんも首を傾げながら言ったが、おばさんの言ったのは当たりだった。
だいぶ後になって母から聞いてわかったことだが、姉ちゃんはきわめて特異な体質で、
極端に性的な快感が高まると子宮口が大きく開くのだ。母もそうなのだ。
亀頭がすっぽりと子宮口に嵌まり込んだため、射精した精液は直接子宮内に噴出し、
そのため膣口から精液が流れ出さなかったのだ。僕が何もわからなくなるほど気持ち
がよかったのは当たり前だ。
このときはそんなことはわからなかったが、このあと僕は姉ちゃんと3回、木村はお
ばさんと2回やった。そして、それぞれカップルで抱き合いながら眠った。
翌日、僕たちは弁護士事務所を訪ねて姉ちゃんの離婚の交渉を依頼し、その足で運送
屋に行って引越しの手配をした。
さすがにその日のうちに引越しすることはできなかったが、翌日には姉ちゃんの荷物
はみんな運んでしまった。
旅行


三週間後、康三との離婚が成立した姉ちゃんが家に挨拶に来た。おばさんと木村が一緒
だった。
康三は始めのうち離婚に同意しなかったそうだが、弁護士が民事訴訟を起こすと脅しを
掛けたら、康三は急に態度を変えて離婚に同意したそうだ。
慰謝料も請求どおり支払うことを約束させ、一昨日、正式に離婚が成立したという。
一通りの挨拶が済むと旅行の話になった。
「今回はあたしもお供させてもらいたいんですけど、いいですか?」
姉ちゃんも一緒に行きたいらしい。
「ぜひご一緒したいわ。大勢で行ったほうが楽しいですものね。」
来週に迫った旅行の話で女たちは持ちきりだ。
僕は木村の耳に口を寄せて、
「おい、姉ちゃんが一緒に行ったら計画が狂わないか?」
と聞いてみたが、木村は、
「姉ちゃんには今度の計画を話してあるから大丈夫だよ。お前はおばさんとやることだ
 け考えてればいいんだ。姉ちゃんもお前のこと応援してくれるってよ。」
と軽く言うが、僕は姉ちゃんともやりたいので、そのことを言うと、
「お前も好きだなあ。向こうに行けば、どこででもできるから、心配いらないよ。それ
 より、一晩しか泊まれないんだから、おばさんとやれるようになる方が重要なんじゃ
 ないか?まあ、俺に任せておけよ。」
木村はそう言って愉快そうに笑った。
旅行の当日、午前6時に木村たちが迎えに来た。
「おはようございます。木村観光です。お迎えにまいりました。」
木村が陽気な声を掛けてきたので外に出ると、家の前に姉ちゃんのエスティマが停まっ
ていた。運転席から降りてきた姉ちゃんが
「後ろに乗って。」
と言ってスライドドアを開けてくれた。助手席に知らない女の人が乗っている。
「あたしの親友の美由紀ちゃん、一緒に行くことになったの。宜しくね。」
みんなが乗り込むと姉ちゃんが女の人を紹介した。
「大蔵美由紀です。和子さんからお誘いを受けたので、ご一緒させていただくことにな
 りました。宜しくお願いします。」
美由紀さんは姉ちゃんの高校時代の同級生で、そう言えば前に一度木村んちで見かけた
ことがあったが、“こんなにきれいな人だったかなあ”と思うほど目鼻立ちの整った美
人だ。姉ちゃんもきれいだけど、“美人”というより“可愛らしい”という方が合って
いる。母ちゃんとおばさんが真ん中の席に座り、僕と木村が一番後ろの席に座った。
大井松田から東名高速に乗った。姉ちゃんは運転が上手で、停まるときもショックを感
じさせない。とろとろ走っている車をすいすい抜き、追い上げてくる車があれば左に避
けて先に行かせるから、安心して乗っていられる。
「母ちゃんより運転うまいな。」と言うと、
「そんなことないよ。普段はすっごくぶっ飛ばすんだぜ。俺なんか何度死にそうな目に
 会ったか知れやしないんだから。」
木村がおどけた調子で言う。
「義男、聞こえたわよ。いつも安全運転してるじゃない。」
そんな会話を交わしながら富士宮で東名高速を降りた。
139号線を通って下部に向かった。朝霧高原の近くで動物が道路を横切り、危うく轢き
そうになった。
「あれ、狸じゃない?」
美由紀さんが目ざとく見つけて言った。
野良犬みたいにぼさぼさの毛で、尻尾が大きかったから狸かも知れない。
左から飛び出てきて、右側の草むらに消えて行ったが、かなり速かった。
オームのサティアンがあった九一色村付近は荒涼とした風景で、紅葉も疎らだったが、
本栖湖に近づくにつれて黄色や朱色の紅葉が見られるようになった。
わいわい言いながら本栖湖に着いた。トイレ休憩してから下部に向かい、52号線に出て
甲府に向かった。
身延山か富士五湖に周遊するマイカーなのだろうか、富士川に沿った道は下ってくる車
が結構多い。
甲府南インターから中央高速に乗り、須玉インターで降りる。
ここから瑞垣山に向かう道に入り、曲がりくねった道を小1時間走った。
ラジウムラインなんて名前が付いているが、車がすれ違うのがやっとの道で、瑞垣湖と
いうダム湖を過ぎて更に山道を右に上がって行く。
増富温泉郷の看板が見えてくるあたりで、道の両側が燃えているような紅葉になり、僕
たちの顔も赤く染まったように見える。
途中の待避所で車を止め、みんなで記念写真を撮った。
足元の遥か下に谷川が流れ、対岸の崖の途中から小さな滝が流れ落ちている。息を呑む
ような景色と言うにはオーバーだが、それほど見ごたえのある景観だ。
山側の岩の間からちょろちょろと清水が湧き出していて、傍に柄杓が置かれている。
「冷たくておいしいわ。うちに持って帰りたいくらい。」
おばさんが一口飲んで言ったので、みんな代わる代わる飲んだ。
かなり早いペースで走ってきたのでまだ11時を過ぎたばかりだが、朝が早かったからお
腹が空いてきた。
「姉ちゃん、腹減ったんだけど、昼飯まだ?」
木村がぼやくように言う。僕もお腹が鳴っている。
「もうすぐよ。おいしいバーべキューが待ってるんだから、もう少し我慢して。」
「どこで食べるの?」
おばさんが訊いた。
「不老閣に頼んであるの。さあ、乗って。あと10分くらいだから。」
みんなが乗り込むと姉ちゃんは車をゆっくりスタートさせた。
まるで紅葉のトンネルのようになった山道を、右に左にハンドルを切り、小広く開けた
ところに掛かった橋を渡ると国民温泉地に指定された増富温泉郷で、奥の方の川岸に建
った質素な旅館の前で車が止まった。前に一度木村んちのおじさんに連れてきてもらっ
たことがある。不老閣という旅館だ。
ここの経営者は昔鍼灸師をしていたそうで、ラジウム温泉が身体にいいということでこ
こに旅館を建てたと聞いたことがある。湯治のお客も泊めるそうで、自炊場もあり、僕
たちは、ここの庭でバーベキューをやることになった。
キャンプ場のような雰囲気ではないが、お腹が空いているので文句は言えない。
自炊場の前からは岩を刻んだ階段で川に下りられるようになっていて、何人かの泊り客
が渓流釣りをやっている。声を掛けると、
「ぜんぜん釣れないよ。」
と言った。バーベキューの施設と言っても、コンクリートのU字溝を3個並べただけの
もので、その上に鉄の網を載せるようになっている。古新聞を丸め、薪を並べて火をつ
けたが、製材所から拾ってきたような薪は水分を含んでいて火付きが悪い。
煙ばっかりで一向に火がつかない。何度か火をつけ直し、ようやく火がまわった頃、頭
を手拭で包んだおばさんが野菜や肉を載せた大きなお盆を持ってきた。
「うめえごと、火いついたでねえの。あたしらやっても、うめごとつがねえのよね。」
40歳くらいの健康そうなおばさんは、妙なイントネーションで言った。
もんぺを穿いて、素足にサンダルを突っかけている。
地元の人がやっても火付きが悪いっていうんだから、僕たちはたいしたもんだ。
「尻はでかいけど、おまんこしたくはないな。なんか、臭そう。」
木村が小声で言ったので僕は噴き出してしまった。
「やりがたさ、わがってべけど、火傷しねように、気いつけてね。」
おばさんが戻ってゆくと、
「“やりかた”だってよ。刺激的な言葉だと思わないか?」
木村がまた変なことを言うので、僕は声をたてて笑ってしまったが、母ちゃんとやるこ
とを思って顔が赤くなった。
姉ちゃんたちが焼いてくれる肉や野菜を腹いっぱい食べてから、木村と僕は川に下りて
みた。


奇岩


この辺りの温泉は赤茶けた鉄錆みたいなお湯で、温度が低くてそのままでは長く入って
いられない。沸かさないと入れないので、冷泉とか鉱泉というらしいが、川の淵に熱い
湯が沸いているところがあるという。
「中山、ここだよ。けっこう熱いぜ。」
木村が指し示したところは大きな岩の裂け目のようなところで、岩の前に行っただけで
熱さが感じられるほどだ。裂け目の中は赤錆色になっていて、透明な湯がちょろちょろ
と湧き出している。手を入れたらかなり熱かった。
「こんなに熱い湯が沸いているのに、温泉に使わないのはもったいな。どうしてなんだ
 ろう?」
「俺も不思議に思って前に不老閣のおじさんに訊いたことがあるんだ。そしたら、“こ
 こは昔から冷泉ということになってるんだからいいんだよ”って言うんだよ。変わっ
 てるだろう。でも、最近は考えが変わったみたいでさ、さっきおじさんが言ってたけ
 ど、来年あたり湯口を広げて温泉を引き込もうと思ってるんだって。」
「そうすると、来年からは“熱い温泉”に入れるわけか。」
「そういうことらしい。ところでこの岩だけどさ、向こうから見ると、おマンコみたい
 に見えるんで、“お目子岩”って言うんだ。」
木村は得意げに言う。
「本当にそんな名前なの?」
僕は少し離れて眺めて見た。たしかに卑猥な形をしている。
岩の露出している部分が花びらのような形をしており、内側が赤っぽく濡れていて外側
の襞のような部分が黒ずんで見える。膣口のように見える湯口から透明な湯がちょろち
ょろと流れ落ちる様は愛液がにじみ出ているようにも見え、下の方の赤黒く変色してい
るところなんか、まるで肛門みたいだ。対岸から見れば、おまんこそっくりに見えるか
も知れない。
「俺が勝手につけた名前だけど、よく似てるだろう?」
「すごく似てるな。写真に撮っておきたいくらいだよ。」
そんな会話をしていると、
「義男、智ちゃん、写真を撮るから、そろそろ上がってきて。」
と姉ちゃんが僕たちを呼ぶ声が聞こえた。
「よし、それじゃあ、そろそろ仕掛けを始めるから、お前は、できるだけおばさんの注
 意を俺たちに向けるようにしろよ。」
「わかった。頼むぜ。」
僕たちは岩の階段を上がりながら“計画”の最終打合せをした。
広場には記念撮影用の台が用意され、前列中央に母ちゃんとおばさん、後列右から姉ち
ゃん、木村、僕、美由紀さんの順番に並んだ。これも計画のひとつだ。
姉ちゃんがカメラを調節して自動シャッターのボタンを押し、急いで木村の隣に立った
とき、木村は、おばさんの肩に置いていた左手を、襟の隙間から胸の中に滑らせたのが
見えたので、僕は母の左肩を軽く突付き、母がおばさんの方に顔を向けるように仕向け
た。そのときシャッターが下りる音がしてフラッシュランプがピカッと光った。
「義男ったら、だめじゃない。動いちゃったわよ。もう一度撮るからね。」
姉ちゃんがそう言って再びカメラのアングルを調節し、シャッターボタンを押して戻っ
てきたが、今度はちゃんと撮影できた。
僕たちは荷物をまとめて車に乗り込み、僕たちの宿泊する“岩の湯館”に向けて出発し
た。橋を渡ったところで車を止めてもらい、姉ちゃんからカメラを借りて“おめこ岩”
を撮影した。角度を変えて3枚撮り、再び車に乗り込んですぐに発車した。
川の上流に向かってくねくねとした山道を5分ほど走り、橋を渡って対岸に移ってさら
に5分、瑞垣山への登山道を左に見て急な坂道を登りきると岩の湯館だ。
「さあ着いたわよ。みんな荷物を持って先に行ってて。駐車場に入れてくるから。」
僕たちは荷物を下ろして旅館の玄関に入った。午後1時を少し回ったところだ。
僕はこれまでに5回来ているし、母も2回来ている。木村んちは何回も来ているので、
初めて来たのは美由紀さんだけだ。
「さあさあ、上がってちょうだい。」
おばさんが僕たちを促す。
岩の湯館は元は別の人が経営していたが10年ほど前におばさんの実家が買い取り、人に
任せて運営しているそうだが、おばさんの実家は甲府の大地主だから、お客が来なくて
赤字でもやっていけるという。いつだったか、おばさんの兄さんという人に会ったこと
があるが、そのときおじさんは、
「いやあ、別荘を持ったつもりなら安いもんですよ。こんな山奥だから税金はほとんど
 掛からないし、赤字分は本社の経費で落とせますから。」
と言って、楽しそうに笑っていたのを覚えている。僕はそのとき、“金持ちになろう”
と思ったものだ。
仕掛


