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多くのデータセンターマネージャーが、オープンソースプロジェクトをベースとする製品を採用するようになった。ここでは、データセンターマネージャーが知っておくべきオープンソースプロジェクトを3つ紹介する。これらのプロジェクトは時として密接に結びつくこともある。
クラウド管理プラットフォーム(CMP)の「OpenStack」は、エンタープライズ分野のハードウェアベンダーとソフトウェアベンダーのお気に入りになった。OpenStackを支えるコンセプトは、データセンターリソースをコントローラノードに提供することだ。これらのコントローラノードはAPIを通して、エンドユーザーが消費するリソースを提供することができる。
VMwareやMicrosoftといった従来のプロプライエタリソフトウェアの企業は、OpenStackを補完する製品を開発してきた。VMwareはOpenStackディストリビューションの開発まで行っている。ハードウェアベンダーもOpenStackが提供するオープンなAPIを歓迎してきた。OpenStackを完全にサポートするハードウェアベンダーには、EMC、日立製作所、Hewlett-Packard(HP)、Dell、Ciscoなどがある。
OpenStackの学習曲線は急勾配だが、従来のハードウェアコミュニティーとソフトウェアコミュニティーの広範なサポートがあるため、無視できないソリューションになっている。市場では、展開が容易なOpenStackディストリビューションをパッケージしたオプションも多数提供されている。
「Docker」はLinuxで仮想コンテナ管理を可能にするもので、オープンソースコミュニティーでごく短期間のうちに採用が進んだ。Dockerにはさまざまな使用例がある。
1つは、ソフトウェアとそのすべての依存関係を単一のパッケージに組み合わせる機能だ。Dockerでソフトウェアをパッケージすることによって、開発者はDockerを実行する任意のLinuxマシンで確実にコードを実行することができる。最も一般的なシナリオとして挙げられるのは、さまざまな依存関係がインストールされ、多種多様なLinuxディストリビューションが稼働している可能性のある複数のクラウドプロバイダーでソフトウェアを実行する機能だ。
Dockerの2つめの使用例は、コンテナを使って仮想マシン(VM)の追加や置き換えを行い、コンピュートリソースを確保することだ。VMの起動には数秒~数分かかるのに対し、コンテナの起動は数ミリ秒で完了する。ベアメタルハードウェアで同様のワークロードを実行する場合、コンテナのパフォーマンスがVMを上回っていることが分かっている。パフォーマンスと利便性には代償が伴う。Linuxのコンテナ管理にはまだまだ課題も多い。VMに比べると、コンテナのセキュリティとネットワーキングは多くの機能が不足している。
DockerのコンテナがOpenStack実装のコンピュートリソースとして使用されることが増えている。
「OpenDaylight」はオープンソースのネットワークコントローラプロジェクトだ。ソフトウェア定義型ネットワーク(SDN)実装は、ネットワークコントローラを利用する。SDN実装でのコントローラの役割は、トラフィックフローを制御し、SDNデバイスを管理することだ。OpenDaylightはOpenStackのようなCMPと組み合わせて、ネットワークコンポーネントのプロビジョニングや管理に使うことができる。
OpenDaylightはまだ発展途上であり、現時点でエンドユーザー向けに公開されている文書はほとんどない。
Brocadeなどのネットワーク企業がOpenDaylightベースの製品を提供している。
オープンソースベースの製品のアーリーアダプターになると、苛立ちが募ることもあるかもしれない。多くの場合、文書はほとんど公開されておらず、実装への学習曲線も急勾配だからだ。とはいえ、従来型のベンダーが自社製品を強化するオープンソースプロジェクトの常勤メンバーになりつつある。
OpenStack、Docker、OpenDaylightは、エンタープライズデータセンターに大きな利点をもたらすオープンソースプロジェクトの3例にすぎない。皆さんなら、ほかにどのプロジェクトをこのリストに追加するだろうか。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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