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【映画オタク記者のここが気になる】文革中国が輸入した「高倉健映画」 「文太」が蹴った『新幹線大爆破』、健さんは乗った…健さん・文太さん秘話

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【映画オタク記者のここが気になる】
文革中国が輸入した「高倉健映画」 「文太」が蹴った『新幹線大爆破』、健さんは乗った…健さん・文太さん秘話

映画「新幹線大爆破」のロケ現場で、国鉄職員役の宇津井健さん(左)と新幹線の模型を持つ高倉健さん=1975年5月、東映東京撮影所

 もともと、高倉さんとは助監督時代に親しくなった。「美空ひばりさんが東映で撮った映画で健さんがダンスをするシーンがあった。でも日劇のダンス指導者がどうしても高倉さんにOKを出さない。僕は以前、助監督を務めた『少年探偵団』(57年)でモダンバレエの小牧正英さんから『ダンスは相手の鼻を見ながら踊る』と聞いていたので教えたらうまくいった。それが親しくなったきっかけかな」

 高倉さんと菅原さんが共演した「最後の特攻隊」(70年)や「日本ダービー勝負」(同)も手がけた佐藤監督。「健さんは僕より(年齢が)1つ上だし、文太さんは1つ下で全くの同世代。お互い“映画を作る”という同じ目標に向かってきたことを誇りに思います」。もうタッグを組んだ娯楽作の新作が見られないのは、実に寂しい。(WEB編集チーム 伊藤徳裕)

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