右ボタン

社会社会shakai

  • 印刷
LEDから白熱電球に戻った作品「ソロピース」。温かみのある光を放つ=神戸市中央区、東遊園地(撮影・後藤亮平)
拡大
LEDから白熱電球に戻った作品「ソロピース」。温かみのある光を放つ=神戸市中央区、東遊園地(撮影・後藤亮平)

 東日本大震災以降の節電に配慮し、「神戸ルミナリエ」は一部作品を発光ダイオード(LED)に切り替えて開催してきた。しかし、20回目の今回は再びすべての作品を従来通り、白熱電球で制作。1995年、阪神・淡路の被災者や遺族らを温かく照らした第1回の光に近づけている。

 LEDは2011年からの3年間、毎年2万~4万個を使い、神戸・三宮の東遊園地の小道などに並ぶ作品「ソロピース」を飾ってきた。主催する神戸ルミナリエ組織委員会には「色がはっきりしてきれい」との声が寄せられる一方、白熱電球のぬくもりと比べて「冷たい」といった意見もあったという。

 今年のテーマは第1回と同じ「神戸 夢と光」。当時に思いを巡らせてもらおうと、組織委は白熱電球に戻すことを企画し、関西電力に会期中の電力需要を確認した。12月は電力供給量に10%ほどの余裕があったため、全作品を白熱電球に切り替えた。

 白熱電球は毎年、ルミナリエの本場・イタリアから1カ月半ほどかけてコンテナ船で運搬。現地の職人も来日し、約20万個の電球でソロピースなどを組み上げた。

 神戸市長田区で被災した男性(41)=姫路市=は「温かく、優しい色は20年の節目に合う」と眺めていた。(有島弘記)

  
社会の最新

天気(12月12日)詳しく

神戸(兵庫県南部)

  • 12℃
  • 7℃
  • 10%

豊岡(兵庫県北部)

  • 8℃
  • 5℃
  • 60%

大阪

  • 12℃
  • 7℃
  • 20%

京都

  • 11℃
  • 6℃
  • 20%
  • 各地の天気
  • 雨雲の動き
  • 警報・注意報

お知らせ


チェックした記事

チェックした記事 チェックした記事

記事選択ボタン

記事選択ボタン

記事選択ボタン

閉じる

  • ログイン
  • 新規申込
  • 紙面を見る
  • 全ての地域版
  • 記事データベース
  • 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

ヘルプ

閉じる