2014/12/08 14:06
JR大阪環状線に新型車両「323系」デビューへ 「3ドア車」で乗車位置を統一
JR西日本は2014年12月8日、大阪の中心部を走るJR大阪環状線に新型車両「323系」を導入すると、記者会見で発表した。
同線で長年親しまれてきたオレンジを基調とした外観で、「大阪環状線プロジェクト」ロゴマークを先頭・側面にデザインしている。
3ドア車で室内照明はLED、車内には案内ディスプレイを各車両に8か所16画面設置。
ディスプレイでは4か国語による案内表示などを配信。また323系車内では訪日外国人向けの無線LANサービスも提供する。
また、1編成には車内に空気清浄器を試験設置し、効果をテストするという。
特に混雑する8号車については、座席数を減らし、乗降ドア周辺のスペースを拡大する。
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「大阪環状線改造プロジェクト」の”目玉”
JR西日本では、2013年度より「大阪環状線改造プロジェクト」をスタート。同線高架下の商業施設開発や発車メロディの導入、駅ホームやトイレのリニューアルなど進めている。
その中で、「新型車両」を2017年度末までに投入するとしており、今回初めてその車両の概要が発表となった。
開発コンセプト
323系では「安全・安心の向上」「危機の信頼性向上」「情報提供の充実」「人に優しい快適な車内空間」の4つをコンセプトとしている。それぞれの詳細は追って紹介する。
導入計画
平成28年度から平成30年度にかけて、計168両を投入予定で、103系・201系の電車をすべて置き換える予定となっている。
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取材協力・画像提供:JR西日本