【衆院選】安倍首相、菅元首相を“菅全無視” 地元・東京18区入りも名前出さず
2014年12月8日6時0分 スポーツ報知
自民党総裁の安倍晋三首相(60)は、民主党の菅直人元首相(68)が立候補している東京18区入り。ただ、街頭演説で菅氏について一切触れず。現首相は、元首相の話題をスルーした。
府中駅前で車上から約20分間、熱弁をふるった安倍首相。その口からは、最後まで、選挙区の自民の対立候補・菅氏の「カの字」も出てこなかった。自民公認の土屋正忠氏(72)をたたえた後、「雇用も賃金も上がってきている、今後は経済回復が実感していただけるよう、まい進していきたい」とアベノミクスの成果を強調。民主党政権時代の経済政策の失敗をなじり続けたものの、菅氏が主張する原発ゼロについては話題にしなかった。
一方で菅氏はこの日、ブログで「今日は安倍総理も府中に入る。大歓迎」とファイティングポーズをとっていた。武蔵境駅前の街頭演説でも「安倍首相は経済には興味はなく、憲法改正をやりたいんです。改正の入り口を開けるのか防ぐのか問われる選挙だ」とこちらは首相の名前を出して猛口撃。だが、結果的に首相にスカされた形となった。