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 日本原子力発電東海第二原発の安全対策を検証する県原子力安全対策委員会のワーキングチーム(WT)が9日開かれ、地震や火山噴火などの自然災害に対する対策について議論した。

 日本原電の担当者がまず、国に申請している安全審査で地震の評価など28項目が主要な論点になっていると説明。その後、敷地内に活断層がないことや、半径160キロにある12の火山のうち最も近いのが約90キロと離れているため、火山灰対策をとることなどを説明した。

 出席した委員からは、地震の評価について「本当に大切なのは経験した地震ではなく、科学的に可能性が否定できない地震。きちんと対策をしているという説明がほしい」といった意見や、「竜巻と火災が重なった場合の対応もわかるようにしてほしい」などとする意見が出た。