ソニー・ピクチャーズへのハッキング元はバンコクの5つ星ホテル
素敵なホテルから優雅にハッキング?
100TB分もの情報が流出した米ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントへのハッキング。北朝鮮の関連性が疑われるハッキングの元を辿ってみると、タイの首都バンコクの5つ星ホテル「The St. Regis Bangkok」(セント レジス バンコク)に行き着くようです。
現在のところ、今回の事件は北朝鮮に関連した団体DarkSeoul(ダーク・ソウル:ソウルのスペルは「魂」ではなく「韓国の首都ソウル」となっている)によってなされたのではないかとされています。
ネタ元のブルームバーグによると、ソニー・ピクチャーズにハッキングしたハッカーたちは、このホテルの高速Wi-Fiを利用し、4万7,000件もの社会保障番号や機密情報を流出させたそうです。ただ、このハッキングがホテルの客室から行われたものか、公共エリアから行われたかはまだ不明とのことです。
ハッカーたちの「デジタル・フットプリント(デジタル版の足跡)」をサイバーセキュリティの専門家が追跡した結果、現場が特定されました。しかし一方で、このホテルのネットワーク以外の場所から遠隔操作でハッキングが行なわれた可能性もあるんだそう。なお、運営元のスターウッド・ホテル&リゾートは、この件に関してまだ公式声明をだしていません。
北朝鮮はテレビ放送を通じて事件の関与は否定しているものの、サイバー攻撃を「高潔な行為」であると述べています。
この攻撃の原因ともされるソニー・ピクチャーズの金正恩暗殺ものコメディー映画「The Interview(ザ・インタビュー)」主演のジェームズ・フランコとセス・ローゲンはトーク番組サタデー・ナイト・ライヴに出演し「オレたちの恥ずかしい写真まで流出しちゃったぜ」とおちゃらけている様子。
ハッキングを受けた米ソニー・ピクチャーズはソニーの子会社。ソニーといえば、2011年にはプレイステーション・ネットワークがハックされ、1億人を超える個人情報が流出したとも言われる「PSN問題」もありました。人数的に比較すると今回の被害規模は小さく見えるかもしれません。ただ、同社の社員や家族へ脅迫文が送られるなど思わぬ方向に進んでいます。
何があったのか早く解明されるといいですね。
source: Bloomberg
Darren Orf - Gizmodo US [原文]
(abcxyz)
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