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テレビ

地デジ放送の音声周波数特性の局ごとの違い 43

ストーリー by hylom
局ごとに違うのか 部門より

日本テレビなどで12月6日に放送されたTV番組「世界一受けたい授業」で、「耳年齢チェック」と称して「若者にしか聞こえない高周波音(いわゆるモスキート音)」が放送されたそうだが、放送局によってはこの周波数帯の音声がカットされて放送されていなかったという。これをきっかけに、放送局ごとの音声周波数特性についてがTogetterまとめで取り上げられている。

たとえば日本テレビでは15kHz以上の音声はばっさりカットされているが、フジテレビやNHKは20KHzまでが放送波に乗っているという。また、14KHzでカットしている放送局もあるという。また、放送局によって音声のビットレートも変わるようだ。これらは各放送局が使用しているエンコーダのメーカー/機種によって異なる模様。

  • by ilonasive (6257) on 2014年12月08日 20時44分 (#2724451)
    アナログ放送テレビの時代には、電波法で音声の伝送帯域は15kHzまでと定められていました。
    これは、音声を伝送するFM変調波が映像の部分まで干渉しないようにするためでした。
    今のデジタル放送で15kHzでカットしている局があるのは、デジタル放送開始時に、アナログ/デジタルの音声素材が混在しており、これによる違和感を感じさせないために、従来のアナログ時の運用に倣ったものと思われます。

    同様に、コンプレッション(振幅方向の圧縮)についてもデジタル放送では本来は必要ないのですが、やはりアナログ時の方針を踏襲し、今でも行っている局があるようです。
  • by Anonymous Coward on 2014年12月08日 16時24分 (#2724246)

    曲の使用する発電所が関係してるんじゃないでしょうか?

  • by aruefu (34582) on 2014年12月08日 17時25分 (#2724289) 日記
    今回のようなモスキート音とか音の聞き分けとかTV番組でよくありますが、
    編集時や送信時以外にもそれぞれの家庭や個人のTVそのもので
    再現できるのかエフェクトで変性させてしまっていないかという点もいつも気になります。
    • by Anonymous Coward on 2014年12月08日 18時04分 (#2724313)

      学生実験で市販のオーディオアンプの周波数特性を測定するってテーマがあって、20kHzだか22kHzだか数値は忘れましたが、そこを超えると高域がだんだん小さくなるのではなくピタっとカットしてあって驚いた記憶があります。
      ということは、CDでは原理上22kHzまでの音しか再生できないので、それ以上の周波数成分を含むレコードのほうが音が良い(あるいはリラックスできる)なんて話題が当時からありましたが、少なくともこのアンプを通ったらそんな成分はなくなってるよ、って考察を書いたような。

      結局このモスキート音も、聞こえる/聞こえない以前に、ちゃんと再生できてるかを確認しなきゃいけませんね。

    • by Anonymous Coward

      この辺は携帯プレイヤーにも言えますね
      長くiPad ShuffleやNanoを使っていましたが
      スマホをSonyに変えたので
      専用のWalkmanアプリで聴いてみたところ
      昨今の補完再生の再現性にビックらこきました

      さすがに48khz 16Bitには敵いませんが
      MP3 160kbpsならCDクラスはいらんってくらいには
      素晴らしい出来でした
      まぁSonyの味付け嫌いな人にはすすめられないけれど

      てな感じでプレーヤーやイヤホン/スピーカー次第で
      聴こえ方なんて別物になるんで
      ぶっちゃけ放送では15kHz以上なんてどうでもいいかなと

      そこにこだわるなら高額光学メディアに
      お布施して楽しめばいいんじゃないかな

  • それで16kHzは11歳の息子ですら聞こえなかったのか…。
    10kHzはきちんと聞こえた様です。

    私は…。orz

    --
    Yasuda
    • by Anonymous Coward

      うちの9歳の息子も聞こえなくてがっかりというかかなりのショックを受けていました.(自分の耳が悪いのではないかと)
      その時は家のテレビの特性で聞こえないのだよといってなぐさめたのですが,そもそも放送されていないのであれば聞こえなくて当たり前ですね.小学生も多く見ている番組なので他にも本当の理由を知らずに聞こえなくてがっかりしている子がいると思います.

      • by Anonymous Coward

        実際、最近のテレビじゃ怪しいからね。
        薄くするためにむりやり詰め込んで、音は鳴れば良い程度になってるから。

      • by Anonymous Coward

        しかし科学的には非常にいい教訓になったのではないでしょうか?

        測定器が表示するからといってそれが正しい測定値とは限らない!

        • by Anonymous Coward

          教訓にするなら、TVで言ってることを真に受けちゃいけない、
          じゃないかな?

