毎日メディアカフェ:「データで見る太平洋戦争」で講演 本紙記者
2014年12月08日
読者や市民との交流の場「毎日メディアカフェ」が8日夜、東京都千代田区一ツ橋1の毎日新聞社内「MOTTAINAI STATION」で開かれ、毎日新聞デジタル報道センターの高橋昌紀記者がニュースサイトで連載中の「数字は証言する〜データで見る太平洋戦争」をテーマに講演した。
連載は、データを切り口に太平洋戦争の実像に迫る、来夏までの長期企画。日本の戦死者の死因を分析し、約6割が餓死や戦病死だったことを明らかにした第1回は引用ツイート数が1万超に達した。1941年に真珠湾攻撃があったこの日は、日米の当時の国力を比較する第3回「真珠湾攻撃は米国を砕いたのか?」が掲載されたばかり。
冒頭、高橋記者は連載にちなみ、米軍のアジア太平洋戦線での戦死者数などをクイズ形式で約20人の参加者に出題。「戦争を数字で見ると今までのイメージが変わってくると思う。企画がそのきっかけになれば」と話し、参加者は熱心にメモを取っていた。【中村美奈子】