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アイオワ州ではスマホアプリが運転免許証に

アイオワ州は、米国で初めて、モバイルアプリを正式な運転免許証代わりに利用できるようにする。警察などに免許証の提示を求められたときに、このアプリを見せることができるという。

 
 
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TEXT BY DAVEY ALBA
IMAGE BY IOWA DOT/GOOGLE
TRANSLATION BY TAKU SATO/GALILEO

WIRED NEWS(US)

アイオワ州運輸局のGooglePlayページ

『The Des Moines Register』紙の記事によると、アイオワ州は、「デジタル運転免許証」を公式に提供する米国初の州となる。同州の住民は、2015年のある時点から、運転免許証の提示を求められたときに、カードの免許証ではなく、スマートフォンにインストールしたモバイルアプリを見せることができるようになるのだ。

アイオワ州の運輸局責任者であるポール・トロンビーノは12月5日(米国時間)、州の公聴会でこのアプリについて説明した。無料で提供されるこのアプリのコンセプトは、いわば「ID保管アプリ」であり、交通違反の取り締まりなどの際に州警察に提示できるほか、航空機で州外に出るときに空港のセキュリティー・チェックで係官に提示したりできるようになる。

このデジタル運転免許証では、セキュリティー対策にPIN番号を用いるほか、ドライヴァーの顔写真が3D画像になっており、左右に回転させることができるとトロンビーノ氏は言う。また、セキュリティー機能をさらに追加することで、当局が市民の身元を簡単に特定できるようになるという。

アイオワ州は、ハイテクな州だとは特に思われていないかもしれないが、ドライヴァーが自動車保険証をデジタル機器で携帯することをすでに許可している。また、州運輸局は、リアルタイム交通情報を提供するアプリや、免許試験の問題集などをアップルのiTunes StoreGoogle Playで提供しており、ユーザーからの評価も悪くない。

 
 
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