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大統領許可の下 水責めなど、CIA拷問の実態公表へ

TBS系(JNN) 12月9日(火)13時57分配信

 アメリカのCIA=中央情報局が過去に行っていた拷問の実態が10日、報告書の形で公表されます。アメリカ政府は世界各地で反米感情が高まる可能性があるとして、警戒を強めるよう指示しました。

 上院情報委員会が現地9日に公表するのは、CIAが過去に行っていた拷問の実態に関する報告書です。9・11同時多発テロをきっかけに、当時のブッシュ大統領の許可でテロに関わった可能性がある被疑者に行った拷問が詳細に報告されています。

 最も非人道的な拷問としては、容疑者を板に固定し布をかぶせた顔に40秒以上続けて水を流す「水責め」、繰り返し殴るなどの肉体的苦痛に加え、狭い所に長時間監禁するなど精神的な苦痛を与える拷問が挙げられているという事です。

 「アメリカの在外公館に対し、この報告書が公表された際に起こりうる事態に備えて、警備態勢を見直すよう指示しました」(国務省 サキ報道官)

 報告書の公表をきっかけに反米感情が急激に悪化する可能性があるとして、国務省は世界各地の大使館など政府の関係施設の警備を強化するよう指示しました。(09日11:55)

最終更新:12月9日(火)16時12分

TBS News i

 

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