日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)の八百長疑惑騒動が、思わぬ事態に発展しそうな雲行きだという。日本が外交上、良好な関係を築くアギーレ監督の母国メキシコとの関係悪化につながるかもしれないのだ。
アギーレ監督はスペイン1部のサラゴサ監督時代の2011年5月、レバンテ戦での八百長に関与した疑惑が浮上している。現在スペイン検察庁がアギーレ監督に関して何らかの調査をしているもよう。その上で本格的な捜査が行われ、嫌疑があると判断されたら起訴されて裁判となる。
仮に裁判になって有罪が確定すれば監督解任は当然だが、そうなるまでに3~4年かかる場合もあり、起訴された段階で日本サッカー協会はアギーレ監督の解任に踏み切る可能性もある。裁判を抱えながら日本代表監督を続けるのは、困難と言わざるを得ないためそれも仕方ないだろう。
しかし、アギーレ監督は“最強弁護士軍団”を結成して徹底抗戦の準備を始めている(本紙既報)とされ、無罪を勝ち取ってもおかしくはない。となれば協会は無実の人を解任したことになるが…。「もし(裁判の)結果が出ないうちに解任されて無罪だったら、メキシコ人からしたら複雑な心境になる。日本に対する考え方も変わってしまうでしょう」とはメキシコ大使館関係者。
今年7月には安倍晋三首相(60)がメキシコを訪問し、ペニャニエト大統領(48)と会談。当時日本代表監督就任が決まったばかりのアギーレ監督にも話題が及ぶなど、両国の懸け橋的な存在だった。それだけに進退問題の扱い方によっては、両国関係に大きな影響を与えるという。
たとえ政治的な問題に発展しなくても対日感情が悪化するのは避けられない。八百長疑惑が今後どう展開するか予断を許さないが、日本サッカー協会の事情だけで指揮官の進退を決められなくなることもありそうだ。
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