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指の静脈で本人確認 最新認証装置を開発12月8日 17時53分
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駅の自動改札機と同じように、歩いていても手をかざすだけで指の静脈から本人の確認ができる最新の認証装置が開発されました。
この装置を開発したのは日立製作所で、駅の自動改札機と同じように歩いていても、手をかざすだけで指の静脈を瞬時に読み取り、本人の確認ができるということです。
静脈は体の内部にあることから、偽造が難しいとされていますが、これまでは人が移動すると認識しづらいと言われていました。
このため、今回、移動しても正確に距離が測ることができるセンサーを導入し、技術を向上させたということで、日立製作所によりますと、こうした認証装置は世界で初めてだということです。
1分間で70人分の指を認証することが可能で、コンサート会場やスポーツ競技場など多くの人が集まる大型施設で本人確認として活用が期待されています。
日立製作所中央研究所の池田尚司知能システム研究部長は、「大型施設の防犯や安全対策として生体認証技術はますます重要になってくる。実験を重ね、2年後をめどに実用化を目指したい」と話していました。