2014年12月11日03時00分
むつ市で使用済み核燃料の中間貯蔵施設を稼働を目指すリサイクル燃料貯蔵(RFS)の久保誠社長が10日、むつ市議会で新規制基準の適合性審査の状況について説明した。来年3月の事業開始を目指していたが、久保社長は「規制庁の審査では一から詳細で厳格な確認がされている。こうした状況から来年3月の事業開始は厳しく、工程についても(見直しの)検討も始めている」と語った。
同社は、1月15日に原子力規制委員会に適合審査を申請した。審査は非公開の「事務局審査」で続けられ、同社によると、今月8日まで計44回のヒアリングがあり、先月11日には現地調査もされたという。
規制委からは地盤などの解析の妥当性や具体的な運用方法など約460の指摘や質問があり、「確認に時間を要するため」として回答は約220問にとどまることも報告した。
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