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連載を持っているNEWSポストセブンのパーティーで、衝撃の展開が・・・。

3代目切込隊長の小学館鈴木さんから「4代目切込隊長襲名」を打診されたのだった。あまりに急で、びっくりしてしまったが、謹んでお受けすることにした。

切込隊長という肩書きは、重い。なんせ、10年以上にわたって、やまもといちろう氏が築き上げ、背負ってきたものである。いまだに彼は、「隊長」と呼ばれているのだが。

知っている人もいると思うが、数年前、イベントで中川淳一郎氏に切込隊長の名前を渡すと決定し、彼が2代目切込隊長に。その数ヶ月後に、小学館の編集者、鈴木さんが3代目となり(・・・知らなかった)、数年にわたり切込隊長だった。

しかし、表立った隊長活動をしなかったこともあり、今回、私にということになった。

東洋経済オンラインでの連載が好調であること、今年もネット上でいくつかの論争を起こしたこと、天下のヤフー・ジャパンさんに噛み付いたことなどが評価されたようだ。

その場で、戸惑いつつも襲名を決意したのだが、その後、すぐにスピーチすることに。

NEWSポストセブンは、オリジナル記事の他、週刊ポスト、週刊女性セブン、月刊SAPIOからの転載により構成され、SAPIOということは、やや右よりというか、愛国系というか、保守というか、そういう感じなのだが、空気を読まず昔の左翼風アジ演説をする、私。

いか、うろ覚えだが、その場でのスピーチ。



ここに集いし、労働者、学生、市民諸君。4代目切込隊長こと、常見陽平である。

諸君、今のネット界は腐敗している。こんなネット界など、滅ぼせ。いや、いま、必要なのは破壊と創造である。

私はこれまで、ハフィントン・ポスト、ヤフー・ジャパンなど、「巨人」に対して喧嘩を売ってきた。

ヤフー・ジャパンは、先日のYahoo!個人のカンファレンスで責任者が、「このサイトから、ピューリッツァー賞を出したい」と言った。編集者が何もしてくれないサイトなのに、なんだ、このタダ乗り感は。実にけしからん話である。

そのYahoo!個人で、一つだけ評価しなければならないことがある。それは、彼らは「切込隊長」ならぬ「振込隊長」だということだ。原稿を書かない月は、原稿料が少なかったりするわけだが、PV課金で、振込手数料よりも安い原稿料を振り込んでくる日があるのだ。ここだけは、褒めといてやる。

やまもといちろう氏、中川淳一郎氏、小学館鈴木氏が築いてきた「切込隊長」という肩書きは、まだ私には重い。

しかし、先代に失礼のないよう、日本のネット論壇に波風を立てていくつもりだ。

NEWSポストセブンでも、これまで以上に刺激的な論を展開していくつもりだ。

夜露死苦!


・・・こんな感じだったと思う。

ただ、別にやまもといちろうさんや、中川くんや鈴木さんの、切込隊長としての活動はリスペクトしつつも、トレースするのは違うわけで。

このブログは徒然日記で時にオピニオンを書きつつも、ゆるくいく。メルマガも。連載に今まで以上に力を入れるのと、初代切込隊長も最近はマスメディアへの出演が多いが、私も今後は、幅広い層に声が届くように、マスメディアでの発言に力を入れていくことにしたいと思う。

新しい切込隊長像を提示したいと思う。

夜露死苦!