ここで僕たちの計画に一部狂いが生じた。
お客が僕たちだけなので、家族ごとに別々の部屋を用意してあると言うのだ。
「みなさんでおしゃべりできる部屋は別に用意させていただいてありますから。」
ということで、僕と木村の部屋が2階の一番はずれで、隣に母とおばさんの部屋、そし
て、間に雑談部屋を挟んで階段に近い一番手前の部屋が姉ちゃんたちの部屋に決まった。
僕たちの部屋と母たちの部屋は続き部屋で、唐紙を空ければひとつの部屋になるから、
計画が大幅に狂うわけではないが、やはり多少の齟齬はありそうだ。
どの部屋もドアに鍵が掛かるようにはなっているが、バス・トイレが付いているのは1
階の4室だけで、これらの部屋は洋室だが、2階はすべて和室でトイレしか付いていな
いのだ。そのことを木村に言うと、
「そんなの関係ないよ。狭いトイレもいいもんだぜ。俺が便座に腰掛けてその上に母ち
 ゃんを跨らせるのもいいしよ、母ちゃんが便座に据って両足を高く上げたところに俺
 が前から挿入したり、便座に手を突いて尻を高く掲げた母ちゃんに後ろから突っ込む
 ことだってできるんだから。」
と言う。僕は木村の話を聞いただけでちんこが硬くなってしまった。
「だけど、一緒に寝られなければ夜の計画がうまくいかないんじゃないか?」
「まあ、俺に任せておけって。とにかく、積極的に仕掛けるから、お前も頑張れよ。」
木村に励まされて、僕は隣の部屋に声を掛けた。
「お茶の用意ができてるそうだから、茶の間にいこうよ。」
僕が母を誘い出し、木村とおばさんが部屋に残ることになっている。
僕たちは茶の間で木村たちが来るのを待っているがなかなか来ない。お風呂に入りに行
こうということになって母が部屋に戻ると、木村とおばさんが如何わしい素振りをして
いるのを目撃してしまう、というのがストーリーなのだ。
僕は母を連れて茶の間として使う隣の部屋に行くと、姉ちゃんと美由紀さんが既に来て
いて、僕たちにお茶を入れてくれた。
「ねえ、おばさま。明るいうちに裏山の散歩しません?展望台の向こう側に景色のいい
 ところがあるんです。ちょっと歩きますけど、今頃がちょうどいいと思うんです。あ
 たしたち、これから行ってみようと思うんですけど、ご一緒にいかがですか?」
姉ちゃんが、いいタイミングで声を掛けてくれた。
「そうね、ご一緒させてもらおうかしら。木村さんにも声を掛けてくるわ。」
そう言って母は自分たちの部屋に行ったが、すぐに戻ってきて、
「木村さんも義ちゃんもいないみたいなんだけど、お風呂にでも行ったのかしら?」
と言う。僕は、木村たちが早手回しにトイレで如何わしいことをやっていることに気が
付いたが、何食わぬ顔で、
「あとで木村たちも来るだろうから、先に行ってようよ。僕、支度してくるよ。」
僕は母を促すように茶の間を出て、山歩きの支度をするために自分たちの部屋に戻った。
母も自分たちの部屋に戻って支度をしてくると言う。
木村たちの怪しい行為を、母がうまく目撃してくれればいいなあ、と思いながら茶の間
に戻ろうとすると、母が顔を赤くして廊下に立っていた。
「どうしたの?気分でも悪いの?」
僕は心配そうに声を掛けた。
「ううん、そうじゃないんだけど、びっくりしちゃって…」
しめしめ、うまくいったみたいだ。
「早く行こうよ。姉ちゃんたちが待ってるから。」
僕は母を促して階下に降りた。
「あら、智ちゃん、本格的じゃない。似合うわよ。」
ニッカパンツにハイソックスを穿き、薄手のウールのシャツの袖を捲くった僕を見て姉
ちゃんが言った。
「うん、母ちゃんが買ってきてくれたんだ。俺、気に入ってるんだ。」
僕は母の方を振り向いて言った。
「おばさまはセンスがいいから、智ちゃんの男前が引き立つわね。」
美由紀さんも僕の格好を褒めてくれた。
黒のニッカパンツは厚手のウールで、シャツは赤地に紺のチェックが入っている。
こげ茶のチロル風の帽子も厚手に出来ていて、肩に掛けたアタックザックはクッション
パッドの入った本格的なものだ。今回の旅行のために、母がわざわざ東京のスポーツ用
品店で買ってきてくれたのだ。
姉ちゃんはジーンズに水色のTシャツを着て、スニーカーを履いている。腰に薄手のカ
ーデガンを巻き付け、小さなナップザックを背負っていた。
美由紀さんも同じような服装で、母はジーンズのスカートに、くるぶしの上まである編
み上げのウォーキングシューズを履き、上は僕とお揃いのウールのシャツだ。
「それでは出発!」
午後2時、姉ちゃんの威勢のいい声で僕たちは旅館を出発した。
旅館の前庭から道路を突っ切り、杉林の中に続く山道に足を踏み入れると、下生の笹が
足の運びを妨げるが、少し歩くと歩きやすい道になった。
母はまだ興奮がさめやらないようだ。
もともと口数の多い方ではないが、心ここにあらずといった感じで、姉ちゃんたちが何
か言っても上の空で、
「ごめんなさい、ちょっと考え事してたの。」
とか、
「そうね。」
と短く応えるだけだ。
杉の林の中を10分ほど歩くと道がかなり急になり、階段状の登りになった。
僕が思い切って母の手を握り、
「母ちゃん、引っ張ってやるよ。」
と言うと、
「大丈夫よ。」
と言いながらも僕の手をしっかり握り返してきた。
母の手はかなり汗ばんでいる。“これは感触ありそうだ”と思った。
杉の林に阻まれて視界はきかないが、あと少し登れば林が途切れる筈だ。
「もう少しよ。あの看板を過ぎれば見晴らしがよくなるから。」
姉ちゃんが息をきらせながら指さしたところに黄色の看板が立っている。露天風呂から
の道が合流するところだ。美由紀さんも、母も、息があがっている。
「よし、あそこで休憩しよう。」
みんなを代表して僕が声を掛けた。
“秋の日はつるべ落とし”と言うくらいだから、早く歩かないと帰りは暗くなってしま
いそうだが、ここらで休憩しておかないと、あとが続かない。
「あれがあたしたちの泊まっている岩の湯館よ。」
姉ちゃんが指差す彼方に旅館の屋根が小さく見える。
「ずいぶん登ったのね。あんなに小さく見えるもの。」
母が言った。どうやら落ち着いたようだ。
「おばさまって、山歩き強いのね。私、もうへとへと。」
美由紀さんが可愛い仕草で母の健脚を讃えるが、それほど歩いたわけではなく、まだほ
んの20分くらいしか歩いていない。
10分ほど休憩して呼吸を整え、最後の急坂を5分ほど喘ぐと展望台だ。
赤や黄色の彩りの彼方に瑞垣山をはじめ金峰山などの山々の頂が、午後の日差しを受け
て燦然と輝いている。
「まあ、きれい…」
母が感嘆して言葉を詰まらせるほど美しい眺めだ。姉ちゃんたちも言葉を失って眺めて
いる。
僕は展望台の裏側の方に回ってみた。こっちの方は谷が真紅の絨緞を敷いたように
燃えるような色彩で、白く輝く崖の下部が真っ青な清流に洗われている。
「ねえ、みんな、こっちもすっごくきれいだよ。早くおいでよ。」
僕は思わず叫んでしまった。“絵にも描けない美しさ”というのはまさにこのことだ。
母と美由紀さんは絶句して見入っている。
「これよ。これを見せたかったの。素晴らしいでしょう。」
僕の後ろから姉ちゃんが誇らしげに言ったが、言葉は不要だった。
僕たちは太陽が山の端に掛かるまで眺め続けた。
「さあ、そろそろ戻りましょうか。」
母ちゃんの声でみんなが腰を上げたのは30分くらい後だった。
帰りは下りだから楽なもので、展望台から黄色の看板のある分岐点まで2分と掛からず
に下った。露天風呂回りで戻るので、左の方に道を取った。
杉林の中を5分ほど下ると木村と打合せした東屋が見えてきた。“そう言えば彼らはど
うしたんだろう?予定通りなら、あそこでやっている筈だが”と思いをめぐらせながら、
東屋を注視したが、この道からは東屋の中は見えないのだ。
わざわざ寄り道したのではおかしいので、僕は露天風呂の方に直進しようとしたが、
「ねえ、まだ時間があるから、東屋に寄っていかない?あそこも結構見晴らしがいいの
 よ。おばさまも行かれたことないでしょう?」
姉ちゃんが言ったので、僕も、
「そう言えば、僕もまだ行ったことないんだ。いってみようか?」
と言って谷に下りる道に曲がった。
だらだらとした上り坂を少し行くと分岐点で、右に行けば谷に下りる道で、まっすぐに
行けば東屋で終点の道だ。僕が先頭に立って歩いていくと、東屋の中に誰かいるみたい
だ。もし木村たちなら母に見つけさせた方がいいから、ちょっと小用をするからと言っ
て意識的にみんなから遅れるようにした。
僕がおしっこをして後を追いかけると、姉ちゃんと美由紀さんはさっさと谷に下りる道
の方に曲がってしまい、母が僕を待っていてくれた。
「ねえ、智ちゃん。あそこにいる人たち、木村さんたちじゃない?」
母が顔を赤くして不審そうに僕に言う。
「行ってみようか。」
と言って僕が歩き出そうとすると、
「行かない方がいいわ。」
「どうして?」
「だって…」
母は僕の手をきつく握って荒い息遣いをしている。
僕がおしっこをしていた時間は高々2、3分だから、母が木村たちの性交場面を見たと
してもわずかな間でしかない筈だが、自分たちの部屋でも見ている筈だから、衝撃の大
きさは大変なものだろう。僕は母の手を柔らかく振り解き、
「ちょっと声を掛けてくるよ。」
と言って東屋の方に歩きはじめると、
「智ちゃん、行っちゃだめ。」
母が僕の身体を後ろから抱えるようにして抱き止めたが、分岐点から大分東屋の方に寄
ったので、東屋の中の様子が見えた。
木村がおばさんのおまんこを広げて舐めている。
おばさんがテーブルの上に上半身を投げるようにうつ伏せ、下半身を露にして股を大き
く広げている。木村がしゃがんで背後から尻を持ち上げ、おまんこの部分を広げて夢中
で舐め捲くっているのだ。
「ああ、あ、いいわよ。義男、いいわ。」
おばさんの快感を訴える声が生々しく聞こえる。
母は僕の身体を背後から強く抱きしめ、ぶるぶると震えながら目を離せないでいるみた
いだ。僕は身体を半回転させて母と向かい合い、母の顔を見つめて、
「母ちゃん、俺も母ちゃんと…」
と言い、母の身体を強く抱いた。母の豊満な乳房がシャツを通して感じられる。
母は僕の胸に取りすがるようにして、
「私も、智ちゃんの気持ちは知っていたわ。だけど…」
と言って母も僕の身体を強く抱きしめてくれた。荒い息が僕の耳元に掛かる。
「母ちゃん、行こうよ。」
僕は母の気持ちがわかったので、これ以上母をいじめたくなかった。

性愛


僕は母の手を握り、谷に下りる道に向かった。母は何も言わずに着いてくる。
木村と計画した東屋の下に行こうと思い、大きな岩を回り込むと、そこでも刺激的な
光景が展開されていた。姉ちゃんと美由紀さんがレズっていたのだ。
岩のベンチに寄り添い、口付けを交わしながら互いの股間を愛撫している。二人とも
ズボンを膝の辺りまで脱ぎ、股間をあらわにして手を激しく動かしている。
「智ちゃん。」
母が泣きそうな顔で言って僕を見つめる。
「母ちゃん。」
僕も母の美しい顔を見つめて言った。
母はこくんとうなずいて僕の手をきつく握ったが足が萎えたようにふらふらしている。
母には刺激が強すぎたのだろうとは思うが、僕たちの計画は成功したみたいだ。
僕は母の腰に手を回して自分の方に引き寄せ、肩を寄せ合いながらゆっくりと身露天
風呂の方に下った。
道が平坦になったところで母の耳たぶを軽く噛むと、母が僕の方を向いて目をつぶっ
て顔を寄せてきた。僕は母の背を左手で抱き、右手を腰に回したまま唇を重ねた。
母は僕の唇をむさぼるように夢中で吸う。僕も母の腰に回した手に力を込めて腰が密
着するようにしながら母の口を吸った。
僕のちんこはズボンの中ではちきれんばかりに怒張して母の下腹部を圧し、先端から
愛液がにじみ出てくるのが感じられる。
母は立っているのがやっとのようで、腰に回した手を緩めればそのまま膝が崩れてし
まいそうだ。ほんの1、2分のことだったが、僕たちは互いを好きあっているのがは
っきりわかった。
男と女の関係になりたがっているのは僕だけではなかったのだ。母も我慢していたの
かも知れない。いや、僕とやりたかったのかどうかはわからないが、いまは僕を男と
認めていることは事実だ。僕は早く母とやりたくてどうしようもなくなり、
「母ちゃん、俺たちも…」
と言うと、母も、
「ええ。」
と言って僕を強く抱きしめた。僕は母を抱くようにして足早に歩き、旅館の玄関に入
った。気配を察した旅館のおばさんが出てきて、
「お客さん、具合でも悪いんですか?」
と心配して言ってくれる。
「うん、母がちょっと気分が悪いって言ってるんで。」
僕はとっさにそう言った。
「それはいけませんね。さあ、上がってください。すぐにお布団を敷きますから。」
「迷惑をお掛けして、申し訳ございません。」
母が蚊の泣くような声で言った。顔が上気して赤くなっているので、端から見れば風
邪でも引いて熱があるように見えるのかも知れない。
「お医者さんを呼びましょうか?」
「いいえ、大丈夫です。ご心配お掛けしますが、少し休めば…」
そんな会話をしながら僕たちが部屋に入ると、手早く布団を敷いてくれた。
「それじゃあ、お大事になさってください。何かあれば言ってくださいね。」
旅館のおばさんがそう言って出て行くと僕は母を強く抱きしめ、
「母ちゃん、俺、母ちゃんのことが好きで好きで…」
と言いながら布団の上に押し倒した。
母は抗う様子も見せず、僕の首に手を回して、唇を合わせてくれた。
僕は母のシャツをはぎとり、スカートも脱がせたが、母は目をつぶって僕のなすがま
まにしている。ブラジャーも外して、パンティーだけの姿になった。
色白の肌が上気してほのかな赤みが差し、形の良い乳房に乳首がつんと尖っている。
「母ちゃん、すごくきれいだよ。」
そう言って、僕は母の裸の姿を見ながら急いで裸になった。
ちんこは硬く勃起し、先端から愛液が筋を引いてしたたっている。
僕は母の足元の方にかがんでパンティーに手を掛け、ゆっくりと下ろした。パンティ
ーの股の部分は蜜液でぐっしょりと濡れ、絞れば滴がしたたりそうなほどだ。
母の股間からは夢にまで見たおまんこの匂いが立ち上り、僕の鼻腔をとらえて離さな
い。僕は我慢しきれなくなって母の股間に顔を埋め、おまんこの匂いを夢中で嗅いだ。
すぐにやるにはもったいないほど美しい母の肢体が目の前にある。
僕は母と添い寝する形に横たわり、右手で母の乳房を愛撫した。
左手で母の右手を取り、僕のちんこを握らせると母はびくんと身体を動かし、
「ああ。」
とため息をついた。僕は左右の乳房を交互に揉み、乳首に口を付けて舐め上げ、啄ば
み、吸いながら、次第に手を下腹部の方に移動していった。
母も僕のちんこを柔らかくつかみ、手のひら全体で慈しむように揉んでいる。
「母ちゃん、すごくいい気持ちだよ。」
「わたしもよ。」
僕は母の唇に唇を重ね、激しく吸った。母に辛い思いをさせずに、言葉もしゃべらせ
ないように、舌を絡めながら激しくキスを重ねた。
そうしながらも僕は手を母の股間に這わせ、ぴったりと閉じた両腿の間にこじ入れた。
股間はおびただしい蜜液に濡れ、蜂蜜かバターでも溶かしたようになっている。
母は静かに股を開き、僕の手が自由に動かせるようにしてくれる。
「智ちゃん、好きなようにしていいのよ。わたし…」
母はすすり泣くような声で言った。
「母ちゃん、大好きだよ。愛してるんだ。好きで好きでしょうがないほど好きだよ。」
「わたしもよ。智ちゃんのこと、愛してるわ。恋人のように。好きなのよ。」
母は泣き出してしまった。
「好きよ。好きよ。本当に好きなのよ。本当に愛してるの。」
僕は母の股間を優しく愛撫しながら、指を膣に挿入した。熱い。指が痛くなるほどし
まりが強い。僕はゆっくりゆっくりと指を出し入れした。
母も僕のちんこをしごき続け、亀頭の先端から漏れ出る愛液に手をぬるぬるにしなが
らちんこの感触を味わっている。
僕は身体をずらして股間に顔を埋め、おまんこの匂いを存分に嗅ぎながら股を開かせ
ていった。舐めたくてしょうがないけど、まだもったいない。
母も僕の手の動きに合わせて股を開き、両膝を曲げて脚を大きく広げた。
僕は母の股間に身体を入れ、ちんこの先端でおまんこをゆっくり愛撫して愛液を塗り
たくり、膣にあてがってゆっくりと挿入した。
木村のおばさんのおまんこも素晴らしかったし、姉ちゃんのおまんこも締りが良くて
最高だったが、母のおまんこはそれ以上に素晴らしかった。
膣の入り口から奥の方までつぶつぶがびっしりとならび、それぞれが勝手に蠢いてい
るのだ。何千、何万という生き物がいるみたいで、気持ちがよくてしかたがない。
「ああ、いいわ。嬉しい。智ちゃん、素晴らしいわ。いいわ。」
母も怒張してぴくんぴくんと鼓動に合わせて動くちんこの感触に感激して快感を訴え
てくれる。
「母ちゃん、俺、ずうっと前から好きだったんだ。母ちゃんとおまんこしたくて、ど
 うしようもなかったんだ。」
僕は腰を激しく動かしながら言った。
今の僕たちにとって言葉はいらない筈だけど、何か言ってないとすぐに射精しそうで
どうしようもないから、感じるままに口に出して言ったのだ。
「ああ、いいわ。いい。いいわ。好きよ。愛してるのよ。好きよ。ああ、いいわ。」
母は何が何だかわからなくなってしまったみたいに快感を訴える。
「母ちゃん、俺も、いい気持ちで、もう、だめだ。ああ、出ちゃうよ。」
「いいわ。いいのよ。出していいのよ。ああ、いいわ。智ちゃん、出して。」
母の呼吸が激しくなり、膣口がぐいぐいと締め上げてくる。膣の奥からちんこを押し
戻すように子宮頚部が膨らみ、ちんこの先端がその先端に密着したのを感じた。
僕はとっくに我慢の限界はすぎていたのだが、母が絶頂を迎えたことを知って、腰を
強く押し付けて膣の奥深く激しく射精した。
どくんどくん、どくんどくん、これまでに経験したことがないほど激しく、長い射精
だった。
「ああ、あ、あ、い、い、いい。う、う、ああ、いい。いいわ。いいわよ。」
母はあいうえおの練習をしているような声で快感を訴える。
僕は射精しても性欲は一向に衰えず、ちんこもぜんぜん柔らかくなる様子がない。
しばらく余韻を楽しんでから、また腰をゆっくりと動かしはじめると、すぐに快感が
押し寄せてくる。
僕は硬く勃起したちんこで母の肉襞を分け、深く浅く、速く、遅く、それこそ考えら
れる限りの方法で母の性感を掘り起こそうと努力してはみたが、またもや激しい快感
に襲われて、危うく漏らしそうになった。
「智ちゃん、わたし、よくって、よくって、死にそうよ。いいわ。いいわよ。」
母は目をつぶったまま、途切れ途切れに快感を訴え続けている。
僕は母の膣の奥が再び大きく盛り上がるのを感じるとともに、激しい快感に襲われた。
姉ちゃんの子宮口が開いてそこに吸い込まれたときとそっくりな感触がちんこを包み、
再び激しく射精した。
「ああ、どうなったの。ああ、ああ、いい、ああ、あ、ああ。」
母は完全に忘我の境に陥り、子宮を収縮させてちんこを奥へ奥へと吸い上げる。
僕の脳内は快感の塊みたいになってまた激しく射精した。それでも母の子宮はちんこ
を吸い上げることを止めず、僕の快感も持続したままだ。すごく気持ちがいい。
母は口から泡を吹いて失神しているが、膣や子宮は貪欲にちんこを咥えたまま、微妙
な蠕動を繰り返すばかりで、僕は連続する快感に4回、5回と射精を行い、たてつづ
けに6回射精してようやくちんこが萎えはじめた。
膣口から溢れた精液や愛液はシーツを濡らしただけでなく、布団までぐっしょりと濡
らし、部屋の中は僕たちの体液の匂いが充満して噎せ返るようだ。
母の子宮口が開いた感じがして萎えたちんこが押し戻され、膣から抜け落ちた。
僕は身体を離し、膣に直接口を付けて流れ出る体液を吸った。肛門の方まで丹念に舐
め、膣に指を入れて掻き出すようにして舐めた。
激しい性欲の嵐が治まったので、母の裸体を鑑賞する余裕ができ、立ち上がって見下
ろした。
豊かな胸から腹部にかけてのなめらかな起伏が呼吸に合わせてゆっくりと動き、引き
締まった腰からふくよかな太ももに至る絶妙な曲線が、脂の凝り固まったように白く
輝いている。
いま気が付いたが、母の陰毛はほんの一握りくらいしかなく、尻の方にもほどんど生
えていない。開いたままの両脚の付け根の、もっとも魅力的な膣やその周辺もピンク
の色は黒ずんだりしていないし、はちきれそうな太腿の白さといったら魅惑的などと
いうのを通り越して神秘的ですらある。
5分以上もそうしていただろうか。母がゆっくりと目を開けてにっこりと微笑んだ。
「母ちゃん、すごくきれいだよ。女神みたいだ。月の女神がいたら、きっと、母ちゃ
 んみたいだと思うよ。」
僕は母の隣に寄り添ってそう言った。
「智ちゃん、ありがとう。智ちゃんも、完全な男性よ。素晴らしい恋人になってくれ
 たわ。私、智ちゃんのためなら、どうなってもいいの。」
母は涙をためた瞳で僕を見つめ、僕に覆いかぶさってきた。
僕は母の目じりから流れる涙を吸い、母を強く抱きしめた。
「今度はわたしの番ね。智ちゃんはそのままにしていて。」
母はそう言って僕のちんこを愛しそうに口に咥え、舌を絡めながらゆっくりとしゃぶ
ってくれる。
萎えていたはずのちんこが命を取り戻したかのようにむくむくと勃起しはじめ、母の
口いっぱいに膨れ上がった。
気持ちがいいなんてもんじゃない。お尻から頭のてっぺんにかけてじいんとした快感
が沸きあがり、ちんこがこれ以上硬くならないのではないかと思えるほど硬く勃起し
た。母は喉の奥の方まで呑み込み、顔を上下させて愛撫を続けてくれる。
左手で袋の部分を優しく揉み、右手を肛門の傍を愛撫するので気持ちがよくて仕方が
ない。快感がどんどん高まり、もうすぐ弾けそうだ。
「母ちゃん、いいよ。いい気持ちだよ。ああ、出そうだ。」
そう言いながら僕は母の口の中に激しく射精した。どくんどくんと脈を打つように吐
き出される精液が、母の喉に直接噴射したようだ。
母はちょっと噎せるような仕草をしたが、喉を鳴らして飲み込んだみたいだ。
母はしばらくちんこをしゃぶっていたが、口から離して、
「すごいわ。わたしの喉に、すごく濃い精液が迸ったの。おいしかったわ。」
母は興奮して言った。
「母ちゃん、さっき、母ちゃんの子宮が開いたんだ。そしてちんこをすっぽりと呑み
込んだんだよ。俺、死にそうになるほど気持ちよかったんだ。」
「そうだったの。わたし、何が何だかわからなくなっちゃって。」
そんな会話を交わしながら、僕たちは互いの身体を愛撫し合い、舐めあって1時間ほ
どの性交を終えた。
姉弟


