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紛争で子ども1500万人が被害
12月9日 17時26分

紛争で子ども1500万人が被害
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UNICEF=国連児童基金は、ことし世界各地で紛争に巻き込まれた子どもは1500万人に上ったと発表し、国際社会を挙げた対策の必要性を訴えました。

UNICEFは8日、声明を発表し、ことし中東やアフリカなど世界各地で殺害されたり、避難生活を余儀なくされたりするなど紛争に巻き込まれた子どもは合わせて1500万人に上ったことを明らかにしました。
さらに2億3000万人の子どもたちが、紛争の影響がある国や地域で生活しているとしています。このうち、シリアでは、イスラム過激派組織「イスラム国」とアサド政権などによる激しい内戦が続く中、学校への攻撃が少なくとも35回確認され、105人の子どもが死亡し、およそ300人がけがをしました。
また、「イスラム国」が勢力を広げる隣国のイラクでは、少なくとも700人の子どもが殺害や処刑されたなどとしています。
UNICEFのアンソニー・レーク事務局長は、「ことしは多くの子どもたちにとって悲劇の年になった。すべての子どものために世界はもっと努力しなければならない」として、国際社会を挙げた対策の必要性を訴えました。

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