eBookJapanのユーザー数100万人突破――1人当たりの平均購入冊数も明らかに

累計販売ランキングでは、男性マンガの1位が『静かなるドン』（新田たつお）、女性マンガの1位が『ちはやふる』（末次由紀）となった。

　イーブックイニシアティブジャパンは12月5日、同社の電子書店「eBookJapan」の登録会員数が100万人を突破したと発表した。

　eBookJapanは2000年12月、Windows PC向けにサービスを開始し、2009年6月にiPhone向け販売サイトを開設、その後iPad、Android向けへと拡充した。2009年6月時点での会員数は約30万人、それまでの8年半における会員数は年平均3.5万人増という数字だったが、モバイル向けサービスが充実した2009年6月以降は年平均で12.7万人増と約4倍の伸びを記録した。

登録会員数の推移

　累計販売冊数は、2009年6月時点では約700万冊、1人当たりの平均購入冊数は23冊だったが、2014年11月時点では累計販売冊数は6倍以上となる約4400万冊、1人当たりの平均購入冊数は2倍以上となる約44冊となった。

累計販売冊数の推移

　2000年12月からの累計販売ランキング、男性マンガでは、1位に2013年に最終巻となる108巻が刊行された『静かなるドン』（新田たつお）が、2位には2009年に連載を開始し爆発的な人気となっている『進撃の巨人』（諫山創）、3位には、デューク東郷を主人公に174巻まで刊行中の『ゴルゴ13』（さいとう・たかを）がランクインした。女性マンガでは、1位に競技カルタを題材にした少女漫画『ちはやふる』（末次由紀）が、2位には上野樹里と玉木宏の主演でドラマ化や映画化もされ人気を集めた『のだめカンタービレ』（二ノ宮知子）、3位には第46回小学館漫画賞少女部門受賞した『天は赤い河のほとり』（篠原千絵）がランクインしている。