9日午後の東京外国為替市場で、円相場は一段と上げ幅を拡大し、5日以来、2営業日ぶりに1ドル=119円台まで上昇した。15時20分すぎに一時1ドル=119円78銭近辺の高値を付けた。前日17時時点に比べ1円56銭前後の円高・ドル安水準。アジア・オセアニアの株式相場が軟調に推移し、リスク回避姿勢を強めた市場参加者が低金利通貨の円を買い戻している。「昨日まで円の下落スピードが速かったため、海外勢、国内の個人投資家など円売り・ドル買いの持ち高を調整したい投資家が多い」(外国銀行)との指摘があった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