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焦点:ECBは来年3月にもQE決行へ、残るはドイツの説得

2014年 12月 8日 16:12 JST
 
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[フランクフルト 7日 ロイター] - ユーロ圏経済が停滞し、物価もほどんど上昇しないような状況のなか、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は来年3月にも国債の買い入れ、つまり量的緩和(QE)という大胆な賭けに打って出ようとしている。

ドラギ総裁はここ何カ月もかけてQEへの支持固めに取り組んできたが、ドイツ連銀と国民の反発は強く、総裁も苦戦を強いられている。

ドイツでは、QEは1920年代のようなハイパーインフレにつながり、資産バブルを招くとの見方から、QEへのアレルギーが強い。国民の多くは、QEはそもそも違法な財政ファイナンスだと考えている。

ドラギ総裁は先週、理事会後の会見で、インフレ率がECB目標の2%を大幅に下回る状態に放置することは、責務違反であり「違法」と強調。QEに対する慎重姿勢を崩さないドイツと、真っ向から対決した。

総裁は、QEの効果はすでに米国や英国で立証されていると主張。QEは物価安定の維持というECBの責務の範囲内としたうえで、QEの実施には全会一致での決定は必要ないと述べ、ドイツをけん制した。

<ドイツ説得の時間なし>

ドラギ総裁はこれまでも、ドイツのほか、オランダやルクセンブルクなどに配慮し、政策を小出しに実施することを余儀なくされてきた。

しかし、合意形成に時間をかけ過ぎると、たとえQE実施が決まったとしても、事態は既に手遅れになっている可能性もある。欧州改革センター(CER)のチーフエコノミスト、クリスチャン・オデンダル氏は「ドイツの承認を得ようとすること自体が誤り」と断言。「ドイツ国民が同意するまで待っていたら、遅過ぎてしまう」との見方を示した。   続く...

 
 

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 12月7日、ユーロ圏経済が停滞し、物価もほどんど上昇しないなか、ドラギECB総裁は来年3月にも量的緩和に打って出ようとしている。4日撮影(2014年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

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*統計に基づく世論調査ではありません。

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