ニュース
» 2014年12月08日 09時03分 UPDATE

復活の鍵は“ゲーム人形”? 年末商戦自信の任天堂 (1/2)

今年の年末商戦に自信をみせる任天堂。3DS向けにはポケモンや妖怪ウォッチなどが出るほか、Wii Uではゲームと連動する人形「amiibo」が救世主になるかもしれない。

[産経新聞]
産経新聞

 クリスマスに向け年末商戦の時期を迎えた。消費動向が企業業績に与える影響は大きいが、特に年末商戦期間で年間売上高の約6割を稼ぐ任天堂にとって勝負の時期といえる。

画像 大人気の「妖怪ウォッチ」ジバニャン。紅白歌合戦にも出演

 任天堂は平成25年の年末商戦が予想を大幅に上回る不振で、平成26年3月期の営業損益予想を1千億円の黒字から350億円の赤字へと下方修正を余儀なくされた。

 そんな任天堂だが、今シーズンは自信がのぞく。岩田聡社長は10月30日のアナリスト向け経営方針説明会で「200万本以上のセールスを期待できるソフトが集中している」と胸を張った。

 確かに、今秋以降に「ポケットモンスター」のほか「妖怪ウォッチ」「モンスターハンター」など人気シリーズの新作ソフトを相次いで発売。いずれも大ヒットが見込まれている。

 ただ、これらは日本で人気の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」向け。任天堂は海外売上高比率が7割を超え、業績回復には据え置き型ゲーム機「WiiU(ウィー・ユー)」でのヒットが欠かせない。

       1|2 次のページへ

copyright (c) 2014 Sankei Digital All rights reserved.

ピックアップコンテンツ

- PR -
激変する企業ITシステムに対応するための知見を集約。 ITの新しい潮流に乗り遅れないために。