東欧初の欧州クラブ王者、ステアウアがクラブ名やエンブレムを喪失
国内リーグを25回制し、1985-1986シーズンにはヨーロッパ王者となったステアウア・ブカレストだが、ルーマニア政府から受けた肖像権訴訟に敗訴し、 最高裁判所からクラブの名前やバッジ、カラーの使用を差し止められた。
同クラブは1998年までルーマニアの軍隊が所有していたが、現オーナーのジェオルジ・ベカリ氏が公共住宅地の不正購入で懲役3年の実刑を受けたことで、ルーマニア軍から肖像権をめぐって起訴されていた。
ステアウア・ブカレストは7日、肖像権敗訴後に初めて行った試合でクラブの名前をチームシートとスタジアムの電光掲示板から取り除き、ホームゲームであるにも関わらずアウェーシャツを着用。バッジも黄色く塗りつぶした。
なお、この裁判は現在も継続中。バカリ氏側の完全敗訴となれば、過去の栄冠も剥奪される可能性があると報じられている。
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