全国に100万台以上!持ち主が知らずに乗っている これが「タカタ殺人エアバッグ」搭載の全車種だホンダ トヨタ 日産 マツダ スバル BMWほか

2014年12月08日(月) 週刊現代

週刊現代経済の死角

upperline

現在、各自動車メーカーHPでは車検証に記載された「車台番号」を打ち込むと、自分の車がリコール対象車であるかを確認できる。また、電話相談窓口を設けるなどし、対応をしている。

一族経営の限界

表からも分かるように、リコール対象となっている車種は、'00年代のものが大半を占めている。中古車として購入した所有者も多いことが予想されるため、該当する可能性がある場合は確認する必要がある。前出の国沢氏はこう警告する。

「この問題は、事故が起きれば即刻、命にかかわる。リコール対象車に乗っている人は直ちにディーラーに持ち込むことを強くお勧めします。無料で改修してくれる上に、1時間ほどで作業は完了します」

死亡者まで出す不良エアバッグを製造したタカタに対する批判は日に日に強まり、今や問題は深刻化の一途を辿っている。

11月20日には、アメリカ議会が開く公聴会に同社シニア副社長の清水博氏が出席した。ワシントン・ポスト記者のアシュレイ・ハルジー氏はこう語る。

「4年前、アクセルの欠陥問題でトヨタ自動車社長の豊田章男氏が公聴会に出席しました。公聴会が開かれるというのは、議会が国全体にかかわる重大な問題だと認識していることを示しています。

previous page
2
nextpage


最新号のご紹介

underline
アクセスランキング
昨日のランキング
直近1時間のランキング
編集部お薦め記事
最新記事