2014年12月8日13時43分
麻生太郎財務相が少子高齢化で社会保障費が増えていることについて「子どもを産まない方が問題だ」などと発言したことに対し、民主党の海江田万里代表は8日午前、訪問先の兵庫県西宮市で記者団に「政治の責任を放棄して、子どもを産めない人が悪いかのような発言は許せるものではない。安倍政権の性格をよく表した発言だ」と批判した。
麻生氏は7日の札幌市内での衆院選応援演説で「高齢者が悪いようなイメージをつくっている人がいっぱいいるが、子どもを産まない方が問題だ」と話した。海江田氏は「経済的な理由で子どもが産めないという人を1人でもなくすために、政治は努力しなければいけない」と指摘した。
一方、世耕弘成官房副長官は8日午前の記者会見で「少子化への危機感を表明した発言だと思う。真意は本人が説明されるのではないかと思う」と述べた。
麻生氏は6日には、景気回復の実績を強調する演説で、「大量の利益を出していないのは、よほど運が悪いか、経営者に能力がないかだ」とも発言している。世耕氏は「企業経営者の立場をわかっている麻生氏なりの発言だ」と説明した。
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