クルド、イラクからの独立見送り 対イスラム国で外相共同通信との会見に応じるクルド自治政府のムスタファ外相=7日、イラク北部アルビル(共同) 【アルビル共同】イラク北部クルド自治政府のムスタファ外相は7日、クルド独立の是非を問う住民投票について「現時点では議題に上っていない」と述べ、実施を当面見送る方針を明らかにした。過激派「イスラム国」がイラク第2の都市北部モスルを制圧して半年になるのを前に、クルド人自治区の中心都市アルビルで共同通信との会見で語った。 住民投票をめぐっては、7月に自治政府のバルザニ議長が「数カ月以内に実施する」と表明し、独立を認めない立場のイラク中央政府との緊張が高まっていた。 外相は「今はイスラム国との戦いが最優先事項だ」と言明。 【共同通信】
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