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漢検の元理事長親子の実刑確定へ
12月11日 21時23分

公益財団法人の日本漢字能力検定協会の元理事長とその長男が架空の業務委託で協会に損害を与えたとして背任の罪に問われた裁判で、最高裁判所は2人の上告を退ける決定をして懲役2年6か月の実刑判決が確定することになりました。

京都市にある公益財団法人の日本漢字能力検定協会の理事長だった大久保昇被告(79)とその長男で副理事長だった大久保浩被告(51)は平成21年までの5年間に、架空の業務委託で協会から2人が役員を務める関連会社におよそ2億9000万円を支出させたとして背任の罪に問われました。2人は無罪を主張しましたが、1審と2審は「法人を私物化して不正に金を支出させた行為は悪質で、反省の態度も見られない。協会の創設や事業の拡大に貢献したことなどを考慮しても、刑の執行を猶予すべきではない」と指摘して、懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。
2人は上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の岡部喜代子裁判長は11日までに退ける決定をしました。
これにより大久保昇・元理事長と浩・元副理事長の懲役2年6か月の判決が確定することになりました。

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