僕たちは身支度を整えて再び布団に寝転んで今日までのことを話し合った。
はじめに母が目撃したのは母たちの部屋のトイレでのことだった。
木村のおばさんを呼びに部屋に戻ったが誰もいないので一度茶の間に戻った母は、
姉ちゃんが急かしたのですぐに部屋に戻って支度したが、トイレに寄ってから行
こうと思い、トイレのドアを開けた。
そこで木村とおばさんがおまんこしているのを見たのだ。
木村が言っていたように、便座に手を突いて尻を掲げたおばさんの後ろから木村
が挿入して腰を振っていたのだという。木村たちも母に見られたことはわかった
筈だが、何事も無かったように性交を続けていたという。おばさんが
「いいわ。いいわよ。」
と快感を訴える声がトイレの外まで聞こえたというのだ。
バーベキューの後の記念写真のときも木村がおばさんの胸に手を差し込んでいた
のは知っていたそうだが、
「母子相姦までしているとは思わなかったわ。」
と母は言った。
「そのときは、わたしの方が恥ずかしかったので考えも及ばなかったけど、現実
 の母子相姦が目の前で繰り広げられているのが嘘のような気さえしたの。」
たしかにそうだろうと思う。僕だって初めてそうした場面に遭遇したら、恐らく
自分を疑ったかも知れない。僕の場合は事前に木村からそうしたレクチャーを受
けていたし、自分自身が母子相姦したくてたまらなかったから、びっくりはした
が目を疑うというほどのことはなかったが、母みたいに、予想もしない光景にい
きなり出くわせば、驚かない方がどうかしている。
母は父が亡くなった頃から僕と如何わしい行為をしている自分を夢想することが
あり、そういう気持ちを持つようになったのは、僕が母のパンティーでオナニー
するのを見たことがあったからだそうだ。
母も僕のことを思って股間に手をあてたことが何度かあったそうだが、風呂場と
かトイレで軽くオナニーすることによってまぎらしていたという。
「智ちゃんがわたしのパンティーでオナニーしてくれているのを知ってとても嬉
 しかったの。」
と言った。
そのあと東屋では木村がおばさんのおまんこを舐め捲くっているのを見たら、
「とても立ってはいられなかったわ。」
と言う。
「そのとき智ちゃんが東屋に行こうとしたときに全てがわかったの。わたしは智
ちゃんが好きで好きでどうしようもないということが、わかったのよ。」
「俺もわかったよ。母ちゃんが俺のことを男と意識してくれているんだってこと。
 そして、俺とこうなってもいいと思っていることがわかったから、母ちゃんの
 手を握ったんだ。」
「それから、和子さんと美由紀さんのことだけど、あの人たちも木村さんたちと
 同じように、わざとわたしに見せ付けてるんだってこともわかったの。」
「それじゃあ、俺たちが仕組んだこと全部わかっちゃったの?」
「ええ、でも私自身の気持ちがわかったことの方が驚きだったわ。」
「俺が、母ちゃんとおまんこやりたくてしょうがなくて、木村に相談したんだ。
 そしたら木村が、俺たち母子相姦してるんだって言って、木村たちの性交する
 ところをおばさんにないしょでみせてくれたんだ。」
おばさんや姉ちゃんとおまんこしたことは言わなかったが、おばさんや姉ちゃん
を含め木村たちが僕のことを思って計画してくれたことを母に告白した。
「母ちゃんに発情させて、俺が如何わしいことをしても、母ちゃんが拒まないよ
 うに仕向けたんだ。俺、母ちゃんには本当に悪いと思ってたんだけど、母ちゃ
 んのこと、ずっと前から好きだったんで、こんなひどいことしちゃったんだ。
 ごめんなさい。木村たちを悪く思わないで欲しいんだ。」
「ううん、そんなこと、思っていないわ。むしろ感謝してるの。わたしと智ちゃ
 んが、本当に愛し合っている同士が結ばれたんだから。世間でどう言おうと、
 わたしたちは恋人同士になれたんだから。」
母は僕の顔を両手で挟んで優しくキスしてくれた。
「母ちゃんありがとう。俺、母ちゃんを絶対に幸せにするからね。」
「ありがとう、智ちゃん。」
大好きな母と愛し合い、性器を深く結合して胎内に精液を注ぐことが、こんなに
気持ちのいいことだとは思ってもみなかった。いや、思ってはいたが、考えてい
た以上に素晴らしいものだった。
「智ちゃん、わたし、智ちゃんの子どもを産みたい。」
母がにっこりと微笑みながら言った。
「本当?母ちゃんが俺の子を産んでくれるの?」
僕は母と母子相姦できたら僕の子を母に産んでもらいたいと思っていたから、母
の言葉を聞き返してしまった。
「ええ、産みたいわ。だめ?」
「俺は産んでもらいたいけど、だいじょうぶ?」
「だいじょうぶよ。ひとりでも産めるわ。」
「そんなことじゃないよ。母ちゃんは看護婦さんなんだから、ひとりでも産める
かも知れないけど、俺と母ちゃんとは正式には結婚できないんだろう?」
僕は“私生児”とか“未婚の母”などという言葉が頭に浮かび、そう聞かずには
いられなかった。
「そんなの、どうでもなるのよ。生まれてくる子が男か女かはわからないけど、
 智ちゃんの弟か妹として届ければいいんだから。」
「俺と母ちゃんの子が、弟か妹になるの?」
僕はなんだかくすぐったいような気がして、また、聞き返してしまった。
「そうよ。わたしたちの子なら、きっと可愛い子が生まれるわ。」
母は確信的に言い切った。僕は嬉しくてたまらなかった。
「母ちゃん、俺、一生懸命に勉強して偉くなって母ちゃんを楽させるから、俺の
 子を何人も産んで欲しいんだ。俺、正式に結婚できなくても、母ちゃんとずう
 っと一緒に暮らしたいんだ。母ちゃんをよその男になんか渡したくないんだ。」
「ありがとう、智ちゃん。智ちゃんはわたしの産んだ可愛い息子よ。その智ちゃ
 んの精液に染められ、智ちゃんの子どもを妊娠するの。わたしの血がわたしの
 身体の中に戻ってくるの。こんなロマンチックなことって、誰にもまねできな
 いことよ。わたししかできないことよね。だから、わたしは智ちゃんの子ども
 を産みたいの。」
「俺、母ちゃんとおまんこすると母ちゃんと一体になれるような気がしてたんだ。
 だから母子相姦に憧れてたのかも知れないけど、母ちゃんのことが好きで好き
 でしょうがなくて、母ちゃんとおまんこしたくて仕方がなかったんだ。母ちゃ
 んに俺の子どもを産んでもらいたいと思うのも、俺自身が母ちゃんの胎内に戻
 りたいという本能的な願いなのかも知れないね。」
「そうかも知れないわね。でも、いまのわたしは智ちゃんのことを恋人とも夫と
 も思っているの。もちろん血を分けた息子よ。だけど、それ以上に智ちゃんの
 ことが好きで好きでしょうがないの。智ちゃんが生まれる前から智ちゃんのこ
 とが好きだったの。わかる?」
母は謎々のようなことを言う。
「わからないよ。俺が生まれる前から俺のことが好きだったなんて言われても。」
「いつかは言わなくてはならないと思っていたんだけど、これもわたしたちの血
 のなせる業なの。」
僕は母が何を言おうとしているのかなんとなくわかった。僕の出生に関係がある
ことに違いない。
「母ちゃん、俺、母ちゃんの子だろう?」
僕はわかりきったことを訊いた。
「そうよ、わたしの子よ。何度も言うように、私がお腹を痛めた子よ。だけど、
 智ちゃんのお父さんは、亡くなったお父さんではないの。お父さんが亡くなる
 よりずうっと前に亡くなったお祖父ちゃん、覚えている?あの優しかったお祖
 父ちゃんが智ちゃんの本当のお父さんなの。智ちゃんは、わたしとわたしの父
 との間にできた子なの。だから、父から見れば智ちゃんは父の子だから、わた
 しの弟になるのよ。わたしが産んだ子だけど、わたしの弟でもあるわけなの。
 いままで智ちゃんの出生の秘密を隠していたのは、智ちゃんに辛い思いをさせ
 たくなかったからなの。だから、黙っていたことは許して欲しいの。」
母は悪びれる様子も無く淡々と語ったが、僕には少しショックではあった。
「じゃあ、死んだ父ちゃんとはどうゆう関係だったの?」
「あの人はわたしの父の主筋に当たる人で、生まれながらに身体が弱くて学校に
 もまともに行けなかったの。当然、結婚することなんてほとんど考えられなか
 ったんだけど、戦時中にあの人のお父さんに父がとてもお世話になったことが
 あったらしくて、“形だけでも息子の嫁に”と何度も頼まれて承知したそうな
 の。智ちゃんも聞いて知ってると思うけど、わたしの母はわたしを産んですぐ
 に亡くなったから、わたしは父の手ひとつで育ったの。父は私のことを目に入
 れても痛くないほど可愛がってくれたわ。わたしも父のことが大好きで、小さ
 い頃から“大きくなったらお父さんのお嫁さんになるんだ”と言っていたくら
 いなの。そんな私に父が、“あの人のところにお嫁に行ってくれ”と言われた
 とき、わたしはすごく悲しかったわ。人買いに売られるような気さえしたけど、
 “恩を返したい”とか“形だけでいいから”と手をついて頼まれ、泣く泣く承
 知したの。でも、あの人はそんなことはまったく聞かされていないから、わた
 しと結婚できることをとても喜んでくれたし、私のことをとても大事にしてく
 れたわ。」
「母ちゃんは父ちゃんのこと好きだったの?」
「あの人は、わたしのお腹に父の子が宿っていることも知らないで結婚し、生ま
 れた子を自分の子だと信じて可愛がってくれたわ。だから、そのことについて
 は感謝しているけど、好きとか嫌いとか言うより、患者と看護婦みたいな関係
 だったわね。」
そう言って母は面白そうに笑った。
前に聞かされた話だが、この頃母はまだ看護婦免許を取ってはいなかったのだ。
自分の出産ということもあったが、病弱な夫を世話するのに必要な知識を身につ
けようと思って看護婦の勉強を始めたそうだ。娘時代からわりと勝気なところが
あって、決めたことはやりとおすという一途で几帳面な性格だったから、僕がお
腹の中にいた頃から、夫の世話をしながら看護学校に通ったという。
「死んだ父ちゃんに焼き餅やくわけじゃないけど、父ちゃんとのセックスはどん
 なふうだったの?」
僕は一番聞きたいことを訊いた。
「それがね、性交したのは後にも先にも只の一度だけ。結婚式の晩で、それも挿
 入することはできなかったの。生まれ着いての虚弱体質だったから性欲そのも
 のがすごく希薄でオナニーしたこともなかったみたいだし、ひょっとしたら射
 精したのもあれが初めてだったのかも知れないわね。もちろん性交の仕方くら
 いは知っていたけど、わたしが無理やり射精させちゃったみたいで、すごく感
 激してたわ。」
母はころころと鈴が転がるような声をたてて笑ったが、僕には母が楽しくて笑っ
たのではないことがよくわかっていたから、
「母ちゃん、ごめんね。辛いことを思い出させちゃって。」
と謝ったが、母は、
「ううん、そんなことはないのよ。私が言いたいのは、あの人は患者さんとして
 は優等生だったっということと、わたしが親切でよく気が利く看護婦さんだっ
 たっていうことなの。だから、わたしとあの人の関係は患者と看護婦の関係だ
 と言うのよ。」
と言って僕の顔を両手で挟み、優しく口付けしてくれた。
「そうか。僕は母ちゃんの子だけど弟でもあるから、僕たちが性交するというこ
 とは、母子相姦と同時に姉弟相姦でもあるんだ。僕が小さいときから母ちゃん
 のことが好きで好きでしょうがないのも、母ちゃんとおまんこしたくてどうし
 ようもなかったのも、母ちゃんが僕のことを愛してくれるのも、僕たちの血が
 うんと濃いからなんだね。」
「そうね。そのとおりだわ。わたしだって智ちゃんがわたしのパンティーでオナ
 ニーしてくれていると知ったときはとても嬉しかったし、近いうちにこうなる
 んじゃないかって思ってたの。本当を言うと、産院の看護婦さんに“とても元
 気で可愛らしい男の子よ”って言われたときから、この日がくるのが待ち遠し
 くて仕方がなかったの。だからあの人と結婚したことを悔やんだり、父や周り
 の人を恨んだりしたことはないし、自分の仕事なんだって思ってたの。」
「でもさ、13年もセックスしなかったわけじゃないんでしょ?俺だったら絶対
 に 我慢できないな。」
「我慢するとかしないとかじゃなくて、あの人と一緒に生活していたら、そんな
 気が起きなくなっちゃったのよ。結婚するまでは週に3回くらいは父と性交し
 ていたし、父としないときは自分でオナニーしていたから、ほとんど毎日性交
 していたようなものでしょう?それなのにあの人と結婚したとたんに性欲がま
 ったくなくなってしまったの。」
「体調が悪くなったりしなかった?」
「特にどうということはなかったけど、看護婦というハードな仕事と家庭に追わ
 れてたから、神経が回らなかったのかしらね。」
「これからはだいじょうぶだよ。母ちゃんが“もういい”って言うまで毎晩やっ
 てやるから。」
「頼もしいわ。でも、息子、弟、恋人と、ひとり三役なんだからたいへんよ。」
「母ちゃんだって、母、姉、恋人なんだから同じだよ。」
僕たちは声を上げて笑った。

