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高倉健、「悔いのない人生を送りたい」という高校生に贈った言葉「いつも楽しいなんてことはありません」

2014.12.09 (Tue)

2014年12月8日放送の『ニッポン放送 高倉健さん追悼特別番組オールナイトニッポンGOLDスペシャル 高倉健 旅の途中で』にて、亡くなった俳優・高倉健が、映画『鉄道員』の降旗康男 監督の母校での上映会に参加し、そこで「悔いのない人生を送りたい」という高校生に贈った言葉について語っていた。

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高倉健:『鉄道員』が完成した後のキャンペーンで、監督の降旗(康男)さんの母校・長野県の松本市にある、松本深志高校。そこで、監督の出身校で…降旗さんも初めてだったと思うんですが、『鉄道員』の試写会を全生徒を呼んで、松本深志高校の講堂で上映しました。

その時に、監督へのお疲れ様の思いも込めて、僕は珍しく、花束を持ってご一緒しました。生徒の皆さんがとっても気合の入った校歌を歌ってくれて。あまり広くない講堂は、はちきれんほどに若い人たちの熱気で、ムンムンしてました。5月の半ばのとても暑い日だったと覚えています。
その時に、何人かの生徒代表と話し合う時間がありました。ある生徒の1人が、「悔いのない人生を送りたい」と言い、僕はこんな話を贈ったんです。
「40年間、俳優という仕事をやってきて、いつもいつも楽しいなんてことはありません。志尊くやっていれば、みんな上手くいくなんてこともないと思います。いや、絶対にありませんね

「ただ…ほんのたまにですが、ちょっとだけ感じることがあるんです。『ああ、生きてるのって悪くないな』と、そう思う瞬間があるんです。でも、普段から一生懸命やっていないと、きっとその瞬間さえも、無いと思います
…こんな、偉そうな言葉を、僕はその生徒に贈ったんですが、この言葉、今考えてみると、自分自身に言ってた独り言だと気がつきました。あの時の生徒の人の名前を忘れましたが、反省しております。

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