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【最高裁】ヘイトスピーチで在特会の敗訴確定

12/11 01:00

京都朝鮮学園が在特会の「ヘイトスピーチ」の禁止などを求めていた裁判で、最高裁が在特会側の上告を棄却、在特会の敗訴が確定しました。

在特会「在日特権を許さない市民の会」が2009年から2010年にかけて、京都朝鮮学園の周辺で「ヘイトスピーチ」と呼ばれる差別的な街宣活動を繰り返し、学園側が、授業を妨害されたとして街宣活動の禁止などを求めていました。最高裁は、「街宣活動は人種差別で違法だ」として、1審、2審判決を支持。学園の半径200メートル以内での街宣の禁止と1200万円あまりの賠償が確定しました。学園側の会見で、娘が学園に通う男性は、「このような判断が下り、保護者としても安心した」と語りました。在特会側は、「最高裁が政治的表現の自由に向き合わなかったことは残念である」とコメントしています。

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