アサヒビールは8日、来年2月に製法や原料にこだわったビールの新ブランド「クラフトマンシップ」を売り出すと発表した。海外のビールを参考に開発し、初年度に数量限定でまず4商品を投入する。消費者の嗜好が多様化する中、既存の大型ブランドとは異なる味わいの「クラフトビール」で顧客を開拓する。
来年2月10日に重厚なコクやロースト香が特徴の「ドライポーター」を、3月24日に華やかな香りの「ドライペールエール」を売り出す。一部の工程を手作業で行うほか厳選したホップを使うなどし、こだわりの味をPRする。店頭想定価格は350ミリリットルで250円程度。全国のコンビニエンスストアで販売する。
ビール業界ではキリンビールがクラフトビールに力を入れており、クラフトビール大手のヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)と資本提携した。アサヒも個性的な商品で新規顧客の取り込みを狙う。まず2商品で計18万ケース(1ケースは大瓶20本換算)の販売を目指す。
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