■増田と、はてブ人気記事のアルゴリズムについて

こないだはてブの総合人気エントリーを見ていて、あれ？と思った動きがあったので記事にします。

まず、ブクマのついた記事がはてブ上で人気エントリーになっていく場合の流れを一応説明します。

1getされる→3getされると新着に載る→10getあたりでカテゴリの人気エントリーに載る(新着からは消える)→その後も短時間で勢いよく伸びると20～30ぐらいで総合の人気エントリーの下の方に載る→順調に伸びていけばどんどん順位が上がっていく→半日ほどで次第に順位が落ちていき総合人気エントリーからは消える(カテゴリ人気エントリーにはもう少し残る)、という流れになっています。

ちなみに、3getされて新着に載る時の順番は、1getされた時間で決まります。例えば1getされて30分で3getされると新着エントリーのかなり上の方に載りますし、1日たってから3getされても載らないです。

さて、それを踏まえて本題ですが、12/7の22時頃に1getされた「詐欺になるのこれ？(22:03)」「はてなーの血肉となった３冊を教えて欲しい(21:53)」という２つの増田の話です。

12/8の深夜3時頃に見たら、「詐欺」は19users、「血肉」は109usersでどちらも総合人気エントリーに載っていましたが、なんと「詐欺」の方が順位は上でした。そもそも5時間で19usersだと総合人気エントリーに載らない事の方が多いのに、です。

で、その日の昼12時頃にもう一度見たけどやっぱり「詐欺」119usersが「血肉」301usersより上にいました。

結局「詐欺」は最高で総合人気エントリーの4位まで上がりましたが、その日はてブ全体でも一番ブクマを集めた「血肉」は10位前後が最高で、午後には「詐欺」と同じぐらい時に総合人気エントリーから消えました。

その後ですが、「血肉」は総合からは消えましたが学びカテゴリの人気エントリー１位には１日以上残り続け、725usersを集めました(こういう伸び方は珍しい)。一方「詐欺」は暮らしカテゴリの人気エントリーからも早々に消え、148users止まりでした。

以上が、あれ？と思った出来事です。はてブのアルゴリズムどうなってるんだろう、と。

正直言って「詐欺」はブコメの最初の方でツッコミが入っており、ある意味完結しているのでこんなに伸びるとは思いませんでした。総合人気エントリーの力ってすごいな、と思った次第です。

では何故こんなことが起こるのだろう？と考えたのですが、まずカテゴリには入れ替わりの早いものと遅いものがあります。記事数の多い暮らしカテゴリが一番早く、記事数の少ない学びカテゴリやおもしろカテゴリは遅いです。つまり、同じブクマ伸び率の記事があったとすると、学びカテゴリやおもしろカテゴリにあった方が暮らしカテゴリにあるよりもカテゴリの人気エントリーに残る時間が長くなります。だから、総合人気エントリー上では入れ替わりの激しい暮らしカテゴリの記事を優先的に上に載せているのではないか、というのが僕の想像です。

(まあ、パソコンのことは全然わからないので見当違いなことを言っているかもしれません。)

あ、そういえば似たような現象を12/4にも見ました。15時ぐらいの話ですが、19usersだった「うどん派とそば派はどっちが優勢なの？(03:48)暮らし」がなぜか総合人気エントリに載っていて、32users集めていた「百鬼夜行――増(09:26)テクノロジー」は載っておらず、最終的に総合人気エントリーに載った「うどん派」は260users集めたのに対し、「百鬼夜行」は58usersまでしか伸びませんでした。

でも実はこういうことは増田ではよくあるのだと思います。

試しに12/1から12/7までの3getされた増田をブクマ数別にカウントしました(手動で！)。

3～10…………………38記事

11～50.………………60記事

51～100………………6記事

101～…………………30記事

こうして見ると51～100usersの記事が圧倒的に少ないです。ここから分かることは、カテゴリの人気エントリーどまりだと50以上はいかないし、総合の人気エントリーまで載ると大抵は100以上いく、ということです。

増田ははてなでもブクマの集まりやすい人気コンテンツですが、3getされた増田はとりあえずブクマするというような固定ファンは少ないです。せいぜい10～20人くらいでしょう。ですので、伸びるか伸びないかははてブ上でどこに載るかがほぼ全てと言えます。

(最後に無理やりまとめます)

総合人気エントリーに載りさえすれば大抵100users以上行くし、載らなければ50users以上行くことは稀です。で、それを決めているのは実際の伸び率だけでなく、謎のアルゴリズムによる、ということですかね。すべては初動のほんの小さな差なのだと思います。

以上、増田アドベントカレンダー2014、11日目の記事でした。謎の割り込み増田がいたので２個目の記事になりますが、それでも書けという見えない圧力に屈して書きました。

※この記事が誰の役にたつのかは不明です。

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