ニュース詳細
真珠湾攻撃の送信所で平和願う12月8日 20時58分
K10038193511_1412090105_1412090109.mp4
12月8日は、73年前、太平洋戦争の発端になった真珠湾攻撃が行われた日です。
その攻撃命令を送ったとされる北海道稚内市の旧日本軍の建物で、地元の人たちがあんどんをともして平和を願いました。
北海道稚内市の恵北地区にある旧日本海軍の「幕別送信所」は、太平洋戦争の発端になった真珠湾攻撃を命じる暗号電文、「ニイタカヤマノボレ」を部隊に送ったとされています。
送信所跡の建物には、開戦の日にあわせて戦争の犠牲者を追悼しようと、地元の歴史を伝える活動に取り組んでいる市民グループが訪れました。
そして、建物の周りに置いたおよそ80個のあんどんに一つ一つ火をともし、平和を願いました。
市民グループ、「稚内市歴史・まち研究会」の富田伸司会長は「ここが太平洋戦争の始まりの場所なので、悲惨な戦争を忘れてはいけないという思いでやっています」と話していました。
このグループでは、建物の老朽化が進んでいることから、今後、市の協力を得て修復などに取り組みたいとしています。