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歌舞伎町に等身大「ゴジラヘッド」 来春コマ劇跡地に登場

2014年12月8日6時0分  スポーツ報知

 東京・歌舞伎町の新宿コマ劇場跡地に来春オープンする「TOHOシネマズ新宿」の屋上部分に、実物大のゴジラの頭部を模した「ゴジラヘッド」が作られることが7日、発表された。また、16年には04年の「ゴジラ FINAL WARS」以来、12年ぶりとなる国内での新作が公開されることも併せて発表。今年、第1作目から60周年を迎え「最も長く継続しているフランチャイズ映画」としてギネス認定を受けた人気シリーズが、大きく動き始める。

 今年7月にハリウッド版が公開され、新たな盛り上がりをみせている「ゴジラ」シリーズ。“本家”の日本も負けていられないとばかりに、さまざまなプロジェクトがスタートする。

 配給する東宝内に、同社の社員による「ゴジラ戦略会議(通称ゴジコン)」を設置。映画のみならず、広範囲にわたるゴジラに関する戦略を討議していくが、その中で最初に動き始めたのが、来春オープンするTOHOシネマズ新宿に完成する「ゴジラヘッド」だ。

 同劇場が入居する「新宿東宝ビル」の8階屋外テラスに、高さ12メートルのゴジラの頭部を設置。過去の28作中、最大動員となった1992年の「ゴジラVSモスラ」のゴジラをモデルに、東宝の特撮班が製作した。地上から一番上までの高さは52メートル。これは、54年に公開された第1作時のゴジラの身長とほぼ同じになる。過去作品でゴジラが歌舞伎町に襲来したことはないが、路上から見上げると、まさにゴジラが街に出現したかのように見えるイメージになる。

 夜はライトアップされ、背びれと口が光る予定。ビル完成と同時期に除幕式が行われるが、それまでは囲いを作って“極秘”に製作中。完成後は同ビル内にオープンするホテルのロビーを通じて近くまで行けるようになっており、新たな観光スポットとして日本のみならず、世界中のゴジラファンの注目を集めることは間違いない。

 さらに、国内29作目となる新作の企画もスタートした。関係者は「今年のハリウッド版の成功をみて、大きな刺激を受けた。また、国内での特撮技術の進歩をみても、今の時代ならファンが待ち望んでいる作品を作ることができると思います」。現在は脚本の準備中で、キャストや監督も未定だが、来夏にもクランクインの予定。公開は16年を予定している。

 ◆最長シリーズギネス認定 〇…ゴジラのプロジェクトが動き出すのに先駆けて、今年60周年を迎えたシリーズに“勲章”が加わった。ハリウッド版の「GODZILLA ゴジラ」(ギャレス・エドワーズ監督)の全米公開日である5月16日付でギネスワールドレコード社は「最も長く継続しているフランチャイズ映画」と認定。キャラクターや世界観の権利を持ち、その使用権許諾を経て製作された中で、最長のシリーズと定義している。16年に新作が公開されれば、さらに記録を更新することとなる。

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