私の知る限り、本書は、これまで、西洋、欧米の思想家によって書かれた最も深く、マネー=宗教の形成の深部に迫った著作である。(中略)R・D・ウィリングの『Money:The 12th and Final Religion(マネー 12番目の究極の宗教)』(2008年)は、小著のように見える。しかしこれは驚嘆すべき大著である。この本の著者R・D・ウィリングの物語は、ニクソン大統領時代のアメリカから始まる。つまり、40年近い昔である。R・D・ウィリングは、商業(コマース)、政治、宗教を、長い間、研究してきた。彼は、たまたま、不運にもと言うべきか、幸運にもと言うべきか、米国史の二大事件の目撃者となった(「コマース」は「商業」と日本では翻訳されるが、ここには、大きなズレが存在する。「コマース」は「商業」よりずっと大きく深く不吉な意味を持つ英語である)。
ここで我々は、ユースタス・マリンズ著『民間が所有する中央銀行(英文原題、FRBの秘密)』(面影橋出版)を、そして更に、ザルレンガ著『失われた貨幣の科学』(未邦訳)を、とりわけ本書R・D・ウィリングの『Money:The 12th and Final Religion(マネー 12番目の究極の宗教)』を、熟読しなければならない。
交換手段としての貨幣の代表的なものは、アレクサンダー大王の国家の発行した金貨である。「カルト273」がアレクサンダー大王を邪魔者と判定して暗殺したことは、ウィリングの『Money:The 12th and Final Religion(マネー 12番目の究極の宗教)』(2008年)が特筆している。西ローマが滅亡した後(のち)、ローマ帝国の金貨発行権は東ローマ帝国(ビサンチン帝国)のものとなった。しかし、この東ローマ(ビサンチン)皇帝の通貨発行権は、イスラム帝国に脅(おびや)かされ、更にカトリックの十字軍戦争によって、致命傷を与えられたと言う。ビサンチン帝国の通貨覇権が崩壊した後(のち)、数百年の通貨ヘゲモニー戦争が展開されたと、アレクサンダー・デル・マールの記述に基づいてザルレンガは述べる。遂にオランダ、即(すなわ)ち私営、株式会社としてのアムステルダム銀行が設立され、ここに資本主義(キャピタリズム)が誕生すると。
The lust of god Moloch through his temple, as it appears in current structures of central banking and stock markets, dominates all other religious traditions through the “psychic” fire called ROI and interest rates. These are called usury and prohibited in scripture.
The obligation of human enterprise to accomplish stewardship of the planet and prosper in harmony with nature involves two rules; 1, do not soil the water; 2, do not attempt to regulate life by usury.
The text mentions how the powers of the religion of money resist and destroy opposition such as in:
- The assasination of Lincoln and JFK
- The world trade center destruction
- The driving force of war
- The bizarre infatuation with Pres Billy Cs “knickers”
- The Corporate undermining of the US Constitution
All these, plus insight on the real meaning of the Holy Grail, are integrated into a story of how money rules over life rather than serves humanity toward a prosperity in harmony with nature.