儀式


いつ眠ってしまったのかわからないうちに、僕たちは眠ってしまったらしい。
床の間に置かれた電話のベルで目が覚めた。
「はい、ああ、姉ちゃん?母ちゃんが気分が悪いって言ったんで、布団を敷いてもらって、
 一緒に横になってたら眠っちゃったんだ。電話が掛かってこなかったらまだ寝て
 たとこだよ。」
「ところで、うまくいったの?」
姉ちゃんは興味津々といった感じで尋ねる。
「うん、バッチリだよ。姉ちゃんたちのお陰さ。本当にありがとう。」
「よかったわね。でも、私や母さんのことも忘れちゃだめよ。ちゃんと私たちの分は残し
 ておくって約束なんだから。」
そう言って姉ちゃんはおかしそうに笑った。
「ところで、ご飯はまだかな?俺、お腹空いちゃったよ。」
「ああ、そうそう、ご飯ができたから呼んだのよ。下に用意ができてるから。」
「ありがとう。母ちゃん寝てるから、少ししたら行くよ。」
僕が電話を切って母の方に振り向くと、母も目を覚まして布団の上に起き上がっていた。
「和子さん?」
「うん。ご飯ができたって。」
「わたし、ちょっと恥ずかしいわ。」
母は頬に手を当てながら顔を赤らめている。
「そんなこと、関係ないよ。みんな一緒なんだから。」
「それもそうね。開き直っちゃおうかしら?」
「そうだよ。みんな家族みたいなもんなんだから。」
僕たちはもう一度身支度を整えてから部屋を出た。
僕たちが連れ立って広間に入ってゆくと、お膳が2列に並んでいて、もうみんな席に着い
ていた。
「中山、うまくいったみたいだな。」
木村が耳打ちするように声を掛けてきた。
「うん、ありがとう。みんなのお陰だよ。」
僕も小声で返事したが、何となくみんなが聞き耳立てているように感じられた。
「おばさま、ここに座って。」
姉ちゃんがにこにこしながら、母に隣に座るように座をずらして言った。
「遅くなりまして…」
母はみんなに挨拶して姉ちゃんの隣に座った。顔を赤くしている。
「さあ、みんな揃ったから、乾杯しましょう。」
おばさんが言って、それぞれのコップにビールを注ぎ、姉ちゃんの音頭で乾杯した。
お膳の上の料理を突っつきながら当たり障りのない話題で談笑していたが、
「それじゃあ、私が代表してひとこと。」
と言っておばさんが姿勢を改めて話し出した。
「智子さん、今日はびっくりしたでしょうけど、みんな悪気があってしたことではないの。
 だから許して欲しいのよ。私たちみんなこういう関係なの。智ちゃんもあなたと親子以
 上の関係になりたいと言ってたんで、あなたにないしょで計画したことなの。ごめんな
 さいね。」
おばさんは丁寧に頭を下げた。
「どうか、もう堪忍して。わたし、穴があったら入りたいんだから。」
母は顔を真っ赤にして言ったが、幸せそうに僕を見つめた。
「で、どうだったの?智ちゃん。」
姉ちゃんがいたずらっぽい目で言った。
「とてもよかったよね。」
僕が母の顔を見て言うと、
「わたし、知らない。」
と言って母は僕の背中に顔を隠してしまった。
「えー、姉ちゃんは我々の代表としてあなたに質問しているわけですから、具体的にお答
 えいただかないと困るんですが。」
木村が囃し立てるように言う。
「わかったよ。具体的に言えばいいんだろう!」
僕はやけ気味に言った。
「そうでーす。」
みんなが一斉に言った。
「俺は母ちゃんと母子相姦しました。すっごくいい気持ちでした。母ちゃんもいい気持ち
 よと言ってくれました。それから、母ちゃんのおまんこを舐めました。いい匂いで、味
 もよかったです。母ちゃんも俺のちんこを舐めてくれました。俺の精液も飲んでくれま
 した。母ちゃんが俺の子どもを産んでくれるって言ったので、俺は嬉しくて母ちゃんの
 おまんこに6回と口に1回、合計7回も射精しちゃいました。少し疲れたので姉ちゃん
 が電話をくれるまで寝ちゃいました。おわり。」
僕は言い終わってお膳の上のビールを一気に飲み干した。
「ただいまの答弁は具体的とは言いがたいものではありますが、証人は疲労困憊している
 もようであり、証人の健康を考えて、この辺で質問を打ち切ります。」
姉ちゃんがにこにこ笑いながら言うと、
「それではここで決意表明をしていただきます。抱き合って口付けしてください。」
木村がカメラを構えながら言った。
僕は背中に顔を隠したままの母を抱き起こした。肩を抱くと母も観念したのか上気した顔
を僕に向けて目をつぶった。僕は母を抱き寄せ、唇を重ねた。
フラッシュランプが光り、カシャッというシャッターの音に続いてみんなが、おめでとう
と言って大きな拍手をしてくれた。
「おばさま、おめでとうございます。」
どこで用意したのか、美由紀さんが大きな花束を母に渡してくれた。
「みなさん、ありがとう。」
母は目に涙をいっぱいためて言った。
「智子さん、よかったわね。智ちゃん、お母さんを大事にしなければだめよ。」
おばさんも目を潤ませて言った。
「うん、俺、母ちゃんを幸せにするよ。」
こうして僕と母と“結婚”し、新郎13歳、新婦35歳の母子夫婦が誕生した。
食事の後、みんなで露天風呂に入ろうということになった。
着替えるために部屋に戻ると木村が、
「中山よ、お前ら新婚なんだから一番いい部屋使えよ。」
と言ってくれたので、僕と木村のおばさんが入れ替わり、僕たちは一番端の部屋を使うこ
とにした。この部屋は川の上に張り出して造られており、三方に窓があってこの旅館で一
番見晴らしがいい部屋なのだ。
しかも一番端にあるため、少々大きな物音をたてても周りに迷惑を掛けないから、遠慮な
く激しい性交ができる。
真ん中の部屋に移った木村たちは、すぐに浴衣に着替えて露天風呂に向かったが、みんな
に祝ってもらったばかりの僕たちはまだ興奮が冷めず、どちらからともなく抱き合って布
団の上に倒れこみ、激しく唇をむさぼりあった。
わずか1時間ほど前にあれほど激しく性交したのに僕の性欲は燃え盛るばかりで、
僕は母の着衣を毟り取り、自分も裸になって身体を重ねた。
「不思議ね。智ちゃんが中に入れてくれるだけですごく幸せなの。もちろん気持ちよくて
 たまらないわ。でも、それとは違う安心感があるのよ。すごく充実した気持ち。これは
 男にはわからないことかも知れないけど、とにかくいいのよ。」
母はうっとりとした表情で言う。
僕はしばらく挿入したまま母が充実感を堪能するのにまかせたが、快感が高まるにつれて
ゆっくりと腰を使い、次第に激しく動かした。
母も快感の波がどんどん高まってきたようで、しきりに快感を訴える。
「母ちゃん、わかる?子宮口が開き始めたみたいだ。」
母の膣の奥深くから、ちんこの先端を押し戻そうとするかのように、こりこりとした筋肉
質のものが盛り上がってくる。
「ええ、わかるわ。すごくいい気持ちだもの。何か、そうね、すごく貪欲なものがこみ上
 げてくるの。もっともっと奥まで入れて欲しいし、もっともっと激しく責めてもらいた
 いって。ああ、いいわ。もっとよ。もっと入れて。そうよ。ああ、いい。」
そう言いながら母は絶頂に駆け上って行く。
僕は母の要求どおり腰を強く押し付け、ちんこをさらに深く挿入した。
子宮口がちんこの先をこじ開けるように開きながら、どんどん盛り上がってくる。僕は下
がってくる子宮に押し戻されないよう、子宮口の真ん中に亀頭を据え、グラインドするよ
うに深く押し付けた。しばらく、と言っても時間にすればわずかな間だったが、いきなり
子宮口が開いて亀頭をすっぽりと咥えた。
さっきは亀頭の先端部だけが嵌まり込んだ感じで、姉ちゃんの場合もそうだったが、今回
は亀頭の先端だけでなく、ちんこの半ばまでが子宮の中に入ったみたいだ。
ちんこの根元を締め付ける膣口の蠢きに合わせて熱くぬめる膣壁の微妙な蠕動、そしてち
んこの中ほどを強力に締め付けてしごきながら子宮内に吸い上げようと蠢く子宮口の動き
が、手に取るようにわかる。
ちんこが引っこ抜かれるようなすごい吸引力が加わって、亀頭の先端部にすごい熱さが伝
わってきた。
「母ちゃん、すごいよ。熱いんだ。ちんこが、すごく熱くなってきた。」
「わ、わたしも、熱いわ。子宮が、燃えているみたいに。ああ、いい、すごいわ。」
母も子宮の熱さが自覚できるみたいだ。母の身体全体から汗が噴出し、芳しい匂いが僕た
ちを包む。
「智ちゃん、子どもが出来るわ。わたしたちの子どもが。もうすぐよ。ああ、いいわ。
 ああ、あ、いい。」
母は額に玉のような汗を浮かべ、熱に潤んだ眼を開けて僕に唇を突き出した。
僕は母の唇を貪るように吸い、舌を絡めて互いの唾液を吸い合った。
「母ちゃん、出すよ。ああ、いい気持ちだよ。でる。」
「いいわ。いいわよ。出して。うんと出して。ああ、ああ、いいわ。」
僕は堪えに堪えた引き金を力いっぱい引き絞った。
まるで爆発だった。睾丸から搾り出された粘りの濃い多量の精液は、ただ尿道を伝わって
出るのとはわけが違い、膣口や膣壁、子宮口などに堰き止められ、その都度奔流となって
尿道内を激しくほとばしり、亀頭の先端から真空の子宮内に向かって噴射したのだからそ
の快感と言ったらたまったものではない。
とにかく射精なんてものではなかった。10回分くらいの量が一度に放出されたように頭の
中が真っ白になり、宇宙の彼方に猛烈なスピードで吹っ飛んでゆくような加速度を感じた。
そして、その直後に無重力空間に放り出されたような感覚が身体全体を包み、頭の中に金
色の光が渦巻いて流れるような錯覚にとらわれた。
母も子宮内に直接噴射を受けたものだから快感のすごさは言葉では表せないほどだったと
いう。
「すごかったわ。気持ちがいいなんてものではないのよ。宇宙旅行したみたいな、何てい
 うのかしら、そう、浮揚感っていうの?ふわふわした感じ。それだけじゃないの。子宮
 全体が喜びで震えたのがわかったの。智ちゃんの精液がわたしの身体全体を駆け巡って、
 また子宮に戻ってきたの。すっごくたくさんよ。お腹が膨れるくらいたくさんの精液が
 子宮に入ったのがわかったわ。お腹の中が熱いの。そしてわたしの卵子と智ちゃんの精
 子が結びついたの。わたし、妊娠したわ。間違いない。絶対よ。」
失神から覚めた母が涙を流しながら語った。
母が目覚める直前まで僕のちんこは母の子宮口にとらわれていたのだが、ちんこが抜け落
ちた直後に母の膣から大量の膣液が溢れ出てきた。
僕は慌てて母の膣に口を付けたが、口の中がいっぱいになるほどだった。
僕は母に口移しで半分ほど飲ませ、自分でも残った液を飲んだが、甘くとろっとした膣液
はわずかに栗の花のような匂いを発散し、激しい性交に渇いた喉を癒してくれる。
「智ちゃん、これ、智ちゃんの精液とわたしの子宮内液の混ざったものよ。さっきの分と
今の分。ちゃんと妊娠できたから、余った精液が出てきたんだわ。」
「うん、口に溜める前に少し飲んじゃったから、どうだろう?100cc弱くらいかな?
それにしてもずいぶん溜まっていたもんだね。」
「もともと子宮の中には子宮内液というのが入ってるんだけど、ごくわずかなのよ。人に
 よっても違うけど、だいたい5ccくらいって言われてるの。だから、わたしの膣液が多
 いといってもせいぜい20ccくらいだから、子宮内液が倍の10ccだったとしても、智ちゃ
 んの精液がどれだけすごいかわかるでしょう?わたしの子宮内に直接射精した分だけで
 も80ccくらいになるのよ。勘定したわけではないからはっきり覚えていないけど、さっ
 きの性交で6回射精しているとして1回あたり5ccくらいだから合計で30ccよね。それ
 で、今の性交では連続射精だったから、40ccから50ccくらい出たことになるわ。」
母は興奮気味に一気に言った。
「母ちゃんは愛液も膣液も多いしとてもおいしいから、おまんこを舐めるのが楽しみだけ
 ど、子宮内液もこんなにおいしいとは知らなかったよ。」
「わたしだって子宮内液なんて初めて飲んだんだから。でも、智ちゃんの精液もすごくお
 いしいのよ。」
「僕も飲んだことがあるから知ってるけど、そんなにおいしいものではないと思うけどね」
「それはそうよ。愛している人の精液だからおいしいって感じるんだから。智ちゃんだっ
 てそうでしょう?わたしが自分の愛液を飲んでもそれほどおいしいとは思わないもの。」
「そうだね。僕たちは深く愛し合っているから互いの愛液や精液をおいしいって感じるん
 だね。俺は母ちゃんのこと本当に愛してるよ。大好きなんだ。」
「わたしも智ちゃんのこと、心から愛してるわ。」
僕たちは強く抱き合い、互いの性器を舐め清めて浴衣に着替えた。時計を見ると、もうす
ぐ8時になるから40分くらい性交していたことになる。
「だいぶゆっくりしちゃったから、はやくいこうよ。」
「そうね。みんな待ってるわね。」
僕たちは手をつないで裏庭に出た。
露天風呂には前庭から遊歩道を歩いてゆく道と、旅館の裏庭から川の方に下りて川沿いに
上る道とがあるが、僕たちは川に沿った道を歩いた。
ところどころに点った庭園灯の青白い光に照らされた浴衣姿の母は、月の女神のように美
しく、上気した顔をほころばせて僕に優しい笑顔を向けて、
「わたしって本当に幸せね。智ちゃんと性交して妊娠できたんですもの。それもあんなに
激しい、素晴らしい性交なんて、智ちゃん以外とは絶対にあり得ないわ。」と言った。
「俺たちみたいに血の濃い同士が性交してできた子はどんな子ができるんだろうかって考
えると、なんだか恐ろしいような気もするんだけど、その反面、すごく楽しみなんだ。母
 ちゃんはどう思う?」
「近親相姦で生まれる子は知能が低かったり身体に障害があったりするって言う人がいる
 けど、それはほとんどないのよ。現に智ちゃんだってどこも悪くないでしょう?性欲が
 強すぎるかも知れないけど、そんなの誰でもあることでしょう?わたし思うんだけど、
 わたしたちの子はきっと賢くて、とても可愛いいと思うわ。男だったら一度に5人や10
 人の女と性交してもびくともしないくらい逞しくて、女だったら智ちゃんの言うように
 月の女神のように美しくて、スタイルがいいの。そして、いつまでも若々しくて子ども
 を何人産んでもぜんぜん変わらないの。そんなスーパーマンみたいな子が生まれたらい
 いなあって思うの。ちょっと欲張りかしら?」
母は可愛らしく笑った。
「そうだね。母さんが産んでくれるんだから、きっとそうなると思うよ。それから、僕、
 言葉遣いを改めるよ。いい加減な言葉遣いじゃ子どもの教育上良くないもんね。今か
 ら“母さん”って言うことにするよ。」
「そうね。その方がいいわ。でも、わたしは“智ちゃん”でいいでしょう?」
「いいよ、母さん。
露天風呂


