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      源泉徴収漏れ3000万円以上

      源泉徴収漏れ3000万円以上

      福島県が、測量士などの個人事業主に業務を委託した際に支払う報酬について、本来、差し引くべき所得税分を差し引かないまま支払っていた「源泉徴収漏れ」が、ことし10月までの5年間で571件あり、徴収漏れの総額が3000万円以上にのぼることがわかりました。
      これは9日、福島県が発表して明らかにしました。
      それによりますと、所得税の源泉徴収漏れは、平成22年からことし10月末までのおよそ5年間で571件あり、徴収漏れの総額は3066万円あまりにのぼるということです。
      原因について県では、「測量士や建築士といった個人事業主に対しては、委託した業務の報酬を支払う際に、本来は所得税分を差し引いた上で支払う必要があるのに、源泉徴収の必要がない法人と勘違いした」などとしています。
      一方で、本来よりも多く税金を徴収する「過徴収」も303件、146万円あまり見つかったと発表しました。
      福島県では今後、納税者に説明と謝罪をした上で、追加で徴収したり、返還したりすることにしています。
      この一連のミスで、延滞税などがおよそ250万、発生することになり、県の予算の中から支出することになります。
      今回のミスについて県では、「起きてはならないことだ。職員への指導を徹底したり、研修会を開いて業務内容の習熟を図ったりして、再発防止に努めたい」としています。

      12月09日 22時37分