          • by Anonymous Coward

            他人が言っていることを真に受けちゃいけない、
            でしょ。

  • 15kHz以上は聞こえない人が多いですから、事前にフィルターで落として、耳に聞こえる範囲の音を
    少しでもよくしようとしているのだと思います。
    ビットレートが足りないと、圧縮の都合で高い周波数が出たり出なかったりして、
    とっても気持ち悪い音になります。
    ひずみはわかりにくいですが、音の定位がふらつくと、気分が悪くなることもあります。

    まあ、それをわかっていて、今回の番組を作ったのかどうかはわかりませんけどねぇ....

  • by Anonymous Coward on 2014年12月08日 16時35分 (#2724257)

    自社の放送仕様すら把握できていないとは、番組制作会社(下請け)への丸投げの結果ですな。

  • by Anonymous Coward on 2014年12月08日 16時38分 (#2724259)

    30年ぐらい前、FMでどこどこの放送局は本局(東京?)からPCM伝送でどこどこの放送局は
    アナログ伝送だからエアチェックするならどっちがいいとかこだわっていた友達がいた。

    俺? 俺はBONテープに録音して聴いてたので正直どうでもいい話だったw

    • 1970年代前半かそれよりも前(筒井康隆のショート・ショートが掲載された頃よりはずっと後)の科学朝日にそういう記事が載っていたような。。。 NHK-FMがNHKホールから生放送でクラシックのオーケストラコンサートを「PCMで」と盛んに強調していた時期とかぶるような。
      内幸町時代ではないということだろうか。田村町はさらに違う。
      東京都の隣県あたりならアンテナをしっかり装備して東京のNHK-FMに合わせればNTT経由しないでダイレクトに聴取できる云々?

    • by Anonymous Coward

      これはBONテープに反応するとことですか?

      使うたびに録音時間可能時間が少しずつ長くなるBONテープ。

      • by Anonymous Coward

        BONテープなら聞けば聞くほど耳が若返るんですね!

  • by Anonymous Coward on 2014年12月08日 16時54分 (#2724265)

    各局が音量を下げるようになって、フジテレビのリミッターが効いたような音が解消されて良かったと思ってます。

  • by Anonymous Coward on 2014年12月08日 17時39分 (#2724302)

    数年前から聞こえてないのであまり関心ない。

  • by Anonymous Coward on 2014年12月08日 18時00分 (#2724311)

    ブラウン管テレビが放逐されて以来「キーン」音を聞く機会が減っていますが、
    テレビスタジオに設置されてるモニターがブラウン管式だと、ときどきその耳障りな音が収録されてスピーカーから耳障りな音が出てる時があります。

    # 聞こえる人は限られる(しかも若い人)ので、そういうことがあるからカットしてるのかな?

    • by Anonymous Coward

      LPレコード時代のアナログ録音をCD化したものにも、モニターの同期信号が混入してるのがあるんだよ 名演奏・名録音として有名なものにもある

    • by Anonymous Coward

      テレビはアナログ放送終了後一年ほどまでCRTだった。「キーン」は気になっていたが、所詮そんなものだと我慢していた。
      CRTテレビが壊れてLED光源の液晶テレビに変わった。
      そうなったらPCの液晶モニターに使われている、多分CCFLのインバータの「キーン」音が気になり始めた。
      どうしたものかと。

  • by Anonymous Coward on 2014年12月08日 19時01分 (#2724374)

    > 放送局によってはこの周波数帯の音声がカットされて放送されていなかったという

    これは、

    「放送局によってはこの周波数帯の音声がカットされて放送されていたという」

    と書くべきですよね。

    • by Anonymous Coward on 2014年12月08日 19時11分 (#2724386)

      カットしてやった。公開はしていない。

    • 最初の
      「放送局によってはこの周波数帯の音声がカットされて放送されていなかったという」
      この文章の場合、主語と述語だけ取り出せば「音声が放送されていなかった」になります。

      一方
      「放送局によってはこの周波数帯の音声がカットされて放送されていたという」
      この場合、「(番組が)放送されていた」と、文脈から省略された主語を読み取る必要があります。

      どちらも間違ってはいませんが、英語のように原則として主語を省略しない言語圏の人には、
      最初の例のほうが誤読がすくないかもしれません。
      逆に言えば、後者のほうが日本語らしい表現だと感じる人もいるでしょうね。

  • by Anonymous Coward on 2014年12月08日 20時34分 (#2724443)

    逆に画質は多少落としても、20KHzオーバーハイレゾ音源が売りの局というのはどうだろう。
    結局流すのはAKBグループとジャニーズだけになってしまうかもしれないが…

    • by Anonymous Coward

      セント・ギガの音声の標本化周波数32kHzで,音声帯域は15kHzまでになってたと思うけど,
      当時のアナログBSにはBモードステレオってのがあって,標本化周波数48kHzだったから,
      音声帯域は20kHzをクリアしてたと思います。

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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