そんなことを話しながら僕たちは露天風呂に着いた。
「ずいぶん時間が掛かったんだな。俺すっかりのぼせちゃったよ。」
木村が僕たちを認めて裸で寄ってきた。太いちんこがぶらぶらと揺れている。
「あれからまたやっちゃったんだよ。やってもやってもやり足りないみたいでさ、すぐ
 に発情しちゃうんだ。母さんもいくらやっても飽きないみたいでさ、なんだか腰がふ
 らふらするんだ。」
僕は木村と並んで岩の上に腰掛け、脚だけ湯に浸けた。熱すぎずぬるすぎずいい湯加減
だ。母も湯に浸かっておばさんたちと談笑している。
「あまりいっぺんにやるのはよくないぜ。温泉も入りすぎると“湯あたり”するって言
 うからな。いくら減るもんじゃないったって限度ってもんがあるんだから。」
「うん、できるだけセーブするよ。ところで姉ちゃんたちはどうしたんだ?」
「ああ、打たせ湯の方にいるよ。俺も入ったことないからわからないけど。」
「打たせ湯なんてあったかな?」
「川の向こう側にこの夏造ったんだって。肩や腰に当てるとけっこういい気持ちだって
 旅館のおばさんが言ってた。」
「面白そうだね。いってみようよ。」
僕たちはタオルをぶら下げ、飛び石伝いに打たせ湯のある対岸に渡ったが、お湯に足し
か浸けていなかった僕は冷たい谷風に吹かれて寒くなってしまった。
川を渡ってこんもりとした植え込みを曲がると、竹垣に囲まれて川から直接見えないよ
うになったところに打たせ湯があった。もうもうと立ち上る湯気の向こうに、身体にバ
スタオルを巻いた姉ちゃんたちが寝転がっていた。
数条の湯滝が岩だたみにあたってあたり一面にしぶきを散らし、滝に直接あたっていな
くても寒くはなさそうだ。
「気持ちよさそうだね。」
「あら智ちゃん、ずいぶんごゆっくりね。」
「隣に入ってもいい?」
「ええ、どうぞ。でも、ちゃんと話してくれなくちゃだめよ。」
「何を話せばいいの?」
僕は言いながら姉ちゃんと美由紀さんの間に身体を滑り込ませた。
湯はかなり温めだが、滝つぼのようになった湯船全体に熱いしぶきがあたっているから
少しも寒くはない。湯の深さは10センチくらいで、寝転がっていても身体の半分くらい
が外に出てしまう。
僕は姉ちゃんと美由紀さんの身体に触れてちんこが勃起してきた。
「そうね、どうせ話しを聞いたって肝心のところはわからないんだから、智ちゃんがお
 母さんにしてあげたとおりのことをしてみて。義男は母さんにしたとおりのことを美
 由紀ちゃんにしてあげるのよ。美由紀ちゃんは男の人としたことないんだから、優し
 くしてあげないとだめよ。手抜きしたら承知しないから。」
「わかってるよ。俺、美由紀さんのこと大好きなんだから、手抜きなんかするわけない
 じゃないか。」
木村はそう言いながら美由紀さんの肩に手を置き、
「姉ちゃんがうるさいから、もう少し向こうに行こうよ。」
と言って滝の裏側の方へ誘っていった。木村のちんこも勃起して反り返っていた。
「まず、キスしながら胸やお腹を愛撫して、それからおまんこに指を入れて愛撫したん
だ。そしたら母さんが僕のちんこをいじってくれた。」
「こんなふうに?あら、もうこんなに硬くなっちゃってるわ。」
姉ちゃんはそう言いながら僕のちんこを握ってゆっくりとしごき始めた。
「うん。それから僕が母さんのおまんこを舐めてやったんだ。姉ちゃんと同じくらいた
くさん愛液が出たよ。とてもおいしくって夢中で飲んだんだ。」
「それからどうしたの?」
「母さんが、好きなようにしていいって言うから、おまんこに挿入したんだけど、すっ
 ごく気持ちよくって、すぐに出ちゃった。」
「じゃあ、それと同じことをあたしにもしてみて?」
姉ちゃんは仰向けに寝て、膝を曲げながら股を大きく開いた。
「こうやって入れてさ、こうやって・・・」
僕は姉ちゃんを相手に母とやったことをそっくりおさらいさせられた。
姉ちゃんの快感が高まるに連れ、膣の奥から子宮口が盛り上がってきて、この前と同じ
ように子宮口が開いた。僕はちんこを深く差し込み、子宮口を探り当ててぐいっと押し
付けた。
子宮の中に達したちんこは膣の締め付けと蠕動に揉まれ、快感が極限にまで達して爆発
的な射精がはじまった。いましがた母と性交したときもそうだが、以前に姉ちゃんとし
たときともまったく同じだ。とにかく射精が長いのだ。どくんどくんと30秒くらいた
っぷり放出した。また50ccくらい出たかもしれない。気持ちよくて死にそうなくらいだ。
頭の中が真っ白になってしまう。姉ちゃんの子宮の中は僕の精液でたっぷんたっぷんし
ているに違いない。
「智ちゃんって本当にすごいのね。あたし、死ぬんじゃないかと思ったわ。もう智ちゃ
 んなしではとても生きていけそうにないわ。お願い。ときどきでいいから、そうね、
 月に1回、いや、週に1回はあたしと会ってくれなくちゃ嫌よ。あたし死んじゃうか
 ら。約束して。」
失神から覚めた姉ちゃんは切れ切れの声で言った。
「うん、約束するけど、毎回中で出していたら姉ちゃん妊娠しちゃうよ。」
「そんなこと心配してるの?あたし、智ちゃんの子どもを産むって言ったじゃない。あ
 たし、智ちゃんと結婚するんだからいいのよ。智ちゃんの子を産みたいんだもの。」
「姉ちゃんはそう言うけど、僕は母さんと結婚したんだよ。正式にじゃあないけど。み
 んな祝福してくれたじゃないか。僕は母さんのことすごく愛してるんだ。姉ちゃんの
 ことも大好きだけど、二人と結婚するなんて、そんなの無理だよ。」
「ちっとも無理じゃないわ。あたしと正式に結婚すればいいんだから。智ちゃんのお母
 さんだってその方が安心するわよ。智ちゃんはあたしだけじゃなくてお母さんともや
 れるんだから文句ないんじゃない?お母さんが子どもを産んでも、あたしたちの籍に
 入れれば私生児にならないし、いいアイデアだと思わない?あたし、智ちゃんのお母
 さんに頼んでみるわ。いいでしょう?」
「ちょっと待ってよ。いきなりそんなこと言ったら母さん気絶しちゃうよ。」
木村が言ってた通りだ。こんな美人の姉ちゃんに惚れられるのは悪い気持ちはしないけ
ど、ちょっと強引過ぎる。母さんがうんと言う筈はないし、困ったものだ。
「あのね、実は美由紀ちゃんも義男のことが好きなのよ。だからあたし、義男にも同じ
 こと言ってやったの。そうしたら義男ったら“いいんじゃねえか”ですって。義男は
 さっき母さんに了解とっちゃったのよ。大学を卒業したら美由紀ちゃんと結婚するん
 ですって。だから智ちゃんも大学を卒業したらあたしと結婚してくれればいいのよ。
 親友同士が同じ条件で結婚するのよ。悪い話じゃないと思うけどなあ。あたしは出戻
 りだから、その辺はオマケしてもらいたいけど、智ちゃんへの愛の深さは誰にも引け
 を取らないつもりよ。智ちゃんのお母さんのことも大好きだし、あたしたち、きっと
 うまくやっていけるわ。智ちゃんもそう思わない?」
姉ちゃんはそう言うけど、自分が僕より10歳も年上だということを考えているんだろ
うか?考えているわけないな。正式ではないにしろ“母と結婚”した僕が、年のことを
気にする筈はないと思ってるに違いない。いずれにしても、姉ちゃんと性交を続けるこ
とができるわけだから、僕にとっては悪いことじゃないが、ふたりへの愛が中途半端に
なってしまわないだろうかとの不安はある。
「うん、わかった。だけど僕んちは姉ちゃんちと違うから、いますぐには返事できない
 よ。“前向きに善処する”ってことでどう?」
「そうね、取り敢えずはそれでいいわ。でも、本当よ。あたし、智ちゃんのこと死ぬほ
 ど愛してるんだから。このこと忘れちゃいやよ。さあ、げんまんよ!」
僕は姉ちゃんと“指きりげんまん”させられてしまった。
実を言うと僕は“指きり”が大の苦手なのだ。“指きりげんまんうそつくと針千本飲ま
す”という言葉が、“指切りをしたこと”は全力でやらなければいけないという呪縛と
なってしまったのだ。針を千本も飲まされたらたまったものではない。
姉ちゃんとの約束も、“指きり”さえしなければそれほど責任を感じることもないのだ
が、しちゃった以上は是が非でも何とかしなければならない。
まずやらなければならないことは、一生懸命に勉強して高校、大学と進学しなければな
らないな。それも、いい加減な学校じゃだめだ。トップクラスの学校でなけりゃ周りの
連中を納得させられない。そして、一流の小説家になっていい作品をたくさん書かなけ
ればならないし、けっこう大変だ。
僕はこれまで“切実なこと”などほとんど無いと思っていたが、実際は切実なことだら
けだということがわかった。
「姉ちゃん、僕、みんなを幸せにできるように頑張ってみるよ。姉ちゃんや母さんが喜
 ぶように、一生懸命努力する。勉強ももっとまじめにやるよ。」
「そうよ。智ちゃんと義男はいい意味でのライバルなんだから、二人とも頑張ってもら
 わなくちゃあ。あたしも一生懸命応援するから、頑張ってね。」
こうして僕たちの複雑な関係がスタートすることになったのだ。
僕たちは飛び石を渡って露天風呂に戻った。姉ちゃんとの性交は15分くらいのものだ
ったが、打たせ湯の熱いしぶきにあたりながらやっていたので少しのぼせ気味で、冷た
い風がここちよい。
「あんたたち打たせ湯に行ってたんでしょう?どうだった?」
おばさんが訊く。
「うん、びしょびしょになるけど、とてもいい気持ちよ。」
姉ちゃんが髪から滴を垂らしながら言った。
「行きたいけど、髪を乾かしたりセットするの面倒ね。智子さん、行ってみる?」
「ちょっと行ってみたい気もするけど。」
「見るだけでも行ってみたら。そこの飛び石を渡っていけばいいんだから。」
姉ちゃんの意見で、母とおばさんはバスタオルで胸から下をくるみ、打たせ湯に行くこ
とになったが、飛び石のところで躊躇している。
「あんたたち、ここを渡ったの?」
「うん、そうだよ。」
「わたし、こわいわ。一緒に渡ってよ。」
「流れがこんなに速いじゃない。滑ったら流されちゃうわ。手すりくらい付けとけばい
 いのに。」
母もおばさんも口々に言う。
「飛び石と言ったって、平らで滑りにくくなってるんだから、だいじょうぶだよ。」
「そんなこと言わないで、一緒に行ってよ。」
「うん、わかった。」
僕はもう一度打たせ湯に行くことになり、母たちの手を引いて飛び石を渡った。
僕たちが竹垣の中に入ったとき、木村たちが滝の裏側から出てきた。
「あらやだ。あんたたちまだいたの?」
おばさんがからかうように言うと、
「うん、美由紀さんといろんなこと話していたんだよ。」
木村はけろっとして言った。
「風邪をひいちゃいけないから、はやく行ったほうがいいわ。」
母が笑顔で言う。
「うん、そうするよ。」
木村が美由紀さんの手を引いて行こうとすると、
「それから義男、あんた、腰がふらふらしてるみたいだから、飛び石を踏み外さないよ
 うに気をつけるのよ。」
おばさんが含み笑いしながら言うと、
「母ちゃんはいつも一言多いんだよ。」
木村は憤慨したような顔をして言ったが、いつものじゃれあいであることは僕にはよく
わかる。美由紀さんは顔を真っ赤にしてうつむいていた。
「木村よ、いくら減るもんじゃないったって、限度ってものがあるんだからな。」
僕も笑いながら、さっきの木村のせりふをそっくり返してやった。
相談


