2014.12.8 14:00(1/2ページ)

「金の亡者」と思われかねないオリックス金子、いったいどこへ…

FAの金子は来季、どのチームのユニホームを着ているのか(撮影・永田直也)

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 《zak女の雄叫び お題は鬼》

 「オレは悔しいよ…」と唇をかんだのは、オリックス・金子千尋投手(31)をよく知る球界関係者。金子がプロの世界で成長していく姿をさまざまな場面で見守ってきた、とても近しい1人だ。

 今オフ球界を騒がせた一連の行動の影響で本人の真意が読めない状態が続き、その結果、すっかり金子は「金の亡者」と思われかねない事態に陥ってしまった。その関係者にとって、金子がそう思われていることが情けなく、悲しく、悔しいと嘆き節が止まらないのだ。

 簡単におさらいすると、金子は大リーグ挑戦を視野に入れ、オリックス球団に対しポスティング(入札)制度を希望する、とされていた。ところが、先月11日に国内FA宣言。これで日米42球団すべてが移籍先の対象となったのだが、同24日には今オフの大リーグ移籍を断念。オリックス残留か国内移籍かと去就に注目が集まる中、翌25日に右肘手術の意向を明らかし、29日には骨棘除去手術を受けた。あまりにめまぐるしい展開に、獲得の意向を示していた他球団は振り回されっ放しになった。

 「すべての可能性を考えたい」と他球団との交渉のテーブルにはすべてつく意思を見せている金子サイドだが、これではあの手この手で年俸つり上げる作戦だったのではないか、と思われても仕方ない状況だ。

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