韓国で中国酒ブーム、日本酒を逆転

 韓国で中国酒ブームが起きている。韓国の輸入伝統酒市場では、中国の高粱(こうりゃん)酒、二鍋頭酒が日本酒を、輸入ビール市場では青島ビールがバドワイザーやミラーなど米国系ビールをリードしている。

 流通大手のロッテマートによると、今年7月以降、輸入伝統酒市場に占める中国産伝統酒の割合は約54%で、日本酒(46%)を初めて上回った。昨年上半期時点で、中国産伝統酒の割合は35.8%にすぎず、日本酒(64.2%)に遠く及ばなかった。輸入ビール市場でも中国の青島ビールが米国系ビールを初めて上回った。今年下半期にロッテマートが販売した米国・中国産ビールのうち、青島ビールが占める割合は43.8%で、バドワイザー(28.6%)、ミラー(21.5%)を抜いた。

 ロッテマートの酒類販売担当者は「中国人観光客など中国人の流動人口が増え、中国現地の文化が急速に流入し、中国酒の売り上げが増えている」と指摘した。

洪源祥(ホン・ウォンサン)記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース