多田敏男、福田直之
2014年12月8日13時31分
週明け8日の東京株式市場では、円安や欧米市場の値上がりを受けて、日経平均株価が一時、先週末の終値より100円超値上がりし1万8000円を超えた。10月の国際収支で4カ月連続で経常黒字になったことも株価を押し上げた。
一方で、国内総生産(GDP)の実質成長率の2次速報が下方修正となり、景気の先行きへの警戒感も広がった。利益を確定させる売りもあって、日経平均は値下がりに転じる場面もあった。午後1時では、先週末より21円18銭高い1万7941円63銭。
先週末の欧米株式市場は、11月の米雇用統計が市場予想を大きく上回って改善したため値上がりし、ニューヨーク株式市場ではダウ工業株平均が過去最高値を更新した。米国の景気回復や、円安で企業の業績が上ぶれするとの見方から、東京市場では日経平均が1万8000円を超えて取引が始まった。
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