ワイン・狂言・薬膳…多彩な講座 朝飯前の自分磨き
早起きして、出勤前の時間を習い事など「自分磨き」に使いたいという人が増えている。そんな「朝活」ブームを受け、講義を早朝に設定した学校が登場している。講座の内容は英会話や伝統芸能、環境、美容・健康関連など多彩だ。
インターネット上の総合情報サイト「オールアバウト」が運営する「じぶん学校」は春学期の受講者を募集中だ。
じぶん学校は、昨年7月に東京・品川に開校し、今回が3期目の募集になる。サイト上でも「ガイド」を務める専門家らが講師となって、週1回の講座を2か月前後開く。5月からの春学期は、英会話やワイン、狂言入門など8講座。中には、「初心者のための薬膳入門」や「自分の本を出す!『著者』養成」といったユニークなクラスもある。
講師はJAXA
東京・丸の内地域の活性化を目的とした市民講座「丸の内朝大学」は、2009年春の開講で、春・夏・秋の年3学期制。
4月15日からの春学期には、宇宙航空研究開発機構(
4月19日にスタートする「なごや朝大学」は、町おこしや地域活性化のあり方を学ぶ「地域プロデューサー」講座だ。募集はすでに締め切っているが、夏以降も内容を充実させ、開催する方針だという。
これらの講座の受講者は30~40歳代が多いが、講座によっては幅広い世代が参加している。料金は内容により様々で、多くは2万~5万円ほど。昼間や夜間の講座に比べ、「格段に安いというわけではないが、受講者には早朝の時間を有意義に使えると喜ばれている」(じぶん学校)という。
語学割安に
東京や名古屋に教室がある語学学校「リンガフォン」は、英会話の早朝レッスンがある。月謝は週1回の受講で1万2000円。始めるには入会金1万円が必要だが、他の時間帯に比べると割安だという。中国語や韓国語のレッスンもある。
開催情報はネットで
読書会や勉強会、スポーツ、ヨガなどの「朝活」は、各地で開かれている。主催者も企業や店、個人など様々だ。
こうした朝活の情報は、それぞれのホームページなど、ネット上で告知されることも多い。例えば、交流サイト(SNS)「フェイスブック」には、全国の朝活の情報が集まる「朝活ポータル」もある。問い合わせや参加申し込みもネットを通じてできる。
地元でいつ、どんな朝活があるのかを調べたい時には、これらのサイトを活用すると便利だ。(寺村暁人)
(2013年4月17日 読売新聞)
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