僕たちが部屋に戻ったのは9時をまわていた。わいわいやりながらの入浴だったので気が
付かなかったが、1時間以上も露天風呂にいたことになる。
みんなが茶の間に集まって一服し、明日のコースや時間の打合せをした。
「智ちゃん、後であたしたちの部屋に来てくれない。美由紀ちゃんが相談したいことがあ
 るって言うの。あたしからも頼みたいことがあるんだけど、いい?」
話し合いが済んでそれぞれの部屋に引き上げるときに姉ちゃんが言った。
美由紀さんは下を向いていて何も言わない。
「うん、でも、1時間くらい後でもいい?木村も話があるそうなんだ。」
「ええ、いいわよ。ゆっくりで。」
姉ちゃんたちはもう少し茶の間にいると言う。
「智ちゃん、わたし、木村さんとお話しすることにしたの。だから、ちょっと義ちゃんと
 話していて。」
おばさんも母と話があるらしい。みんな何かを企んでいるみたいだが、僕は、
「いいよ。わかった。」
と答えておいた。
母とおばさんは僕たちの部屋に行ったので、僕と木村は木村たちの部屋に行った。
「なんだい?話って。」
「うん、美由紀さんのことなんだ。彼女、お前と結婚したがってるんだよ。」
木村は歯切れの悪い言い方で言った。
「ちょっと待ってくれよ。僕は姉ちゃんと結婚するって指切りしちゃったんだぜ。」
「それはわかってるけど、美由紀さんの気が変わっちゃったんだよ。」
木村は困惑した顔で言う。
「じゃあ、お前と美由紀さんは結婚しないのか?」
「まあ、そういうことになるな。俺はどっちでもいいんだけど。相手が気が変わっちゃっ
 たんだから、しょうがないじゃないか。」
「なんでそうなっちゃったんだ?お前たち仲がよさそうだったじゃないか?」
「うん、もともとは姉ちゃんの気まぐれからなんだよ。姉ちゃんが康三と別れたのはお前
 も知ってのとおりだけど、姉ちゃんと美由紀さんが昔付き合ってたのも言ったよな?」
「ああ、レズってたってことだろう?」
「うん。それで、姉ちゃんが離婚したことを美由紀さんが喜んでいるってことも言ったろ
 う?」
「それも聞いたよ。だけど、それとこれとは関係ないだろう?」
「いや、大いに関係があるんだ。美由紀さんは姉ちゃんと結婚できると思ってたそうなん
 だ。ところが、姉ちゃんはお前と結婚したくなっちゃって、彼女を俺に押し付けようと
 したんだよ。俺はそれがわかったから、彼女に本当の気持ちを訊いてみたんだ。俺が美
 由紀さんを滝の裏側に連れて行ったのは、お前と姉ちゃんがやるところを見せたくなか
 ったからで、俺は美由紀さんとはやってないよ。」
「そうだったのか。僕はてっきりお前たちもやってると思ってたんだよ。」
「まあ、誰でもそう思うよな。ところが彼女、滝の裏側に行ったらすぐに言ったんだよ。」
そこで木村はコップにコーラを注いで一口飲んだ。僕にも注いでくれたので僕も一口飲ん
で話を促した。
「彼女、姉ちゃんのことずうっと忘れられないでいたんだけど、姉ちゃんが、お前と結婚
 するって彼女に言ったもんだから、彼女、パニクっちゃってさ、“和子が智ちゃんと結
 婚しないようにするには、わたしが智ちゃんと結婚すればいいんだわ。そう思わない?”
 って言うんだよ。」
木村は苦笑いしながら言った。
「美由紀さんの気持ちもわからないではないけど、ずいぶん飛躍した考え方だなあ。もっ
 と他にも方法はあるだろう?」
僕は半ば呆れて言った。
「ああ、そうだけどよ、そんなことあまり深く考えない方がいいんだよ。」
そう言って木村は楽しそうに笑った。
木村は2年以上も近親相姦しているから、割りと覚めた目で見られるようだ。
「まあな。実の母親と結婚しようってんだから、飛躍なんてもんじゃないけどさ。」
僕も実際そう思う。母のことを誰にも負けないくらい愛しているとは思うものの、姉ちゃ
んとも、おばさんとも、そして美由紀さんともやりたいと思っているのだから、どうしよ
うもない。
「そうだろう、俺はお前んちのおばさんとやったことはないけど、本当はやってみたいと
 は思ってるんだ。男でも女でも同じなんだよ。欲を言い出したらきりがないのは誰でも
 知ってることだけど、できればやってみたいんだよ。その点美由紀さんはちょっと違う
 んだ。姉ちゃんのことだけしか頭にないんだよ。俺が見るところ、お前んちのおばさん
 もお前しか眼中にないみたいだから、俺はちょっかい出さないんだ。お前だってやだろ
 う?俺がお前んちのおばさんとやるのは。」
「うん。勝手な言い分だけど、やっぱり、やだなあ。」
「それでいいんだよ。俺んちとお前んちとは違うんだから。それでだ、お前、姉ちゃんと
 の婚約を解消しちゃえよ。姉ちゃんはショックだろうけど、それが一番いいみたいだぜ。
 お前んちのおばさんにとっても、美由紀さんにとっても。」
「そうだなあ。僕もそう思うけど、姉ちゃんはどうなるんだ?」
「そんなことは心配いらないよ。姉ちゃんはときどきお前とおまんこができて、お前の子
 どもが産めれば満足なんだから。ひょっとしたら、美由紀さんもお前の子どもを産みた
 いって、言うかも知れないぜ。でも、そんときはそんときだよ。」
「なんだかお前ってすごく大人だな。僕、尊敬しちゃうよ。」
僕は本当に木村が大人に思えた。
「そんなことはないよ。俺は母ちゃんに俺の子どもを産んでもらえばいいんだ。でもよ、
 母ちゃんはお前の子どもも産みたいって、言ってるんだ。俺はそれでもいいと思ってる
 んだ。おかしいだろう?でも、本当だぜ。俺さ、母ちゃんや姉ちゃんが喜ぶことは何で
 もやってやりたいんだよ。俺の性格はお前が一番よく知ってるじゃないか。だから気に
 することはないんだ。俺、好きなんだよ。そういうの。」
確かに木村にはそういうところがある。変わってると言えばそれまでだが、木村みたいな
考え方ができなければ母系家族の一員とはなれないだろうという気がする。
僕は木村の家のような母系家族に憧れているくせに、自分を中心とする男系家族を構築し
ようとしている。自分の子種をあちこちに撒き散らすのと、あちこちからいろいろな人の
子種を集めるのは、男系と母系との違いがあるだけで、どこか似ているような気がする。
僕の心境はすごく複雑だった。
「僕もお前みたいにできればいいんだけど、なかなかそうはできそうにないよ。これから
 姉ちゃんたちに会わなければなんないんだけど、気が重いなあ。」
「なあに、けろっとして言っちゃえばいいんだ。姉ちゃんは、あれで、けっこうさっぱり
 としたところがあるから、それほど心配しないでもだいじょうぶだよ。頑張ってこいよ。
 いざとなったら俺が言ってやるから。」
木村に背中を叩かれて、僕は姉ちゃんたちのいる茶の間に向かった。
「あら、はやかったのね。もういいの?」
姉ちゃんは美由紀さんと一緒に週刊誌を広げていた。僕が
「うん。」
と言うと、
「それじゃあ、あたしたちの部屋に行きましょうよ。」
「そうね、あっちの方が話しやすいわね。」
姉ちゃんが明るい声で言うと、美由紀さんも笑顔で言って立ち上がった。
美由紀さんが立ち上がるとき、浴衣の裾が割れて真っ白いふくらはぎがのぞいたが、それ
を見た僕は急にむらむらとしてきて、ちんこに力が漲ってくる。
母や姉ちゃんとあれだけ激しくやったのに、美由紀さんのふくらはぎを見ただけでもうや
りたくなるのだから、僕は本当に淫乱だと思う。
「さあ、智ちゃんも美由紀ちゃんも入って。」
姉ちゃんはドアを開けて自分の部屋に招き入れるように言った。
「へえ、けっこう広いんだね。」
僕は窓際まで行って部屋の中を見回した。
部屋は10坪くらいの広さのワンルームで、セミダブルベッドが2台置かれた寝室の突き
当りに六畳間くらいの畳が敷かれた部分があり、唐紙を閉めると和室になるように造られ
ている。姉ちゃんたちはベッドで寝るつもりのようで、和室には荷物が置かれていた。
「智ちゃん、立ってないで座ってよ。いま、コーヒーを入れるから。」
姉ちゃんが旅行用のバッグからドリップパックを取り出しながら言った。
「智ちゃん、どうぞ。」
美由紀さんが座布団を勧めてくれる。姉ちゃんがドリップするコーヒーの香りが部屋に漂
い始めた。
「うん、ありがとう。」
僕が座卓の前に座ると姉ちゃんがコーヒーの入ったカップを三つ持って来たので、
美由紀さんは左側に座をずらし、姉ちゃんに僕の前の席を譲った。
「さあ、どうぞ。インスタントだけど、わりとおいしいのよ。」
僕は一口飲んで見た。軽い口あたりでさっぱりとしている。
「うん、おいしいね。駅前のクレモナのコーヒーとあまり変わらないよ。」
「よかったわ、気に入ってもらえて。これ、うちのお父さんの勤めてる会社で作ってるの」
美由紀さんが言った。
「へえ、美由紀さんのおとうさんって、コーヒー屋さんなの?」
「なによ、智ちゃん知らないの?UCCって有名じゃない。美由紀ちゃんのお父さんは、
 UCCの専務さんなのよ。うちで飲んでるコーヒーはみんな美由紀ちゃんが持ってきて
 くれるの よ。いつも飲んでるじゃない。」
僕はコーヒーは好きだけど、家ではいつもインスタントしか飲んでいないから、本当を言
うと、コーヒーのおいしさなんてあまりわからないのだ。
「まあ、とにかくおいしいよ。」
僕は笑いでごまかして姉ちゃんたちの話を促した。
「さてと。何から話したらいいかしら。そうそう、さっき露天風呂で智ちゃんと約束した
 ことね、あれちょっとペンディングにして欲しいのよ。」
「ペンディングって延期っていう意味だよね。」
「ええ、そうよ。あたしの方から頼んだくせに勝手なこと言って申しわけないんだけど、
 ちょっと美由紀ちゃんの話も聞いてやって欲しいの。あたしとの約束はそれから考えて
 もらえばいいわ。」
「それじゃあ、さっきの件は取り敢えず白紙に戻すってこと?」
「簡単に言えばそういうことなの。ごめんなさいね。」
「O.K!了解したよ。」
僕は内心しめしめと思いながらも顔には出さず、できるだけさらっと言った。
「それじゃあ本題に入るわ。智ちゃん、あんた美由紀ちゃんのこと好き?」
「本人の前じゃ言いにくいけど、好きだよ。どっちかって言えば大好きだよ。」
僕は若干顔を赤らめて言った。
「よかったわ。実はあたし、露天風呂でのこと、美由紀ちゃんに話したの。智ちゃんには
 悪かったけど、前のこともみんな話したのよ。もう一度謝るわ、ごめんなさいね。」
姉ちゃんは座卓に手をついて深々と頭を下げた。
「そんなこと、僕、気にしてないんだから、頭を下げるのはやめてよ。」
「ありがとう。それじゃあ続きね。智ちゃんは、あたしと美由紀ちゃんの関係は知ってる
 でしょう?」
「うん、高校からの友達だって言ってたよね。」
「それだけ?」
「さっき木村から聞いたんだけど、そのう、姉ちゃんたちは、愛し合ってるんでしょう?」
美由紀さんは下を向いたままだが、耳が真っ赤になっている。
「東屋の下で見たと思うけど、あのとおりなの。」
「本当よ。わたし、和子のこと死ぬほど愛してるの。」
美由紀さんは必死の面持ちで言った。
「美由紀さんの気持ちよくわかるよ。僕も母さんのこと大好きで、やりたくてどうしよう
 もなかったんだから。でも、みんなのお陰でやれるようになったんだから、姉ちゃんに
 も美由紀さんにも大いに感謝してるんだ。」
「あたしも美由紀ちゃんのことすごく愛してるけど、智ちゃんとやったら死にそうなくら
 いよかったから、美由紀ちゃんにも男の味を知ってもらおうと思って義男に頼んだのよ。
 そうしたら、義男が余計なことを言ったらしいの。」
「そうじゃないのよ。わたし、義ちゃんから聞いたの。」
木村は、姉ちゃんが僕とやって死にそうなくらいよかったと言ってたから、美由紀さんも
中山とやってみたほうがいいかも知れないと言ったのだそうだ。
「わたし、和子のお母さんからも同じような話を聞いたので和子に問いただしたの。そう
 したら、和子ったら、智ちゃんと結婚の約束したって言うでしょう、わたし頭の中が真
 っ白になっちゃったの。」
「それで智ちゃんにお願いなんだけど、美由紀ちゃんにも、ほんとうの男の味を教えてや
 って欲しいのよ。義男じゃだめだわ。あの子技巧的ではあるんだけど、真剣さが足りな
 いの。あたしもこれまでに何人かの人とセックスしてきたけど、子宮口が開くほどいい
 気持ちになったのは、智ちゃんだけよ。さっきも言ったけど、あたし、智ちゃんの子を
 産みたいの。だから、美由紀ちゃんにも智ちゃんの愛を分けてやって欲しいの。」
「本当に僕でいいの?」
「ええ、お願い。わたしにも智ちゃんの子を産ませて。結婚できなくてもいいの。
和子のお母さんも言ってたわ。ぜひ智ちゃんの子を産みたいって。」
「母さんまでそう言ったの?競争相手が多すぎるわね。」
そう言って姉ちゃんは楽しそうに笑った。
「なんだか種馬みたいな気もするけど、姉ちゃんたちさえよければいいよ。でもね、僕は
 母さんのことが好きで好きでしょうがないんだ。だけど、姉ちゃんのことも愛してるん
 だ。もちろん、美由紀さんのことも。すごい浮気者みたいだけど、本当のことなんだよ。
 姉ちゃんちのおばさんのことも大好きだし、どうして僕の周りにはこんなに素敵なひと
 ばっかりいるんだろうって、いつも思うんだ。」
僕は本心からそう言った。
「ありがとう、智ちゃん。あとで、そうねえ、いま9時半だから、11時半頃になったら来
 てくれない。鍵は開けておくから。どうしても今夜美由紀ちゃんを抱いてやって欲しい
 の。無理言うけど、お願いね。」
「うん、それじゃあ、あとで。」
僕はそう言って部屋を出た。
僕が部屋に戻ると、母はおばさんと和やかに談笑していた。
「あら、智ちゃん、ちょうどよかったわ。」
おばさんが一緒に聞いてくれと言う。
「智ちゃん、申し訳ないけど、わたしこれまでのこと、智子さんにみんな話したの。こう
 いうことって秘密にしておくのはよくないから。」
おばさんは大して申し訳なさそうではない調子で言った。
「母さん、黙っててごめんね。」
僕はすなおに謝ったが、
「智ちゃん、わたし気にしてないわよ。むしろ、ほっとしているの。智ちゃんが、わたし
 だけしか知らないなんて、ちょっと可愛そうだなとも思ってたんだから。」
母も笑顔で言う。
「和子もお陰さまでうまく離婚できたし、智ちゃんたちもめでたく“結婚”できたことで
 もあるし、そろそろわたしも身辺整理しようかなって思ってるの。」
「どういうこと?」
「ご主人と離婚されるらしいの。」
「へえ、いよいよなの?」
「あら、智ちゃん、知ってたの?」
おばさんが、意外なことを言われたというような顔をして言った。
「いけねえ、これ、ないしょだったんだ。」
僕は慌てて口を押さえたが、もう間に合わない。これまで僕は“無口”で通っていたのだ
が、いろいろな人とおまんこするようになってからは、大分口数が多くなってしまった。
反省しなければいけない。
「智ちゃんの知ってるってこと、どういうこと?」
おばさんが不審そうに言った。
「谷山先生とのことでしょう?」
「やっぱりそうなの。そうじゃないかとは思ってたんだけど。」
おばさんはくすくすと笑いながら言った。
「あれ、僕、余計なことを言っちゃったみたいだね。」
「そんなことはないのよ。わたしも薄々感じてたんだから。」
おばさんは、おじさんが谷山先生と関係しているらしいということを1年くらい前から知
っていたそうだ。
「でも、わたしって、そういうことがあまり気にならない性格なの。わたしの家系は昔か
 ら母系家族なの。出も、女系家族というのとは少し違うのよ。」
「へえ、母系と女系と違うんだ?」
「ええ、そうよ。女系家族というのは家族の主要構成員が女だというだけで、一家の主は
 父親なんだけど、母系家族というのは家族の構成員はどうでもかまわないんだけど、一
 家の主が母親で、その母親を中心として家庭ができているのよ。」
「なんか、母子家庭みたいな感じだね。」
「そうじゃないのよ。いい、子どもが生まれるには父親と母親が必要でしょう?でも、子
 どもが出来てしまえば、どちらか片方がいなくてもなんとかなるわよね。」
「それはそうだね。」
「そこで、問題となるのは主導権を取るのは誰かということなの。家庭の外では男が主導
 権をとり、家庭の中では女が主導権をとる、というのがこの国の昔からの習わしだった
 のよ。それが母系家族なの。子どもを産むのは女なんだから、夫は妻の生んだ子はすべ
 て“子ども”として認知し、“本当の父親”が誰かは問わないの。その代わり、夫がよ
 その女に子を産ませても、妻がああだこうだと言うのは許されないの。今で言うスワッ
 ピングと少し似ているけど、子どもの出産から育児まですべて母親の責任でやるの。父
 親というのは“母親の夫”だというだけなの。わかった?」
おばさんはそこまで一気にしゃべってお茶を口に運んだ。
「ようするに、父親というのは妻の夫なんだから、妻が産んだ子は自分の子として育てな
 ければならないっていうわけ?」
「そういうことよ。その代わり、夫がよその女といい関係になったからといって焼き餅や
 いたりしちゃあいけないの。」
「平安時代だったかな?そんな話を聞いたことがあったなあ。」
僕は以前、中学生向けの口語訳本でそんな記述を読んだことがあったような気がして言っ
た。
「そうね。わたしも聞いたことがあるわ。」
母もそう言う。
「わたしの家も代々そういう家柄なの。家柄って言うとオーバーだけど、そういう性格の
 人間が多いのよ。わたしもそうした人間の一人で、自分が産む子どもは愛した人の子じ
 ゃなくちゃいやなの。だからって言うわけではないけど、和子も義男も主人の子ではな
 いの。わたしの子には違いないけど、それぞれ父親は違うのよ。」
「そのこと、木村も姉ちゃんも知ってるの?」
「ええ、知ってるわよ。ちゃんと話してあるから。和子も義男もわたしと考えが似ている
 し、主人もその点は理解してるからよかったんだけど、谷山先生はその辺を理解してい
 ないから主人を独り占めしたいらしいの。まあ、普通の人なら当たり前なんだけど、つ
 い最近、主人から離婚したいって言われたの。それで考えてるのよ。そろそろ主人を解
 放してやろうかしらって。」
「へえ、そうなの?」
僕は感心して言った。何に感心したかと言えば、おばさんが主導権を持っているって事に
だ。
「智ちゃんはどう思う?」
「そうだなあ、おじさんがそう思ってるんなら離婚してやった方がいいんじゃないのかな
 あ。?母さんはどう思う?」
「わたしも智ちゃんと同意見ね。ご主人は谷山先生を愛しているんでしょうから、もし和
 美さんが、どうしてもご主人を手放したくないというのでなければ、離婚して差し上げ
 た方がいいのじゃないかしら。」
「そうね。あなたたちの考えを聞いてすっきりしたわ。どうもありがとう。」
姉ちゃんが離婚を決めたときにも今のおばさんと同じことを言ったのを覚えている。
「ところで、あなたたちはこれからどうするの?」
おばさんが僕の顔を見て言った。
「さっきもお話したように、わたしとこの子は母子でありながら姉弟でもあるし、みなさ
 んに祝福された夫婦でもあるわけだから、末永く濃密な愛を交わしていきたいと思って
 るんですけど、みなさんのお申し出でもあるし、この子さえよかったらみなさんに子種
 を授けるのは、わたしはかまわないと思うんです。智ちゃん、どう?」
母は上気した顔を僕に向けて言った。なぜか少し辛そうに見える。
「母さん、僕、母さんのこと死ぬほど愛してるんだよ。でも、おばさんのことも、姉ちゃ
 んのことも、美由紀さんのことも好きなんだ。みんなが僕の子を産みたいって言ってる
 のはさっき聞いたばかりだけど、母さんが許してくれるなら、みんなに僕の子を産んで
 もらいたいんだ。みんなが産んでくれた子は母さんの甥っ子か姪っ子だと思ってくれれ
 ばいいんだ。孫だと思ってくれてもいいよ。みんなの、と言うより、それぞれの子だと
 思ってくれればいいんだよ。僕たちの子は、母さんと僕との間に生まれた子だけなんだ
 から。おばさんが言ってるのはそういうことなんだと思うけど?」
僕は都合のいい理屈を言ってしまったことを後悔したが、遅かった。
「わたし、智ちゃんのこと、それこそ死ぬほど愛してるから、本当は他の人とセックスし
 て欲しくはないの。頭の中ではよくわかってはいるんだけど、やっぱり、やだわ。和美
 さん、ごめんなさい。わたし、智昭が他の女の人と性交することなんかとても考えられ
 ないの。智ちゃん、堪忍して。母さん、あなただけが生きがいなの。だからわかって。」
母は泣き出してしまった。母は僕が否定的な気持ちを表明してくれることを期待して言っ
たのだ。それを額面どおりに受け取って、母の気持ちを無視した物言いをしてしまった。
母が泣き出すのは当たり前だ。僕は母の身体を抱きしめ、
「母さん、僕が悪かった。もう母さんを心配させるようなことはしないから、安心して。
 ごめんね。おばさん、こういうことになっちゃったんだ。本当に申し訳ないけど、この
 話、なかったことにしてよ。」
「ううん。わたしこそ無神経なことを言っちゃって、申し訳なかったわ。智子さん、もう、
 言わないわ。気分を直して。わたしだってあなたたちが幸せになってくれることが一番
 なんだから。許してね。智ちゃんも、わたしたちが言ったこと、忘れてちょうだいね。
 和子にも、美由紀ちゃんにもよく言っておくから。」
おばさんは気まずそうにそう言って戻っていった。
「母さん、僕、約束するよ。これからは、母さん以外の女とは絶対にセックスしないよ。
 母さんが一番大事なんだから。」
僕は浮気を見つけられた亭主みたいにおろおろしながら言った。
しばらく母の背中を愛撫しているうちに母も気を取り直したようで、
「智ちゃん、ごめんなさいね。取り乱しちゃって。でも、わたしの気持ちは言った通りな
 の。だから、お願い。よそにあなたの子をつくるなんて言わないで。」
「うん、もうけっして言わないよ。僕は母さん一人だけいればいいんだから。」
「それじゃあ、キスして。うんと優しくしてくれないといやよ。」
「うん。母さん、愛してるよ。」
それから僕たちは空が白み始めるまで激しく燃えながら愛し合った。
おばさんとの話し合いで興奮した母は貪欲さを剥きだしにして僕を貪った。もちろん
僕も母の全てを貪り尽し、互いの尿も飲み合った。
展望台から戻ってすぐに母と激しい性愛を交わし、夕食の後にも愛し合った。母の子
宮口が開いて、陰嚢が空っぽになるほど多量の精液を噴出させたのに、露天風呂では
姉ちゃんを相手に又しても姉ちゃんの子宮の中にたっぷりと射精したのだ。
本来ならこれほど激しく性交することなどとてもできそうにない筈なのに、それが苦
痛でもなく、むしろ激しい快感をもってできたのだから、呆れるしかない。
さらに、愛しい母と迎えた初夜は、欲情しきった母が熟した雌の匂いを発散させなが
ら月の女神に化身し、僕の全てを貪り尽くしたのだから、僕の陰嚢には一滴の精液も
残っていない筈だった。
母は激しい性交が終わる前に失神し、そのまま軽いいびきをかいて眠ってしまった。
僕は母の性器を丹念に舐め清め、お湯でタオルを絞ってきてからだの隅々まで拭いて
やった。もちろん股間も丁寧に拭い清め、新しいパンティーを穿かせて布団を掛けて
やったのだ。
そのとき廊下で人の話す声が聞こえたので、僕はそっと戸を開けて廊下を覗いてみた。
木村と姉ちゃんが階段のところで何か話しているみたいだ。壁に掛かった時計は午前
4時をまわっている。僕はそのまま部屋を抜け出し、木村たちのところに行ってみた。
「どうしたんだ?」
僕は小さな声で声を掛けた。
「ああ、中山か。さっきは悪かったな。母ちゃんに、よせって言ったんだけど、話せ
 ばわかるわよ、って言っておばさんに話しちゃったんだよ。ごめんな。姉ちゃんや
 母ちゃんはお前の子どもを妊娠したのは間違いないって喜んでるんだけど、美由紀
 さんが承知しないんだよ。どうしてもお前の子どもを産みたいって言うんだ。いま、
 姉ちゃんに、お前に言ってくれって頼まれてたとこなんだ。」
木村は浴衣の前をはだけたまま、疲れた表情で言う。
「ねえ、智ちゃん、お願いだから、美由紀ちゃんと愛し合ってあげて。だめ?」
姉ちゃんも疲れた表情で言う。
「だめじゃないけど、今日はさんざんやり狂ったから、袋の中が空っぽになっちゃっ
 たんだ。あしたの晩まで待ってもらえないかなあ。必ず約束どおりするから。それ
 まで木村に頑張ってもらえば…」
僕も疲れた表情をしているんだろうなと思った。
「だめだめ、美由紀ちゃんはあんたでなけりゃあ承知しないんだから。あたし死んじ
 ゃう、なんて言ってるのよ。だから、ちょっと来てよ。」
「中山よう、ああ言ってるんだから、ちょっとでも相手してやってくれよ。俺、本当
 にグロッキーなんだ。母ちゃんにすっかり搾り取られちゃってよ、連続10回もや
 ったんだぜ。」
「わかったよ。僕も本当は美由紀さんともやりたいんだけど、おばさんが余計なこと
 言ったもんだから、あんなことになっちゃったんだ。でも、今夜だけで妊娠させら
 れるかはわからないよ。僕だってからっぽなんだから。」
「そんなことどうだっていいの。とにかく美由紀ちゃんをおとなしくさせてくれれば
 いいんだから。はやくして。」
こうして僕は姉ちゃんたちの部屋に連れ込まれてしまった。
「美由紀ちゃん、智ちゃんに来てもらったわよ。」
「あら、本当に来てくれたのね。わたし、嬉しい。」
美由紀さんは僕の首に両手を絡めて抱きついてきた。
「まったく、美由紀ったら。あたしたちがいるんだから、もう少ししとやかに出来な
 いの?」
「そうだよ。さっきも言ったけど、こいつも疲れてるんだから。」
木村は後の言葉をあくびとともに言った。
僕は美由紀さんを抱いてベッドに下ろし、添い寝するように横たわった。
「俺たちはこっちにいるから、ゆっくりやってくれよ。」
木村はそう言って和室の唐紙を閉めた。
「智ちゃん、ごめんなさいね、わがまま言って。」
「いいんだ。僕だって、美由紀さんとこうしたかったんだから。でも、今日みんなに
 祝福してもらったように、僕は母さんと結婚したから、そんなに頻繁に美由紀さん
 と愛し合うことはできないんだ。それをわかってもらえれば、ありがたいんだけど」
「わかってるわ。わたしだって和子を愛してるんですもの。でも、それとこれとは別
 よ。わたし、智ちゃんのことも愛しちゃったんですもの。好きで好きでどうしよう
 もないの。わたし、いままで男の人としたことないから、智ちゃんはわたしの初め
 ての人よ。全部あげたいの。だから、お願い。」
僕は美由紀さんが話しているあいだ彼女の身体を優しく愛撫する手を休めなかった。
豊かなふくらみを見せる胸から、真っ白に輝く腹部を、そして最も魅力的な部分をじ
っくりと、優しく、丹念に愛撫した。
美由紀さんの口から吐息が漏れ出したのはいくらも経たなかった。
浴衣の下には何も着けていなかったから、腰紐を解くだけですぐに裸にできた。
僕も母とあれだけ激しくやったのにちんこに命が蘇って硬く勃起し、脈にあわせて小
刻みに上下し、亀頭の先端からはぬめぬめとした愛液さえも溢れ出している。
「ああ、いいわ。これでわたしも女になれるのね。智ちゃんの女に。」
「そうだよ。美由紀さんは僕の愛人だよ。これっからも、ずうっと。」
僕は彼女の股を開かせ、太腿の内側に手を入れ、下から掬うように性器の先端に触れ
た。彼女はびくんと身体を動かし、股を閉じようとするが、僕が強引に指を膣口に進
めると、ふたたび股の力を抜いた。
彼女の股間はバターを溶かしたように濡れ、僕の手をスムーズに奥まで導き入れる。
僕は彼女にちんこを握らせた。彼女は
「ああ、」
と太いため息をもらし、どうしたらいいのかわからずに、ただ握り締めている。
「美由紀さん、手をゆっくりと動かしてくれるといいんだけど。」
僕が彼女の手を取ってしごきながら言うと、彼女もわかったみたいで、ゆっくりと手
を動かし始めた。いい気持ちだ。
彼女の手は僕のちんこから溢れる愛液でたちまちぬるぬるになってしまったが、僕の
手も彼女の愛液でびっしょりと濡れ、芳しい雌の匂いが立ち上ってくる。
僕は彼女の股間に顔を入れ、舌を尖らして膣や周辺を舐めた。溢れ続ける愛液は枯れ
ることを知らないように僕の顔を濡らし、舌を差し入れるたびに、
「ああ、いい、すばらしいわ。いい気持ちよ。」
を連発する。僕は頃合を見計らって腰をずらし、膣にちんこをあてがい、溢れかえる
愛液をちんこに塗りつけてゆっくりと挿入した。
「あああ、いいわ。いい。すごいわ。ああ、ああ。」
美由紀さんが大きな声をあげた。途端に膣の奥が膨らみ、子宮口が開く予兆を示し始
めた。僕は出し入れしたい衝動に駆られたが、子宮口の開くのを待ち、ちんこの先に
それを感じたのと同時にちんこを更に強く押し付けた。
「ああ、いいわ。あ、あ、いい、いいわ。」
美由紀さんは子宮に侵入したちんこを押し戻そうとするかのように背を仰け反らせ、
早口で快感を訴え続けている。僕は膨れ上がる子宮にちんこを押し付けたまま、快感
の高まるのを待った。僕も気持ちよくてどうしようもないほどだが、まだまだ持ちこ
たえられそうだ。
子宮全体がちんこを咥えてすごい力で吸引する。膣壁が蠕動しながら厚く滑り、ちん
この根元から亀頭のすぐ下のほうまで蠢き、その気持ちよさといったら言葉ではとう
てい言い表せないほどだ。
つい今しがたまで母と同じことをしていたのが信じられないくらいに気持ちがよく、
堪えにこらえてがまんしていた引き金を引いた。
どこにこれだけの精液が残っていたのかと思われるほど大量の精液が放出した。どく
んどくんと脈打つ長さの長いことといったら呆れるほどで、恐らく今回も30cc以上は
出たのではないだろうか。さっき母とやったときの方が多かったのは間違いないが、
美由紀さんは半狂乱でうわごとのように快感を訴えている。
「ああ、愛してるわ。わたしはあなただけのものよ。もう死んでもいいわ。あなたの
 子どもができたわ。わたしのお腹にあなたの子どもができたのよ。ああ、いいわ。」
ほとんど何を言ってるのかわかっていない筈だが、よくもこれだけ並べ立てられるも
のだと思うほど夢中で快感を訴えている。
彼女の膣が激しく収縮し、ちんこを根元からしごくように搾りたてたかと思うと、急
に弛緩し、彼女は失神してしまった。これで僕のお勤めも終わった。
ものの15分くらいの間だったが、彼女ほど敏感な女は珍しいのではないだろうか。
僕は母、おばさん、姉ちゃんと美由紀さんしか女は知らないが、これらの中でもっと
も敏感なのが美由紀さんだろうと思う。
「中山よ、ごくろうだったな。」
「智ちゃん、ありがとう。」
木村と姉ちゃんからねぎらいの言葉を掛けられ、僕は和室のたたみに大の字になって
しまった。
「ああ、疲れた。今日だけで100cc 以上も精液を出しちゃったみたいだよ。冗談じゃ
 なくて、本当だよ。母さんに3回、姉ちゃんに1回、そして美由紀さんに1回だろ
 う、合計5回だもんな。」
「馬鹿言ってんなよ。5回くらいでどうこうなるお前じゃないだろう?」
「うん、普通にやったんなら20回くらいはどうってことないけど、毎回子宮の中に直
 接10回分くらい放出すること考えて見ろよ。100cc じゃきかないよ。母さんも、
 姉ちゃんも、美由紀さんも、どういうわけだか僕とやるときまって子宮口が開くん
 だ。そしてぐいぐい吸引されるもんだから、連続して射精しちゃうんだよ。だから
 1回といっても5、6回分くらいが一度に出ちゃうんだ。気持ちいいのは当然だけ
 ど、その分疲れるんだ。僕の顔、おじいさんみたいになってないかい?」
「だいじょうぶよ。精悍な、男らしい顔をしてるから。まだあたしの分が十分に残っ
 てそうだわ。」
姉ちゃんは僕のちんこを弄びながら冗談めかして言ったが、どうやら冗談ではなさそ
うな雰囲気なので、早めに退散することにした。
「あら、もう帰っちゃうの。あたしはどうしたらいいのよ。」
姉ちゃんは口惜しそうに言い、僕を恨みがましく見つめた。
「俺もさっきから眠くってしょうがないんだ。じゃあ、あした。」
木村も先手を打ってそう言う。
「姉ちゃん、お休み。またあしたね。」
僕たちはそろって姉ちゃんたちの部屋を抜け出した。階段の上の壁に掛かった時計は
午前5時少し前だ。僕たちはできるだけ足音を立てないようにして部屋に戻った。
部屋では母が軽やかな寝息を立てて眠っていた。
僕は母の隣に身体を滑り込ませ、ゆっくりと母の腰に手を回した。母が寝返りを打っ
て僕の方を向き、無意識に僕の身体を引き寄せようとするので、僕は母の胸の中に顔
を埋めて目を閉じた。“柔らかい温かさ”を感じた。母の匂いも牝の匂いから優しい
母の匂いに変わっていた。女って不思議な生き物だなあと思いながら眠りに就いた。
探検


