■掃除機:海外勢、手軽さが売り
年末商戦は掃除機が動く時期だけに、各量販店も力が入る。その中でも、スティック型やロボット型など、海外勢を中心に特徴のある商品が人気だ。共働きや高齢化を反映し、手軽に掃除できる点が受けているようだ。
来店客の予算は各社とも2万~3万円としているが、「ニーズさえ合致すれば7万円台まで引き上がる」との声もある。
スティック型では英ダイソンが10月に発売した「DC74MH」が支持を集めた。店頭想定価格で7万4800円(税別)の高額商品だが、2社が1番の売れ筋に挙げた。ロボット掃除機では、米アイロボットの最高機種「ルンバ880」も根強い人気を誇る。
海外勢の存在感が高まる中、東芝が同9月から発売した「トルネオロボ」を最も売れる商品と予測する声もあった。充電台にごみを移してためておくダストボックスをつけ、ごみ捨ての手間を1カ月に1回程度にした。
パナソニックの紙パック式掃除機「MC―PK15A」は本体重量2.7キログラムで持ち運びやすい。
■スマホ:iPhone6支持集中、エクスペリアが追う
米アップルの「iPhone6」を推す声が圧倒的だ。驚くほどの新機能はないと評されるが、画面サイズが4.7型と一回り大きくなり、動画鑑賞やゲームがしやすくなった。
「6」の人気にはおよばないものの、5.5型画面を備えた「iPhone6プラス」がそれに続いた。スマホとタブレット(多機能携帯端末)の中間サイズで、ワイシャツの胸ポケットには入らないが、かばんに入れることが多い女性からは一定の支持を集めている。見やすさからシニアの注目度も高いという。
国産メーカーではソニーモバイルコミュニケーションズの「エクスペリアZ3」が売れ筋だ。2070万画素の高解像度カメラやハイレゾ音源再生など機能面が充実している。ソフトバンクモバイルが取り扱いを始め、携帯大手3社全てで利用できるようになった。
仮想移動体通信事業者(MVNO)の低価格なサービスを利用できるSIMフリー端末では、台湾の華碩電脳(エイスース)の「ZenFone5」が注目された。高速通信サービス「LTE」に対応しながら2万8944円(税込み、直販価格)からと低価格だ。
ソニー、ブラビア、シャープ、東芝、パナソニック
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