香港=石田耕一郎、延与光貞
2014年12月11日23時50分
香港行政長官選挙の制度改革をめぐり、中国側が決めた仕組みに反発する民主派が続けていた抗議の占拠で、香港政府は11日、最大拠点だった中心部の大通りでデモ隊を排除し、バリケードなどをすべて撤去した。警察は同日夜までに、座り込みを続けたデモ参加者209人を公務執行妨害などで逮捕した。9月下旬から75日間続いた占拠は収束に向かい、2017年の次期長官選は中国側の決定を前提に改革議論が進むことになる。
中国側は8月末、2017年の次期長官選について1人1票による「普通選挙」の導入を決定。立候補が制限されていたことなどから、民主派は「普通選挙とは言えない」と反発。中国側の決定の撤回などを求めたが、香港政府との溝は大きく、膠着(こうちゃく)状態に陥っていた。民主派は別の形で抗議を続ける意向だ。
この日は午前中に、占拠禁止を命じた裁判所の決定に基づき、官庁街・金鐘(アドミラルティ)の大通りの一部区間で執行官や道路開通を申し立てたバス会社の関係者らがバリケードなどの撤去を強制執行。午後からは、香港警察が7千人態勢で裁判所の命令が出ていない区間についても強制排除に乗り出した。
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朝日新聞国際報道部
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