母が優しく僕の肩をゆり起こしてくれているのを、僕は夢見心地で感じていた。
「智ちゃん、もう起きて。みなさん下で待ってるわよ。」
「ああ、母さん。おはよう。」
 僕が薄目を開けて見上げると、母は化粧も済ませ、いつものように優しい笑顔で僕の顔
を覗いている。いつもよりすごくきれいに見える。何歳か若返ったようだ。
「もう、9時をまわっているわよ。」
「いけねえ、7時に散歩に行こうって木村と約束してたんだ。」
「義ちゃんもまだ寝てるらしいから、それはだいじょうぶだけど、食事ができてるんです
 って。はやく支度してちょうだい。」
そう言って母は僕に軽く口付けしてくれた。
「母さん、昨日はごめんね。」
「ううん、いいのよ。智ちゃんの気持ち、わたし、よくわかってるんだから。」
母は笑顔で洗面セットを手渡してくれた。
僕は慌ててトイレに駆け込み、用を足し、歯を磨き、顔を荒い、と慌しく支度した。学校
に行くときの、いつもの朝と少しも変わらない。
広間に降りて行くと、木村を除く全員が揃っていた。
「おはよう、よく眠れた?」
姉ちゃんが真っ先に声を掛けてきた。肌の色艶がとてもいいのは昨日の性交のせいだろう。
美由紀さんもしっとりとした肌で、輝いているようだ。
「うん、ばっちりだよ。ところで、木村はまだ寝てんの?」
僕たちは、みんなと朝の挨拶を交わして席に座り、木村のことを訊いてみた。
「そうなの。朝ごはんはいらない、ですって。智ちゃん、起こしてきてよ。」
きれいに化粧を済ませたおばさんがお茶を注ぎながら言う。
「うん、ちょっといってくるよ。」
木村の部屋に入ったら生臭い匂いがこもったままだった。
「おい、木村。だいじょうぶか?」
僕は窓を開けて空気を入れ替え、木村に尋ねた。寝ぼけ顔で半身を起こした木村は、目の
下に隈ができ、かなり疲れている様子だ。
「ああ、中山か。完全にグロッキーだよ。」
ろれつがよくまわらないようなしゃべりかただ。
「いったい、どうしたんだよ?」
「ああ、あれから部屋に帰ったら、母ちゃんが起きてたんだ。どうしたんだって言うから、
 姉ちゃんたちの部屋でのことを、かいつまんで話してやったんだけど、母ちゃん、すご
 く情しちゃってさ、俺のちんこを咥えて離さないんだよ。夜通しって言うか、朝まで吸
 い付きっぱなしでさ、何回抜かれたか覚えてないんだ。」
木村は大きくあくびをする。
「いま、ようやく、うとうとしたところなんだ。悪いな。もう少し寝かせて…」
木村は半分寝ているような話し振りで、そのままいびきをかいて寝てしまった。
このまま寝かせておくしかないと思った僕は、窓を閉めてから広間に降りた。
「どうだった?」
姉ちゃんが心配顔で訊いたので、
「うん、大分疲れてるみたいだから、そのまま寝てろ、と言ってきたんだ。」
「あら、そう。それじゃあ、先にいただきましょうよ。」
おばさんの意見でさっそくご飯を食べ始めた。
「智ちゃん、ご飯お代わりしてね。たくさんあるんだから。」
美由紀さんがみんなのご飯をよそりながら言う。
「うん、今朝はすごく食欲があるんだ。」
僕はそう言いながらぱくつき、さっそくお代わりをした。
「みごとな食べっぷりよ。惚れ惚れするわ。」
おばさんがにこにこ笑いながら言う。
「うん、景色のいいところで、いい空気を吸って、食欲の秋だよ。」
美由紀さんはご飯を軽くよそるので、僕は3杯目をお代わりした。
「あら、いい女と、いい温泉で、性欲の秋かと思ったわ。」
姉ちゃんが憎まれ口をきいたので、みんなが大笑いだ。
「ところで、帰りにどっか寄りたいところあります?みなさんに特にご希望がなければ、
 ここで夕方までゆっくりしていきたいと思ってるんです。半端な時間に帰っても、道路
 が混むだけだと思うの。」
木村も寝ていることだし、みんなもゆっくりした方がいいということから、姉ちゃんの提
案どおり、岩の湯館でゆっくりすることにした。
ちょうど、食後のお茶を運んできてくれた旅館のおばさんが、
「それじゃあ、洞窟探検なさったらどうですか?」と言ってくれた。
「あら、この辺に洞窟なんてあったかしら?」
木村のおばさんも、姉ちゃんも知らないと言う。
「昔からあったんですけど、中に入れるようになったのはついこのあいだなんです。みな
 さん、行かれたでしょう?打たせ湯。あの上なんですけど。」
「ええ、でも、気がつかなかったわ。」
美由紀さんが言った。
「下からでは見えませんが、お湯の落ち口の上にあるんです。」
この夏の台風で露天風呂の対岸の崖が大きく崩れ、それまであちこちの岩の割れ目から
ちょろちょろと湧き出していた温泉が、一箇所から滝のように出るようになったので打た
せ湯を造ったのだそうだが、以前からあった洞窟の入り口も崖崩れで大きく開いたので、
入り口まで道を造って中に入れるようにしたのだそうだ。
「面白そうね、行ってみない?」
「そうね、行ってみたいわね。」
ということで、みんなで洞窟探検をすることになったが、出掛ける頃になって木村がよう
やく起きてきた。
「寝てないで大丈夫か?」
僕が訊くと、
「ああ、ようやく眠気がとれたよ。俺も朝飯を食べたら行くから、先に行ってていいぜ。」
木村がそう言うので僕たちは一足先に行くことにした。
露天風呂の先から飛び石伝いに川を渡り、打たせ湯の左側の案内板に沿って歩いてゆくと
幅1メートルくらいのコンクリートの階段がある。かなり急な階段を50段ほど上り、右
に大きく回りこんだところが少し広くなっていて打たせ湯の滝の落ち口だった。
鉄の手すりにつかまって対岸を見ると、僕たちの泊まっている部屋が左側の木の間越しに
見え、正面には露天風呂がよく見える。右側の奥には瑞垣山がくっきりと望まれ、けっこ
う景色がいい。
「わりといい景色ね。」
姉ちゃんたちもあちこち眺めながら満悦そうだ。
「あら、このお湯けっこう熱いのね。」
美由紀さんが湯溜りに手を浸けて言った。
打たせ湯のお湯は洞窟の入り口から流れ出て落ち口の窪みに溜まってから竹の樋を通って
下の湯船に落ちるようになっている。僕も手を浸けてみるとかなり熱い。
湯の落ち口のすぐ上に、高さが2メートルくらいで幅3メートルくらいの洞窟の口が開い
ていて、3段ほどの階段を上がると中に入れるようになっている。
「僕が先頭になるから、滑らないように気をつけてね。」
僕のあとに母とおばさんが続き、姉ちゃんと美由紀さんが続いた。
洞窟の中は湯気が充満していて奥まで見通すことはできないが、右側に掘られた溝を熱い
お湯がちょろちょろと流れている。壁に触るとけっこう熱くて、サウナに入っているよう
な感じだ。
入り口から50メートルほど入ったあたりで天井がぐんと高くなり、ちょっとした広間み
たいなところに出た。
「わあすごいわ。ほら、見て。」
姉ちゃんの声で、みんなが姉ちゃんの照らす方を見た。
「鍾乳洞みたいね。」
「石筍っていうんじゃない?」
鍾乳洞の中に生成する石灰石の柱みたいなものが無数に立っている。懐中電灯の光を浴び
て白くひかるそれは、きらきらと小さな結晶が光を反射してとてもきれいだ。
「茸みたいなかっこうのがあるわ。」
「あら、ほんと。そっくりね。」
姉ちゃんたちがくすくす笑いながら懐中電灯で照らした岩は、ペニスそっくりの形をして
いて、おまけに根元が睾丸の袋みたいに、しわしわになっている。
「ここで行き止まりみたいだね。」
広間の少し先で洞窟は行き止まりになっている。
「智ちゃん、こっちに横穴があるわよ。」
母が左手の上の方を懐中電灯で照らして言った。
洞窟の床から1mほど上に横穴が開いている。背伸びして覗いてみると奥が深そうだ。
「入ってみようか。」
僕が言うと、
「滑りそうだからやめといた方がいいわよ。」
とおばさんが言った。
「だいじょうぶよ。あたしが入ってみるわ。」
姉ちゃんが足場を確かめながら岩を登り、横穴に這い込んだ。
「智ちゃん、ちょっと来てみて。」
僕も姉ちゃんの後に続いて横穴に這いこむと、
「智ちゃん、昨日はああ言ったけど、本当はあたし、どうしても智ちゃんの子を産みたい
 の。だから約束して。お願い。」
と、僕の耳に口を近づけて小声で言った。
「わかってる。僕は姉ちゃんのこと大好きだから喜んで協力するよ。でも、母さんには絶
 対内緒だよ。」
僕も小声で言って姉ちゃんの頬に軽く口付けした。
「ありがとう。それから美由紀ちゃんもお願いね。生まれた子は大事に育てるから安心し
 て。」
「約束するよ。」
そんな秘密の会話をしてから、横穴の中をじっくりと眺めまわした。
上の方に空気が流れてゆくのがわかる。どこかに岩の裂け目でもあるのかもしれない。
5メートルほど進んだあたりで穴が垂直にちかくなり、上のほうに明かりが見える。
チムニー状の竪穴の右奥には一段高くなった岩棚があり、その向こう側にも洞窟が続いて
いるみたいだが、話も終わったことなので、
「なんてことないね。戻ろうよ。」
と、大きな声で言って僕が先に横穴から広間に降り、姉ちゃんも続いて降りた。
みんなで洞窟を出ると木村が上がってきたところだった。
木村も中を見たいというので、僕は木村を案内してもう一度洞窟に入った。
「な、よく似てるだろう?」
「本当だな。」
僕たちが例のペニスに似た鍾乳石のところで話していると、
「やっぱり気になる?」
と、姉ちゃんが戻ってきて言った。
「そりゃあ、気になるよ。こんなでかいのを持ってる奴がいたら、俺なんかの出る幕がな
 いもん。中山だってそう思うだろう?」
「まあね。でも、大きいいからいいってもんじゃないよね。」
僕が姉ちゃんに同意を求めると、
「そうねえ、小さいより大きいほうがいいとは思うけど、大きすぎるのもねえ。硬さだっ
 てそうよ。ふにゃふにゃじゃしょうがないけど、あたしだったら、膣で締め付けられる
 程度の硬さのほうがいいわね。締めてるっていう実感があるもの。」
姉ちゃんはかなり正直に言ったみたいだ。
「ところで、智ちゃん。さっきの話、美由紀ちゃんに言ったらすごく喜んでたわ。」
「何の話?」
木村が訊いた。
「あたしたちみんなが智ちゃんの子を産むってこと。」
「それなら決着してるじゃないか。」
木村は、母の一言で計画が撤回されたことを知らないらしい。
姉ちゃんがその辺の事情を木村に説明すると、
「そうかあ、悪いことしちゃったな。」
と、言ってしきりに頭を掻いた。
「木村が気にすることなんかないよ。僕が悪かったんだ。母さんの気持ちを踏みにじっち
 ゃったんだから。よく謝っといたから、母さんもわかってくれたみたいだ。」
「そう言われると助かるけど、姉ちゃんや美由紀さんが子どもを産んだら、すぐにおばさ
 んにバレちゃうんじゃないのか?」
「それは大丈夫だと思うんだ。それぞれ離れた地域の病院で産めばわからないよ。」
「そうはいかないんじゃないか。生まれた子の顔や体形なんかがお前にそっくりだったら
 どうする?おばさんにとっては孫だろ?一目見ただけでわかっちゃうんじゃないのか?」
「それはそうよ。あたしだって、智ちゃんとあたしの血が混じった子を産みたいからこそ
 頼んでるんだもの。その子が男なら、あたしたち母子相姦ができるじゃない。智ちゃん
 によく似た息子と母子相姦するなんて、考えただけで濡れてきちゃうわ。」
「姉ちゃん、俺が言ってるのはそういうことじゃないぜ。おばさんを悲しませないように
 するにはどうしたらいいかっていうことなんだから。」
「あら、そうだったわよね。あたし、自分のことばかり言っちゃって、ごめんなさいね。
 でも、智ちゃん、どうしたらいいと思う?」
「うん、一番簡単なのは姉ちゃんたちと母さんが顔を合わせないようにすることだけど、
 なかなかそうもいかないよな。」
「まあ、なるようにしかならないんだから、今からくよくよしてもしょうがないけど、
 そこんとこを十分に考えておかないとまずいぜ。」
僕も木村の言わんとすることはよくわかった。
「ところで義男、悪いんだけど、10分だけ時間くれない?」
姉ちゃんが思いついたようにそう言った。
「なに?」
「智ちゃんと二人だけになりたいの。」
「いいよ。俺先に行ってるから。」
「そうじゃないのよ。そこら辺で時間つぶししていて欲しいのよ。」
姉ちゃんはもじもじしながら言った。
「ああ、そういうことか。いいよ。しっかり子どもを仕込んでもらいなよ。俺ここで待っ
 てるから。でも、早いとこ頼むぜ。」
「悪いな。すぐに済ませるから。」
僕は木村にそう言って姉ちゃんと手をつなぎ、横穴に向かった。
横穴に這い上がり、竪穴の近くの岩棚の上で姉ちゃんの下半身を剥いた。
姉ちゃんの股間はバターを溶かしたようになっていて、僕のペニスも固く勃起して亀頭の
先端がぬるぬるになっている。僕は前戯もなしに姉ちゃんの膣にいきなり挿入した。
「ああ、いいわ。智ちゃん、いい気持ちよ。」
「僕も最高にいい気持ちだよ。」
僕はゆっくりと腰を使い、腹の方から右手を差し込んで姉ちゃんの乳房をもみながら言っ
た。左手は姉ちゃんの腿の下からペニスを挟むようにしてクリトリスを愛撫し、腰の動き
を次第に早くしてゆく。姉ちゃんの膣内は熱くぬめり、気持ちがよくてしかたがない。
いくらもしないうちに子宮が中ほどまで降りてきて、子宮口が亀頭の先端をすっぽりと咥
え込んだ。
「ああ、入るわ。智ちゃんのペニスがあたしの子宮に入る。ああ、あ、ああ。」
姉ちゃんがうわごとのように言いながら腰を強く突き上げると、ヌルっとした感触ととも
にペニスが子宮内に侵入した。僕がゆっくりと腰を使ってペニスを押し付けると、
「ああ、あ、ああ、いい、いいわ。」
と、姉ちゃんが半狂乱になって快感を訴える。
そのときすでに子宮は膣の入り口付近まで降りてきて、ペニスの半ば以上をも呑み込み、
体内に戻ろうとするかのように膣の奥に向かってペニスを吸引する。
膣内とは明らかに異なる熱いぬめりがペニス全体を包み込み、ペニスの根元から先端に向
けてゆっくりとしごくようにうごめくので気持ちよくてしかたがない。
「姉ちゃん、すごく気持ちがいいよ。もう限界だ。でる。出ちゃうよ。」
「ああ、いいわ。出して。いっぱい出して。いい。いいわ。」
僕はこらえにこらえた引き金を目いっぱい引いて姉ちゃんの子宮内に噴射した。
どくっどくっと自分でも呆れるほど大量の精液が姉ちゃんの子宮内に送り込まれ、それに
合わせて子宮がペニスを根元から先端にかけてしごくようにうごめく。
十数回にわたる射精の鼓動ですっかり吐き尽くしたと思われたのにもかかわらず、ペニス
は一向に萎えそうになく、子宮の蠕動で僕の快感は再び高まり、わずかに腰を動かすだけ
でまた絶頂に達してしまった。
姉ちゃんも激しい快感に襲われ、腰を激しく突き上げながら“いいわ”を連発し、口から
泡を吹いて失神してしまった。
僕は再び激しく射精し、十数秒にわたって精液を子宮に送り込んだ。
射精の快感が無限に続くような感覚のまま、僕はペニスを硬く勃起させて次の射精を開始
していた。今回も激しく射精し、どくっどくっと十数回精液を送り込んだ。
連続3回にわたる激しい射精でどれだけの精液が子宮内に送り込まれたのかよくわからな
いが、恐らく30ccくらいは出たのではないだろうか。
ようやく萎え始めたペニスを抜き、姉ちゃんのおまんこを覗いてみると、子宮が膣の奥に
引っ込み、夥しい愛液が膣内から流れ出した。
僕は膣に口をつけて音を立てながら吸い、姉ちゃんの性器をきれいに舐め清めてやった。
ようやく失神から覚めた姉ちゃんが、
「ああ、智ちゃん。すっごくよかったわ。死ぬんじゃないかと思ったわ。最高!」
と言って僕のペニスをのどの奥まで呑み込んできれいに舐め清めてくれた。
「ああ、またよ。出そうなの。子宮から。お願い。」
姉ちゃんはそう言って仰向けに寝転び、ひざを折りたてて股を大きく開いた。
僕は姉ちゃんの股間に顔を入れ、膣に口を付けて溢れ出す子宮内液を吸った。
口中にとろけるような薄い甘みと、僅かに感じられるほどの塩気が何とも言えぬ微妙な味
わいで、精液の放つ独特の青臭さが手伝って勢力がどんどん回復してくるように思える。
吸っても吸っても子宮内液はとどまるところを知らぬ気に膣から溢れ出し、僕は2度にわ
たって口中に溜まった液を飲み下したが、最後に溜まった液を口移しに姉ちゃんに飲ませ
た分を含めると大体180cc くらいだ。
「これで間違いなく妊娠したと思うけど、家に帰ってもまたお願いね。」
「うん。姉ちゃんの愛液や子宮内液を飲めるんだから、毎日でもいいよ。」
僕たちはそれから互いの尿を飲み合い、身支度を整えて木村の待っている出口に向かった。
僕たちが打たせ湯の下に下りると、母たちは対岸の露天風呂の前のベンチで談笑していた。
「さっきは気がつかなかったけど、横穴の奥に別な小さな横穴があったの。適当なところ
 で引き返してきたんだけど、けっこう奥が深いみたいで、面白かったわ。」
姉ちゃんが当たり障りなさそうに言った。
そこに旅館のおばさんがお茶を持ってきてくれたので、
「あの洞窟の奥の横穴はどのくらい深いんですか?」
と姉ちゃんが訊いた。
「私は最後まで行ったことはないんですが、番頭さんの息子さんの話では2キロくらい続
 いてるそうですよ。展望台の対岸の崖の上のほうに出られるそうですが、みなさん、あ
 そこに入られたんですか?」
「ええ、とばくちだけですけど。」
「とばくちだけでよかったんですよ。奥の方は迷路みたいになっていて、迷ったら出てこ
 れなくなるかもしれませんからね。」
「おばさん、はじめにそんなこと言わなかったじゃないか。」
木村が姉ちゃんに代わって言った。
「申し訳ございません。みなさんに言うのを忘れちゃったんですよ。でもご無事でよかっ
 たわ。いえね、この前に来られたお客さんなんですけど、あの横穴で迷った方がおられ
 るんですよ。みんなして探したんですが、2時間くらいしてようやく見つかったんです。
 皆さんが行かれた後、私、番頭さんにひどく怒られまして、もう少ししたら探しに行こ
 うかと言ってたところなんです。」
おばさんは冗談ではなさそうな言い方で言った。
「本当に申し訳ございませんでした。あの横穴は塞ぐことにしますので。」
おばさんはそう言って戻っていった。
僕たちはお茶を飲みながら無駄話をしていたが、ここに夕方までいてもしかたがないので、
どこかまわって帰ろうということになり、一度それぞれの部屋に戻って帰りの支度をして、
一時間後に玄関に集合することに決まった。
部屋に入ると母が、
「智ちゃん、これからもよろしくね。」
と、言って僕の唇に軽くキスをしてくれた。
「僕のほうこそ嬉しくてどうしようもないんだ。」
僕は母のスカートに手を差し入れ、太ももを優しく愛撫しながら上にずらしていった。
「ああ、だめ。わたし、もう濡れてきちゃったわ。」
「僕だって固くなってきちゃったよ。」
僕たちはそう言いながら座布団の上に寝転び、互いの唇を貪りあった。
僕は母のパンティーストッキングを優しく脱がし、ぐっしょりと濡れたパンティーを剥ぎ
取った。
僕は母の股間に口をつけ、溢れ出る愛液を舌をすぼめて吸い、膣の中にまで舌を差し入れ
て激しく愛撫した。
「智ちゃん、時間がないから、早く入れて。ああ、お願い。」
母の哀願に僕は急いでズボンを脱ぎ、硬く勃起したちんこを挿入した。
「ああ、いいわ。すばらしいわ。とてもいい気持ちよ。」
母はうっとりとした表情で僕をきつく抱きしめ、唇を合わせて舌を僕の口の中に差し込ん
できた。
ねっとりとした母の舌は僕の口中で妖しくうごめき、甘い唾液を送り込んでくれる。
僕は腰を激しく動かしながら母のクリトリスを左手で愛撫し、右手で母の肛門を愛撫し続
けた。
「ああ、いいわ。智ちゃん。いいわ。とてもよ。いい。いい気持ちよ。」
母の快感を訴える口調に昂ぶりが伺える。
僕も急速に快感が高まってきたが、母の子宮が下りてくるまで頑張らなくてはと思い、腰
の動きを早めながらも絶頂に達しないように注意をした。
母の膣口からはヌルヌルの愛液が滴り落ち、座布団に吸われてゆく。もったいないけど腰
の動きを止めるわけにはいかないから、いまは溢れるにまかせるしかない。
ようやく母が絶頂に達したらしく、子宮口がだいぶ下りてきてちんこの先がはまったみた
いだ。
「ああ、いいわ。いい。」
母の快感を訴える口調が激しさを増し、僕がちんこを強く押し付けると亀頭の先端が子宮
口に完全にはまりこんだ。
「母さん、僕もすごくいい気持ちだ。これから子宮に入れるよ。」
「ええ、いいわ。入れて。ああ、入れて。」
母はもう半狂乱で、僕の腰に足を絡みつかせて腰を突き上げてくる。
僕はちんこを子宮口に突き立て、さらに強く押し付けると、すっぽりと子宮の中に入った。
すごく熱い。子宮口がちんこを吸い上げるように蠕動し、膣口の絞まりと合わせて三段に
も四段にも絞めつけてくる。
僕は子宮にちんこを入れたままゆっくりと腰を使い、最後のスパートに入った。
昨日はできなかったのだが、子宮に入れたままごく僅かではあるが出し入れできた。
母も気持ちがよくて仕方がないらしく、いいわ、いいわ、を連発する。
「母さん、出すよ。ああ、出る。」
「いいわ、いいわよ。出して。いっぱい出して。ああ、いいわ。」
僕は母の子宮の中に多量の精液をぶちまけた。どくっどくっと送り込まれる精液が尿道か
ら亀頭の先端を通って子宮の中に噴出する音が聞こえるみたいな感じがした。
姉ちゃんの子宮の中にあれほど多く放出したのに、いままた激しく射精した。
気持ちがよくてしかたがない。
射精してもちんこは一向に柔らかくならず、次から次に快感が襲ってきてちんこは固く勃
起したまま連続して3回も射精した。
母もあまりの気持ちよさに腰が砕けたようになり、半ば失神状態で僕にしがみついている。
僕は萎えはじめたちんこを抜いて膣口に口をつけた。
溢れかえる愛液と膣液、そして子宮から漏れ出る子宮内液が僕の口中にどんどん流れ込ん
でくる。
何度飲み下したかわからないほど溢れ出てくる膣液がようやくおさまってきた頃、母がよ
うやく意識を取り戻した。
肛門や太ももの方までまわった愛液をすっかり舐め清め、母におしっこをしてもらって、
のどを鳴らして飲み下した。
母も僕のちんこをすっかりきれいに舐め清め、二人の身支度がすっかり整ったのは約束の
時間の5分前だった。


