四国にある国立5大学が8日、2016年度入試から、インターネットで出願を受け付ける共通のサイトを設けると発表した。複数の大学が出願用サイトを共有するのは国内初という。

 導入するのは愛媛、香川、高知、徳島、鳴門教育の5大学。紙の願書を取り寄せたり、複数の書類に住所や名前、出身校などを何度も記入したりする必要がないなど、受験生の利便性が向上する。様式が統一されているため、入力時の混乱も少なくなるという。

 16年春入学の入試から導入するが、紙による出願も受け付ける。18年度入試からはネット出願に完全移行する予定。ボランティアや留学などの活動歴を入力してもらい、合否判定の参考にすることも検討している。