ニセ科学を知ることで科学を楽しむ。

前の記事でEMについて扱いました。普段の生活だけだとネタに困る僕なので、EM以外のニセ科学について語ろうかと思います。


あなたにとって科学ってどんな存在ですか?(EMについて調べた結果) - 割れ物注意な貧乏学生


科学について引くほど書いて欲しいとも言われたのですが、それを書くにはある程度の言葉の整理をしないと引く以前に理解できない可能性があったのでニセ科学のほうについて少々詳しく書こうと思います。ただ、僕自身もこの記事を書く上である程度の勉強はしたのですが、それでも足りない部分があるかもしれません。実際に正しいか正しくないかはあなた自信で判断してください。



ニセ科学とは何か

科学的に正しいと認知されてるが、実は科学的に正しいと証明されてないこと。ニセ科学への考えも色々あるんですが、僕はこのように捉えています。簡単な例を用いて説明するならば、Aという成分が肩こりに効くとテレビや新聞、雑誌で取り上げていたとします。しかし、その成分には実際に肩こりに効くというような効果があるということが科学的に証明されてない。このような場合にニセ科学という言葉を使います。科学に見せかけて科学じゃないからニセ科学というのでしょう。病は気からという言葉があるように、効果がたとえ無くても気持ちの問題で効果があるように感じることもあります(プラシーボ効果とも呼ばれます)。この記事では僕たちに身近なものであるニセ科学を取り上げていこうと思います。



マイナスイオン

僕みたいに科学を学んでる人間からするとマイナスイオンと聞けば陰イオンを思い浮かべます。陰イオンっていうのは負の電気を持った原子のことを言います。科学者たちがひっかかるのはまずマイナスイオンから陰イオンを浮かべるからです。では実際にはマイナスイオンには効果があるのでしょうか。

ちょっと前くらいにはドライヤーや空気清浄機などに、マイナスイオンを発生させる効果があるものが家電量販店などに並んでましたよね。マイナスイオンが流行っていた頃には滝や森などにマイナスイオンが多く存在するというようなことを聞いたことがあると思います。実際に滝や森は涼しく感じるのであたかもマイナスイオンには効果があるように感じますよね。マイナスイオンという言葉自体はとても小さな水を指しているんですが、それによって得られる効果は保湿などだと思います。そりゃミストが当たれば涼しく感じますよね。小さい水を当てるならば髪もそれなりにつやはでるんじゃないですかね。マイナスイオンが問題なのは体にいいとか、消臭、抗菌などの効果があると言われていたところです。少なくともマイナスイオンに疲労回復やストレスの抑制などの効果があると科学的な証明はされてません。



血液型診断

血液型診断とかよくありますよね。僕もお遊び程度に血液型診断とかやりますけど、疑問を持ちません?だって血液型4パターンしかないのにそれだけで人間を4つに分類できますか。血液型の違いは赤血球が少し異なるだけです。それが几帳面だとかガサツだとかなどの性格面に大きく影響を及ぼすとは思いませんね。まず血液型診断自体が日本独自のものらしいですよ。



ピップ◯◯◯◯◯

これがニセ科学と扱われているところはあまり見かけないんですが、僕としてはニセ科学だと感じてます。磁気の力でコリの部分に効果を与えるというものなんですが...。磁気の力で血行がよくなり、コリがほぐれるという効果があるという風に言われてます。血液は鉄などを多く含んでいるので、磁気の影響を受けるように感じるかもしれません。血液に含まれているのは鉄イオンであるので、磁気の影響を受けないという説を出してる人もいます。赤血球は酸素を運ぶ役目があることを考えると、酸素と結合している間は酸化鉄(錆)となるので金属とは言えません。よって、磁気には反応しないと思います。などなど、考えるだけで色々おかしいところが出てきます。



その他に

最後にニセ科学と呼ばれているものをいくつか挙げておこうと思います。真偽は自分の目で調べて判断してください。
ゲルマニウム温浴
・コラーゲン
ホメオパシー


なんとなく美容関係などが多いですね。美容関係だと食いつきもいいですからね。他にも調べればたくさん出てくるので興味がある人は調べてみてはいかがですか。


最後に

ニセ科学についての意見はたくさんあります。僕が今回書いているのは僕自身で色々と勉強した上で、科学を学ぶ1人の人間としての考えを書いてます。僕自身の考えの根本が間違っているかもしれませんし、説明のために少し微妙な表現をした部分もあります。本当に大事なことは人それぞれが物事をしっかりと判断することです。ニセ科学というものが物事をしっかり判断するいいきっかけになるのではないでしょうか。


ではこの辺で終わろうと思います。