日常


あっという間の一泊二日だったが母とも愛し合えたし、姉ちゃんや美由紀さんともおまん
こできて、実に有意義な旅行だった。
家に帰ってからも旅行の続きみたいに母とやり狂った。
僕たちは玄関に入るやいなやドアに鍵を掛け、荷物を放り出したまま抱き合って互いの唇
をむさぼり合った。
僕は母を立たせたままスカートの中に手を入れ、パンストと一緒にパンティーを引き下ろ
し、芳しい匂いの発散するおまんこを夢中で舐めた。
母は股を半端な角度に開いたまま僕の頭を股間に押し付け、いいわ、いいわを連発する。
ヌルヌルの愛液が顔に滴り、前髪までびしょびしょにして舐めまくった。母が尿意を訴え
ても性器に付けた口を離さず、不自然な姿勢なまま排尿してもらった。のどに流れ込む尿
が鼻のほうに逆流してとしたが、夢中で飲み続けた。
その後、僕たちは僕の部屋のベッドに倒れこみ、精液が出なくなるまでやり続けた。正確
に数えたわけではないが、6回以上やったと思う。
翌日、母は病院に電話を入れて休みをもらい、僕も母に学校に電話を入れてもらってずる
休みをして、一日中母とおまんこし続けた。
兄妹相姦によって生まれた息子と母子相姦するという異常な性愛に脳を灼かれた母は、
性交のたびに子宮が下りてきて僕のちんこをすっぽりと吸い込んでくれる。
まるで僕自身が母の子宮の中に入り込んだみたいな強烈な快感と安心感が広がり、何度も
何度も射精することができる。
性交を終えたあとも楽しみは続く。母の膣から流れ出る濃厚な愛液や子宮内液が、疲れた
僕に新たな活力を与えてくれるようで、口移しで母にも飲ませてやると、
「意外においしいのね。」
と言って味わうようにして飲み込む。
旅行を含めて三日間やり続けた僕たちは母子であると同時に新婚夫婦みたいな関係ができ
あがり、現在に至っている。
姉ちゃんや美由紀さんとも日常的にやっており、木村のおばさんともときどきやっている。
一方、木村は谷口先生ともやるようになり、
「おやじと兄弟になっちゃったよ。」
と言ってにやついている。
母が妊娠したのを知ったのはそれから二月後のことで、相次いで姉ちゃんと美由紀さんか
らも妊娠の報告がもたらされた。
木村のおばさんも妊娠したと言うので、来年はおめでただらけだ。


- 完 -